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北朝鮮のICBM発射に備え米軍ISR活動の強化が続いている



 General Says His Planes Are Keeping An Eye Out For North Korea's "Christmas Gift" 北朝鮮の「クリスマスプレゼント」に警戒の目を向ける米軍の厳戒態勢について
The general said that he expects a North Korean test of a "long-range ballistic missile," such as an ICBM, in the coming weeks. 米軍将官は北朝鮮が「長距離弾道ミサイル」実験を数週間以内に実施すると見ている。

BY JOSEPH TREVITHICKDECEMBER 17, 2019
THE WAR ZONE
An RC-135V/W Rivet Joint intelligence gathering aircraft..USAF
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国は、新たに改造されたRC-135Vリベットジョイント監視航空機も動員し、北朝鮮周辺の空中情報収集を強化している。長距離弾道ミサイル試験を「クリスマスギフト」として米国政府に送りつけるという平壌政権の脅威が高まっている。米軍はまた、2017年に両国間の緊張が著しく高まった際にに準備した計画の見直しを含め、打ち上げ時の対応オプションを準備している。2年前の戦略では、空中、海上、および地上で力の誇示をするとしていた。

オンライン追跡ソフトウェアで、12月初めから、北朝鮮付近の航空情報、監視、および偵察(ISR)の増加が判明している。2019年12月3日、北朝鮮外務次官Ri Thae Songが「クリスマスギフト」発言を行った 5日後に衛星発射場で動きがあった。

北朝鮮は、2017年以降、長距離ミサイルと核実験の自主的なモラトリアム中だが、2019年2月に米国のドナルド・トランプ大統領と北朝鮮の指導者金正恩の第2回首脳会談が崩壊するや、親善ムードは消えた。

「北朝鮮に見られるパターンは、レトリックが活動に先行することであり、さらに打ち上げに先行している」と太平洋空軍(PACAF)の米空軍チャールズ・ブラウン大将は2019年12月17日記者団に語った。「監視体制を継続している」


米国空軍ではRC-135各型が多用されている。 RC-135V/Wリベットジョイントは、韓国を拠点に非武装地帯(DMZ)含む、北朝鮮近辺を飛行している。韓国空域から、国際海域上空からも、北朝鮮領土の奥深くを監視できる。

Aircraft Spots
@AircraftSpots
USAF RC-135W 62-4125 TORA22 on task over the Korean Peninsula at 31,000 feet
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8:43 AM - Dec 11, 2019
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USAF RC-135W 62-4125 TORA21 on task over the Korean Peninsula at 31,000 feet

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9:15 AM - Dec 9, 2019
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USAF RC-135V 63-9792 TORA24 on task over the Korean Peninsula at 31,000 feet

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2:31 PM - Dec 6, 2019
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リベットジョイントは、空軍で最も有能な情報収集プラットフォームであり、通信含む各種信号情報を収集できる。また、防空レーダーや通信ノードなど、発信源を検出、分類、位置特定する機能により、特定エリアで潜在的な敵軍の「電子戦闘順序」の解明に貢献できる。

RC-135V/Wは、アナリストや言語学者を含む26人以上の乗組員で飛行し、収集情報の処理を即座に開始できる。収集した貴重なデータは地域の司令部や地上部隊などへほぼリアルタイムで送信できる。一部のRC-135Vは、上部に新しいアンテナを搭載しており。通信およびデータ転送機能がさらに向上した。

DAN STIJOVICH

2019年12月前半にカリフォルニアの3月空軍基地(ARB)で撮影されたRC-135V、シリアル番号64-14844。赤い矢印は新しいアンテナを指す。

RC-135Sコブラボール航空機の一機は、2019年12月5日と12月12日に日本海上空を飛行した。コブラボールは、ミサイルの発射中に視覚的画像に加え、遠隔測定やその他電子情報を収集できる

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USAF RC-135S 61-2662 SPOUT89 departed Kadena at 1925Z - Sea of Japan mission

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8:33 AM - Dec 13, 2019
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USAF RC-135S 61-2662 TAMMY09 on task over the Sea of Japan at 31,000 feet
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9:00 AM - Dec 6, 2019
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北朝鮮周辺の情報収集活動に参加しているのはRC-135だけではない。空軍RQ-4Bグローバルホークが韓国内からミッションを実施しており、高高度で飛行し、傾斜飛行パターンで強力なマルチスペクトルカメラとレーダーイメージングシステムを使用して、北朝鮮などの秘密エリアの深くまで監視できる。

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@AircraftSpots
USAF RQ-4 Global Hawk (AE5415) on task over the Korean Peninsula at 52,000 feet

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9:31 AM - Dec 11, 2019
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The Air Force isn't the only service involved in the intelligence and surveillance activities, either. Aircraft spotter and friend of The War Zone @AircraftSpots picked up on one flight involving an interesting U.S. Navy P-3C Orion on Dec. 12.


Aircraft Spots
@AircraftSpots
US Navy P-3C 161588 TORA31 conducted a mission over the Korean Peninsula earlier

95
3:10 AM - Dec 13, 2019
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ワシントン州ウィッビー海軍航空基地のパトロール中隊40(VP-40)に所属したP-3Cは、11月に最後の運用展開を完了したが、機材は特殊任務についている。韓国上空を飛行する機体に、海軍機体番号161588がついている。

10月、沖縄の嘉手納基地で同機を特定の部隊マーキングをつけず、AN / APS-149沿岸監視レーダーシステム(LSRS)を胴体下に装備しているのをスポッターが見つけた。名称と別に、陸上の情報収集も可能だ。

USAF
A P-3C equipped with the LSRS pod.


新しいAdvanced Airborne Sensor(AAS)ポッドを装備したP-8A ポセイドンの数はまだ限られているため、旧型オライオンがこの機能を暫定的に提供している。

最近の北朝鮮への空中監視の増加は、ほぼ確実に、同国を対象とした情報収集活動の強化の反映だ。朝鮮半島は、歴史的に、米軍と米情報機関が地球上で最も厳重に監視する場所だ。潜水艦、衛星、地上のエージェントなど、多くの資産は、北朝鮮のミサイル試験計画の情報収集に活用されている。

太平洋空軍(PACAF)司令官のブラウン将軍は、平壌の「クリスマスギフト」が何になるか正確に把握していないと記者団に語っており、情報収集活動は今後も続く可能性が高い。実行が不可避の打ち上げがいつになるを示す兆候もない。

「長距離弾道ミサイルが贈り物になると見ている」とブラウン大将は発言。 「クリスマスイブか、クリスマスなのか、新年になるのか、が問題だ。

Jeffrey Lewis
@ArmsControlWonk
Likely before/after images from @planet that suggest North Korea conducted a rocket engine test at Sohae. Vehicles and objects appear on December 7 to conduct the test. They are mostly gone on December 8, but the ground appears to have been disturbed by the exhaust from the test.

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241
1:37 AM - Dec 9, 2019
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「自主的なモラトリアムがなくなり、すぐに何も起こらない可能性もある。金正恩が発表しても打ち上げはないかもしれない。」「外交努力が失敗した場合に備え、準備が必要だ。」(ブラウン)

米国へさらにトランプ個人への北朝鮮の敵意を考えると、北朝鮮が打ち上げに踏み切る可能性は高い。ブラウンは、2017年の米国の軍事活動を言及している。その時点は米朝間の緊張が最高水準となり、力の示威が金政権からの激しい脅威を招いた。

「2017年に準備した内容はすぐに使用できる」とブラウン大将は説明。

一方、米国は、北朝鮮からのクリスマスプレゼントが現実になる場合に備え、北朝鮮監視を続けるだろう。■

Contact the author: joe@thedrive.com




コメント

  1. ぼたんのちから2019年12月23日 12:49

    北朝鮮は、余裕が無くなりつつあり、焦っているように見える。
    米国は相手にしてくれず、韓国は口先だけであり、中国の制裁破りの援助は十分でなく、また、密輸は利権が絡み、北朝鮮の足元を見て不利な条件を余儀なくされる。国家統制は緩み、金の掛け声と裏腹に軍の忠誠心も薄れつつあるのかもしれない。
    このような状況ならば、時間の経過が金の首を絞めることになり、米国はそれを遠くから見ているだけだろう。北朝鮮がこのような状況に陥ることを予見したうえで、ハノイで金を突き放したのなら、米国はうまく状況をコントロールしているとも思える。
    北朝鮮は中国にすがりたいが、中国は米国や国際社会との今以上の対立を避けたいところだ。中国にとって北朝鮮は、第一に緩衝地帯であり、第二に様々な資源の利権を獲得でき、それを維持できるなら金の首を差し出すかもしれない。
    金の「クリスマスプレゼント」は、ICBMやSLBMの発射か、あるいは在韓米軍基地の大規模攻撃能力の誇示であろうが、それを行ったところで状況に大きな変化はなく、なお一層の制裁の強化が金の首をより絞めつけることになるだろう。金の余命はあまりないのかもしれない。
    それとともに親北・従北勢力を支持基盤とする文の政治生命も終わりを告げることになるだろう。

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