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韓国のグローバルホークはまもなく作戦運用可能になりそうだ

国空軍は高性能無人機グローバルホークの作戦運用を開始する準備に入っている。調達完了となる4号機の引き渡しも近づいている。
米国との2011年合意に基づき、韓国はRQ-4ブロック30仕様のグローバルホーク遠隔操縦機(RPA)4機を購入し、昨年12月の一号機以来これまで3機を受領している。▶「今年下半期にグローバルホークを作戦投入する。4号機がまもなく到着するが残りの機材をまず運用する」(韓国軍事筋)▶運用開始に備え運用部隊は飛行訓練を開始しているが、「中核戦略装備」にもかかわらず公式式典の予定はない。
別の筋によれば空軍は「10月末あるいは11月初頭の運用開始が目標だが、北朝鮮が10月に大きな動きを計画しており、配備を前倒しの可能性がある」という。▶北朝鮮は労働党創立75周年を祝う大規模軍事パレードを開催するようで、記念日は10月10日だ。
現地報道で韓国空軍が北朝鮮監視強化のため同機を本日飛行させたとあるが空軍は否定している。▶「グローバルホークが本日の飛行任務に投入された事実はない。本日のフライトも訓練の一環にすぎない」と空軍は述べており、「同機運用は通常通り行う」とした。
韓国が脱北者が反政府メッセージのビラを風船で飛ばすのを阻止しなかったため報復として北朝鮮は韓国を非難するビラを準備している。先週はケソンの南北連絡事務所を爆破している。
ノースロップ・グラマン製のグローバルホークは世界最高水準の情報収集機材で、およそ20キロの上空から40時間ほど偵察活動を継続できる。▶「マルチプラットフォームレーダー技術」による対地監視レーダーを搭載したグローバルホークは3千キロに及ぶ地点で30センチ大の物体を識別できる。
北朝鮮は高性能機材を導入した韓国に怒り狂っており対抗手段を取ると公言している。■
この記事は以下を再構成したものです。

(LEAD) S. Korea to deploy Global Hawk unmanned aircraft as early as next month: sources

All Headlines 15:58 June 22, 2020
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By Oh Seok-min

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