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プリゴジン「5月10日にバクムートより撤退する」発言を真に受けていないウクライナ軍。嘘があまりにも多くロシアの言うことは信用できない。ウクライナ戦の最新状況(現地時間5月5日現在)

 Wagner boss says he will pull out of Bakmut over the lack of ammunition.

Wagner screencap


ワグナーが弾薬不足を理由に5月10日にバクムートを撤退すると述べたが、ウクライナは信じていない



クライナ軍は、弾薬不足のため来週バクムートから撤退すると脅したワグナー傭兵グループのトップの感情的な悲鳴を真に受けていないようだ。エフゲニー・プリゴジンVevgeny Prigozhinは、戦場近くで行われたらしい熱のこもった演説で、自分の軍隊は「バクムート肉挽き機」に放り込まれ、弾薬の流れを絶たれ、「座って太った腹を振り、自分たちが勝者として歴史に名を残すと考える、軍人に近い官僚」に見捨てられたと述べた。

 しかし、ウクライナ軍はプリゴジンの発言を威勢がいい脅しと決めつけている。

 ウクライナの東部軍集団のセルヒイ・チェレバティ報道官は、金曜日、「プリゴジンはここで何かを決めるわけではないので、ワグネリートは同市から撤退できないだろう」とウクライナ・プラウダ通信社に述べた。

 チェレヴァティ報道官の発言は、プリゴジンが同日未明に発表した、の5月10日(ロシアの戦勝記念日の翌日)にバクムートから部隊を撤退させるという声明に反応したものだ。ワーグナーのボスは以前から弾薬不足で不満を激しく述べてきた。

 プリゴジンは荒廃したドネツク州の都市での軍事作戦をロシア国防省に引き継ぐと言い、ロシア軍指導部に送ったメモを読み上げた。

 「3月16日(2022年)、(いわゆる特別軍事作戦が)うまくいかず、自分たちは助けを求められた」「3月19日、アフリカから部隊が到着し、すぐ戦闘に入った」。

プリゴジンは、部隊は「最も困難な場所であるポパスナヤ要塞地域の中心部に入り、2022年5月9日までに、同地を占領した。そして、イジュムとクラスニーリマンから逃亡した軍の醜態を救うため、130km以上の前線を占拠し、敵の猛攻を食い止めた」。

 「10月8日、部隊を休ませるため、すべての力を自分たちに引き寄せる『バクムート・ミートグラインダー』作戦を開始した」とプリゴジンは言った。「これに成功し、良い結果を示した」「すると国防省官僚の一部から嫉妬の声が上がった...」。

 プリゴジンによると、ワグナー部隊は「必要な補給品の30%しか受け取っていないため、損失は増えている。弾薬支給が1ヶ月前から途絶え、10%以下しか支給されていない」。

 同社は「5月9日までにバクムートを占領するつもりだった。しかし、それを知った軍人に近い官僚は、5月1日から納入をすべて停止してしまった。彼らは座って太った腹を揺らしながら、自分たちが勝者として歴史に名を残せると考えている」。

「参謀総長、国防大臣、最高司令官に正式に伝える:部下は弾薬のないバクムートでの損失には耐えられない、無駄で不当だ。5月10日をもってバクムートを離脱する」。

 「些細な妬みから、ロシア軍に勝利を与えたくないのであれば、それはそちらの問題だ」。

 「9日までは、バクムートに留まり、神聖な祝日に、ロシア兵器の輝きを恥じないようにする。その後、後方収容所に移動する」。

 プリゴジンの金曜日の発言は、前日に行った別の劇的なビデオでの訴えに続くもので、死んだワグネル戦闘員の列の前に立ち、弾薬を提供しなかったと、ロシアの国防大臣兼陸軍大将のセルゲイ・ショイグとロシア軍参謀総長のヴァレリー・ゲラシモフの名前を叫んだ。

 「ショイグ、 ゲラシモフ!砲弾はどこにあるんだ!」。

 ショイグは金曜日、ウクライナ南部軍管区の準備点検で、こうした暴言への回答を発表した。ロシア国防総省によれば、ショイグは「特別軍事作戦地域の部隊群に必要なすべての武器と軍事装備を継続的かつ律動的に供給する問題を特別管理下に置く」と指示した。

報道機関からショイグ発言への回答を求められたプリゴジンは、自身のテレグラム・チャンネルで、バクムート離脱に関する以前のメモへまだ回答は受け取っていないと述べた。

 しかし、ワグナーの茶番劇は最終的には重要ではない、とウクライナ軍報道官のチェレヴァティ報道官は言う。

 「プリゴジンは砲弾不足で嘘をついている」「実際には、ウクライナ国防軍の成功した行動により、ワグナー過激派は莫大な損失を被っている」。月曜日、ホワイトハウスの国家安全保障会議報道官ジョン・カービーは、ワグナー部隊は12月以降だけでも約1万人が殺害されていると述べた。

 さらに「ワグナー過激派は実は砲弾をたくさん持っており、この24時間だけでウクライナ軍陣地を520回も攻撃している」とチェレヴァティは述べた。

 「しかし、プリゴジン率いるPMCに本当に欠けているのは人員だ。東部軍集団によれば、囚人はもはや前線に配備されていない」。

 プリゴジンが脅迫を実行に移すかどうかは、まだわからない。しかし、「プーチンのシェフ」とかつて呼ばれた男が、モスクワの意思決定者を常に非難し、敵を増やしている。いずれプーチンの怒りを買いそうだ。■


Ukraine Isn't Buying Wagner Boss's Tirade About Pulling Out Of Bakhmut

BYHOWARD ALTMAN|PUBLISHED MAY 5, 2023 4:03 PM EDT

THE WAR ZONE


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