2025年4月10日木曜日

F/A-XXの航続距離は既存戦闘機の25%増にとどまる(The War Zone) ― 画期的な性能向上を期待していた向きには失望でしょうが、実現可能性のある技術要素の採用を優先した結果なのでしょう

 The U.S. Navy expects its future F/A-XX sixth-generation stealth fighters to offer just a 25 percent increase in range over the existing tactical combat jets in its carrier air wings.  

Boeing


空母打撃群の航続距離を伸ばすことが海軍の最優先事項であるにもかかわらず、FA-XXの航続距離は期待を大幅に下回るものになりそうだ

海軍は、将来のF/A-XX第6世代ステルス戦闘機の航続距離は、空母航空団に配備中の現行戦術戦闘機に比べ、わずか25%しか伸びないと予想している。予想される脅威の範囲が拡大し続ける中、空母打撃群の到達範囲を拡大することが重要な優先事項であると一貫して明言していることを考えれば、この開示は驚きだ。F/A-XXはまた、空母に搭載されるMQ-25スティングレイ・タンカー・ドローンによる有機空中給油能力の利用可能性を中心に設計されている。

 海軍作戦部長室の航空戦部門の責任者るマイケル・"バズ"・ドネリー海軍少将は、本日未明、海軍連盟の海空宇宙2025展示会の傍らで、F/A-XXで予想される航続距離やその他の機能について、本誌含む関係者と話した。ロッキード・マーチンの撤退に続き、ボーイングとノースロップ・グラマンがF/A-XX競合で直接対決することになった。

次世代ステルス空母戦闘機のレンダリング画像。ボーイング

 F/A-XXは、「より柔軟な運用を可能にするため、現在の航続距離のおそらく125%以上を提供する」とドネリーは言う。「つまり航続距離は間違いなく長くなる」。

 ドネリー少将はその後、これは「燃料補給の前に25パーセントの航続距離延長を意味するのか」と明確に質問され、「そうだ」と答えた。

 ドネリーは具体的なことは言わなかったが、F-35Cの空母艦載型統合打撃戦闘機は、海軍の現在の空母航空団の戦術ジェット機の中で最も長い戦闘半径を持っている。つまり、F/A-XXの予想最大戦闘半径はおよそ837.5海里(1,551キロメートル強)となる。

2021年、米海軍のスーパーキャリア、USSカール・ヴィンソンの甲板で、2機のF/A-18スーパーホーネットとともにF-35C(手前)。 米海軍3等兵曹 ジェフリー・ケンプトン

 F/A-XXは、「もちろん、空中給油対応です。私たちが来設計しているものは、給油能力を考慮に入れています。 「給油があれば、給油が可能な限り、(航続距離は)不定と言えるかもしれない」。

 そうであれば、F/A-XXは「脅威の空域に侵入する」ことができる。 脅威がISR(諜報・監 視・偵察)能力を強化し、運動能力を高めていく中で、F/A-XXは必要不可欠ともドネリーは語っている。 第6世代空母艦載戦闘機は、「AI(人工知能)やその他の技術的優位性を統合することで、戦闘空間の管理を強化することも可能になる。 そして、マンインザループではなく、マンオンザループとなり、私たちが導入しようとしている無人システムと完全に統合されたアーキテクチャを持つことができるようになる、という。

 ドネリーは特に、F/A-XXを将来登場する連携戦闘機(CCA)と組み合わせることに言及した。CCAには、海軍や米空軍が運用するタイプや、MQ-25のような大型無人航空機が含まれる可能性がある。ドローンのための空中「クォーターバック」として機能することは、ボーイングのF-47次世代航空優勢(NGAD)戦闘機と同様に、空軍のF/A-XXに期待されている重要な任務である。海軍はまた、2040年代までに少なくとも無人機が6割を占める空母航空団を配備するという長年の目標を掲げている。MQ-25は、海軍空母からの無人航空機運用を拡大するための「パスファインダー」としての役割を果たすことになっており、長距離マルチ・ミッション・プラットフォームへと進化する可能性がある。

 すでに述べたように、今日明らかになったF/A-XXの航続距離は特に注目に値する。ドネリー自身、F/A-XXに期待される戦術的な到達距離は、既存の能力よりも小幅な増加であるにもかかわらず、「不可欠な属性」であると述べている。 これはすべて、より高い性能、あるいはコスト削減のために何らかの形で切り捨てられる可能性のある航空機に焦点を当てていることを指し示しているのかもしれない。

 ともあれ、海軍はすでに潜在的な敵対勢力、特に中国のようなご核戦力を有する敵対勢力に満ちた脅威のエコシステムに直面しており、彼らは友軍を空、海、そして地上で、さらに遠くまで交戦させることができる。空軍は1月、2050年までに射程1,000マイルに達する対空ミサイルの配備が予測されると警告する報告書を発表したばかりだ。

 海軍にとっては、空母航空団全体の脆弱性を軽減するために、空母航空団の射程を伸ばす必要性が高まる。このため、F/A-XXが既存の戦術ジェット機よりはるかに大きな戦闘半径を持ち、将来の脅威に対するバッファーをさらに広げるのに役立つと多くの人が期待していた。海軍は別途、F/A-18E/FスーパーホーネットとEA-18Gグラウラー電子戦ジェットの無給油航続距離を伸ばす新しい方法を見つけることに興味を示している。

アメリカ海軍

「空母は、1日に700マイル以上移動し、150万平方マイルの不確実性を作り出す能力を持ち、それは非常に重要であり続ける生存性の要素である。 

「今後増加するのは、我々の将来の航空団が提供する航続距離と到達距離である。 

 「F-18(F/A-18E/F)とEA-18Gグラウラー、そしてF-35を組み合わせることで、800万平方マイル以上の効果範囲を提供する作戦範囲が生まれる。 

 「そして2040年代に目を向けると、MQ-25が統合され、有機的な給油が可能になり、F/A-XXのような射程を伸ばしたプラットフォームや、その時に実戦配備されると予想される兵器によって、その効果範囲は1100万平方マイル以上に拡大すると予想される。

 「その効果範囲は重要である。それは、攻撃群の生存性を高める航空団の不確実性の範囲でもあるが、複雑な(環境に)侵入することを可能にするこれらのプラットフォームの属性と組み合わされた戦術的現実でもある。

 F/A-XXの全体的な能力と、この航空機が海軍の幅広い空母打撃群計画にどのように適合するかについては、最終的な勝者が発表されたときに、明確になると思われる。 現在わかっているのは、海軍が第6世代ステルス戦闘機について、少なくとも現時点では、将来の空母航空団に無給油での航続距離の比較的わずかな増加をもたらすと期待していることだ。■


F/A-XX Will Have Just 25% More Range Than Existing Navy Fighters

FA-XX will have much less range than some may have hoped for, even though extending the carrier strike group's reach is a top Navy priority.

Joseph Trevithick

Published Apr 7, 2025 6:27 PM EDT

https://www.twz.com/air/f-a-xx-will-have-just-25-more-range-over-existing-navy-fighters




2025年4月9日水曜日

韓国HD HHIが米艦隊拡張で艦艇建造を模索中(Naval News)

 

HD HHI Seeks Role in U.S. Fleet Expansion

2025年12月、韓国・蔚山(ウルサン)のHD HHI造船所を出港する韓国海軍の最新型イージス駆逐艦「ROKS Jeongjo the Great」。


海軍が中国の海洋勢力拡大に対抗するため1兆ドル規模の艦隊拡張を準備する中、韓国のHD現代重工業は、実績あるイージス駆逐艦の建造能力と拡張可能な造船インフラを活用し、自らを重要なパートナーと位置づけている。

 韓国の大手ニュースメディア「朝鮮」によるインタビューによると、HD現代重工業(HD HHI)は、特に米海軍が長期的な大幅な艦隊増強に備える中、海軍艦艇造船能力への強い自信を示した。

 最近の米国防計画によると、米海軍は今後30年間で1兆ドルを投じて新型艦船を調達し、中国との艦隊軍拡競争を優位に進めようとしている。計画では、2055年までに戦闘艦、戦闘兵站艦、支援艦を新たに364隻追加する想定で、年平均12隻の建造が必要となる。

 HD HHIはこれを、韓国と米国の防衛協力を拡大する大きなチャンスと捉えている。同社はすでに、米海軍のアーレイ・バーク級(9800トン)と同規模の駆逐艦を年間1隻以上建造する能力を有している。二国間の海軍造船協力が活発になれば、HD HHIは年間5隻まで生産規模を拡大できるとしている。

予定より5カ月早い3月31日に引き渡されたBRPミゲル・マルバール(HD HHI撮影)


同社の自信の根拠は、フィリピン海軍の新型コルベット「BRPミゲル・マルバール」のような海軍輸出プロジェクトの早期引き渡しや、「ROKSチョンジョ・ザ・グレート(DDG-II)」のような国内プロジェクトの予定通りの引き渡しなどの実績だ。HD HHIはまた、韓国海軍で現在就役中のイージス艦6隻のうち5隻を建造した実績を持ち、イージス駆逐艦の設計と建造の両方に対応できる韓国で唯一の造船所であると強調している。

 さらに、HD HHIは戦闘システム統合専門チームを運営しており、米国の兵器システムとセンサーを自国製プラットフォームに統合した経験を持つため、米海軍の近代化と艦隊拡張の取り組みにおけるパートナーとしての魅力をさらに高めている。

 同社担当者は次のように述べている:「米国で建造されたものと同自性能レベルのイージス駆逐艦を設計・建造できる技術者が250人以上います。また、米国との海軍造船協力が本格化すれば、生産能力をさらに拡大できます」と述べている。

 本誌が最近蔚山造船所を訪問した際、同社は、生産性を向上させ、増大する輸出需要に対応することを目的に、2つの大型商業用ドライドックを艦艇建造用に改修し、艦艇・特殊船事業を拡大する計画について説明した。

 HD HHIは、独自の能力と拡張可能なインフラを活用することで、世界の防衛市場における地位を強化し、共同造船プログラムや技術協力の可能性を通じて韓米防衛協力を深めることを目指している。

 新政権が国内産業を重視する一方で、主要な同盟国との協力を強化する方法を模索する中、HD HHIが米海軍の造船活動に貢献する見通しは、ワシントンで議論を呼び起こす可能性がある。インド太平洋地域における圧力が高まる中、韓国の高度な能力と迅速な生産スケジュールを、増大する艦隊の需要に対応するための現実的な解決策と見る向きもあるだろう。 

 しかし、重要な防衛資産を外国の造船所に依存することに懸念を示す人もいるだろう。 信頼できるパートナーからの買収を認めることについて米国防衛界で議論が続く中、HD HHIの提案は、産業安全保障と戦略的緊急性のバランスをどうとるのが最善かという進化する議論に説得力ある一面を加える。■


South Korea’s HD HHI Seeks Role in U.S. Fleet Expansion

  • Published on 06/04/2025

  • By Eunhyuk Cha

  • In News

https://www.navalnews.com/naval-news/2025/04/south-koreas-hd-hhi-seeks-role-in-u-s-fleet-expansion/

チャ・ウンヒョク

ウンヒョク・チャは、国際関係と安全保障研究に関心を持つ意欲的な安全保障研究者である。以前はソウルの米国大使館でインターンをしており、韓国核戦略フォーラム(ROKFNS)のメンバーでもある。現在、韓国海洋大学で海洋サイバーセキュリティを研究中。専門は東アジアの安全保障と海軍防衛。


グリーンランドはロシア潜水艦狩りに「絶対不可欠」だ:在欧米軍トップが議会証言(The War Zone)

 

冷戦時代のものだが、現在でも通用するGIUKギャップの地図。 CIA.gov


在ヨーロッパ米軍トップのクリストファー・G・カボリ大将は米国の国家安全保障にとって、グリーンランドの戦略重要性を証言した

ナルド・トランプ米大統領がグリーンランド併合を求め続ける中、在ヨーロッパ米軍最高司令官は、この巨大な島はアメリカの国家安全保障にとって不可欠であると述べた。

 主な問題は、グリーンランドの地理的位置が、ロシアの潜水艦が大西洋に消え東海岸を危険にさらす可能性がある前に、それを追跡するための重要な陸地となっていることだという。

 「グリーンランドにある空域と水域へのアクセスは、米国にとって絶対に不可欠です」と、NATO欧州連合軍最高司令官(SACEUR)兼米欧州軍司令部長のクリストファー・G・カボリ米陸軍大将は述べた。カボリは木曜日の上院軍事委員会での証言で、グリーンランドの安全保障上の価値について述べた。

 極寒の島について質問されたカボリは、グリーンランドの軍事的価値について話しているのであって、デンマークからグリーンランドを引き取ろうとするトランプ政権の政策について話しているのではないことを明らかにした。

 重要なのは、この島がグリーンランド、アイスランド、イギリス(GIUK)ギャップの西の境界線を形成していることだ。ムルマンスクには、ヤセンM級原子力巡航ミサイル搭載のカザンのような、ロシアで最も能力の高い潜水艦が配備されている。


Russian nuclear submarine Kazan arrives in Cuba.

2024年6月12日、ハバナの港に到着したキューバ訪問のロシア海軍分遣隊の一部であるロシアの原子力潜水艦カザン。 Y(AMIL LAGE/AFP via Getty Images)(写真:YAMIL LAGE/AFP via Getty Images)

 大西洋におけるロシア潜水艦の脅威は非常に大きく、米海軍は2021年にアーレイ・バーク級駆逐艦による対潜水艦専門の任務群を設置し、タスクグループ・グレイハウンドと正式に命名した。ロシア潜水艦の活動が活発化しているため、5年前、米海軍幹部が東海岸はもはや米海軍の艦船や潜水艦にとって安全ではないと警告した。

 ロシアにとっても、GIUKギャップの価値は重要だ。2019年、ロシアは冷戦以来最大の訓練を開始し、ムルマンスクから少なくとも10隻の潜水艦をその地域に派遣した。

 「一部の潜水艦の目標は、発見されずに大西洋にできるだけ遠くまで出ることだ」とノルウェーのニュースメディアNRKは当時報じている。

 ロシアの目的は、アメリカ東海岸を脅かすことができると示すことだ。 ロシアは、"ここは我々の海だ”とし 西側の探知能力と対処能力を試したいのだ。

 攻撃的な作戦だけでなく、ロシアの潜水艦がGIUKギャップやノルウェー沖に殺到し、危機の際にアメリカの潜水艦や水上戦闘艦の北上を阻止する防衛態勢をとる可能性もある。これで、バレンツ海にあるロシアの戦略的な軍港、最北の緯度をパトロールし極地の氷冠の下に隠れているロシアの弾道ミサイル艇、北極圏でますます戦略的になっている領土を守ることになる。また、北欧のNATO同盟国が危機の際に海軍の支援から孤立する可能性もある。


 これらすべてを考慮した上で、カボリ大将は上院議員を前に、グリーンランドにアメリカが強力なプレゼンスを持たないことは危険な見通しであると語った。グリーンランドは、GIUKギャップの北部の一部を構成しており、はるかに小さなアイスランド島によって二分されている。 グリーンランドの南東海岸とアイスランドの間はわずか200マイルしかなく、ここは重要なチョークポイントである。GIUKギャップのこの地域は、島で唯一の米軍施設であるピトゥフィック宇宙空軍基地の南東約1,000マイルに位置している。 以前はトゥーレ空軍基地と呼ばれていたこの基地は、早期警戒レーダーの数々を保有し、定期的な飛行作戦を実施している。

 ロシアの潜水艦は「その隙をついて大西洋に侵入してくる」とカボリ大将は指摘した。「追跡するのは非常に難しい。大西洋は広大だ。海中の地形には音響的なものもあり、かなり困難です」。

 「これらの位置から、陸上攻撃巡航ミサイルでアメリカ本土のいくつかの重要な目標を危険にさらすことができる」と将軍は付け加えた。


ロシアのキロ級潜水艦リペツクは、ムルマンスク市からほど近いセベロモルスクの町にあるロシア北方艦隊基地に停泊している。 (ALEXANDER NEMENOV/AFP via Getty Images) 2007年4月19日、ムルマンスク市からほど近いセベロモルスク市のロシア北方艦隊基地に停泊するロシアの潜水艦プロジェクト877。 (ALEXANDER NEMENOV/AFP via Getty Images)

 グリーンランドには、米国とNATOの同盟国が対潜能力を強化できる場所が数か所ある。それなのに、なぜ莫大な外交資金と潜在的な資金を費やしてまで、対潜能力を獲得する必要があるのだろうか? アイスランドにはまた、GIUKの空白をカバーする対潜水艦戦用の航空機がアメリカから定期的に派遣されている。


200302-N-AZ907-0115 KEFLAVIK, Iceland (March 2, 2020) -- Personnel, assigned to Patrol Squadron 4 (VP-4), use a munitions handling unit to transport a torpedo to a P-8 Poseidon, during an explosive ordnance exercise (EXPORD 20-1) led by Navy Expeditionary Combat Force Europe-Africa/Task Force (CTF) 68, March 2, 2020. CTF 68 provides explosive ordnance disposal operations, naval construction, expeditionary security, and theater security efforts in the U.S. 6th Fleet area of responsibility. (U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 1st Class Peter Lewis/Released)

2020年3月2日、海軍遠征戦闘部隊ヨーロッパ・アフリカ/タスクフォース(CTF)68が主導する爆発物演習で、第4哨戒飛行隊(VP-4)所属の隊員が弾薬処理装置を使い、魚雷をP-8ポセイドンに運ぶ。 (米海軍撮影:Mass Communication Specialist 1st Class Peter Lewis/リリース)Petty Officer 1st Class Peter Lewis

 潜水艦を追跡することは、グリーンランドの戦略的価値の主要な部分と見なされているかもしれないが、その場所は、他のいくつかの重要な軍事的ニーズに対応している。ピトゥフィックのレーダーアレイは、ロシアの弾道ミサイル攻撃を早期に警告し、大統領と軍に対応する時間を与える。また、ロシアや中国のような敵対勢力がピトゥフィクを占領したり、主要なプレゼンスを確立したりした場合、米国からわずか1,300マイル離れた場所にスタンドオフ兵器を配置することが可能になる。

 カボリ大将の発言は、NATOの緊密な同盟国同士を対立させ、国際的な論争が沸騰している中で飛び出した。グリーンランドはデンマークが統治しており、トランプ大統領は最近、軍事行動も辞さないという姿勢を繰り返している。大統領のグリーンランドへの関心は、グリーンランドを購入することを検討していると発表した第1期にさかのぼる。

 J.D.ヴァンス副大統領がグリーンランドを訪問した際には騒動となり、水曜日にはデンマークとグリーンランドの当局者が同島で会談し、繰り返し米国併合を求めているトランプ大統領に対し結束を示した。

 一方、マルコ・ルビオ米国務長官はデンマーク外相ラース・ラスムッセンと会談し、関係の沈静化を図った。会談でルビオは、米国とデンマークの「強い関係」を再確認したと国務省は述べている。

 政治情勢は紛糾し、先行きは不透明だが、グリーンランドが軍事的に重要な価値を持つことは明らかである。■


Greenland “Absolutely Critical” For Hunting Russian Submarines: Top U.S. General In Europe

Gen. Christopher G. Cavoli, the top U.S. general in Europe, testified that Greenland is vital to U.S. national security.

HOWARD ALTMAN

PUBLISHED APR 3, 2025 7:36 PM EDT

https://www.twz.com/sea/greenland-absolutely-critical-for-hunting-russian-submarines-top-u-s-general-in-europe



中国のJ-36無尾翼戦闘機が着陸時に道路上を横切り、これまでで最高の映像を入手(The War Zone)

 J-36 flies over highway  

中国インターネット X経由

ステルス仕様の3発大型戦術ジェット機が成都の飛行場に進入する様子を、自動車の運転手が至近距離から撮影した

国が開発中の2種類の無尾翼ステルス戦闘機のうち最大のものの新たな映像が公開された。この機体は広くJ-36と呼ばれているが、正式名称は未確認だ。このビデオは、同機を捉えたものとしてはおそらく最も印象的なもので、中国南西部の四川省にあるメーカーの工場飛行場への最終アプローチ中のユニークな3発ジェット機が映っている。このビデオがいつ撮影されたのかは不明だが、この機体と中国が開発中のもう1機の無尾翼ステルス戦闘機のテストが進行中であることを示す最新の証拠だ。

 J-36の映像が相次いで公開された後、今回の最新映像が公開された。12月26日に行われたと見られる初飛行、そして先月行われた2回目の登場に続いてのことだ。しかし、今回の映像は、航空機が滑走路のすぐ外側の高速道路上空を低空飛行する様子が、非常に間近から撮影されている点が注目に値する。車内から撮影された映像では、J-36が着陸態勢に入り、大型の双方向スプリットラダーが安定用エアブレーキとして機能している様子がはっきりと見える。

最新ビデオのスクリーンキャプチャ。via X

 このビデオは、おそらくこれまでで最も詳細なJ-36のコックピット周辺の映像を提供している。前方の胴体上部モールドラインと著しく流線型になっていることが注目される。非常に幅広い機首部分と組み合わせると、これはパイロットのヘルメットまたは射出座席のヘッドレストが1つ見える、横並びの座席配置を強く示している。これはタンデム式の2人乗りという構成を否定するものであり、パイロットが1人のコックピットという可能性も残されている。

X経由

 ビデオに映った同機の側面図では、背部のエンジン吸気口と、前方に突出した隆起部と前方に傾斜した上部領域を持つ、明らかにダイバーターレス超音速吸気口(DSI)設計であることがよくわかる。ジェット機が滑走路に近づくと、カメラは現代の戦闘機としては独特なエンジン配置である3基のエンジンの排気口もよく映し出した。

via X

 J-36はまた、背部の吸気口とその後方周辺に、明るい色のパネルがはっきりと見える、破片状の迷彩パターンを施している。これは、以前公開された、機体上面の画質がはるかに劣る画像でも確認できた特徴だ。また、試験目的で米国のステルス戦術ジェット機すべてに施されているような、鏡のようなコーティングが施されている可能性も否定できない。一方、主翼前縁の一部に見られる明るい色の部分は、おそらく電子光学/赤外線センサー用の開口部があることを示している。

 このビデオでは位置情報が特定されており、12月に同機が最初に目撃された四川省の成都市にある成都航空機工業(Chengdu Aircraft Corporation: CAC)の工場飛行場であることが確認されている。

成都飛機工業公司の飛行場の滑走路の端の様子。下には高速道路があり、新しいビデオではJ-36がそこを通過する様子が確認できる。Google Earth 2024年12月撮影の、より広範囲の衛星画像による成都飛機工業公司の飛行場の様子。Google Earth

 工場飛行場の立地により、飛行試験が一般の目の前で行われることになるが、これはJ-20ステルス戦闘機frも同様であり、同機の試作機でもJ-36とまったく同じアプローチを行っているのが目撃されていた。

 過去にも確認されているように、12月には、飛行試験ラインに配備された航空機を格納できるほど十分な大きさの新しい格納庫が滑走路にも建設された。これは、J-36が少なくとも、見物人や衛星から隠された状態で飛行準備と最終チェックを行うことができることを意味する。同様の構造物で、周囲にアクセス制御のバリアが設置されたものが、昨年夏には滑走路の主要エプロンにも現れた。


2025年1月26日に撮影された、注釈付きのCACの主要工場の衛星画像。昨年出現した2つの拡張幅シェルターが示されている。写真©2025 PLANET LABS INC. 著作権所有。許可を得て転載

 成都航空機工業公司への接近中のJ-36の最新ビデオは、依然として謎の多いこの航空機について、これまでで最高の映像を提供してくれているが、この1か月ほどで現れたジェット機の画像の膨大な量は、テスト飛行活動が大幅に活発になっていることを示している。この状態が続く限り、この興味深い設計に関する新たな秘密が確実に明らかになっていくだろう。■


China’s J-36 Tailless Fighter Zips Over Road On Landing Giving Us Our Best Look Yet

A motorist captured the close-quarters video of the stealthy three-engine heavy tactical jet on approach to its home airfield in Chengdu.

Thomas Newdick

Published Apr 7, 2025 12:20 PM EDT

https://www.twz.com/air/chinas-j-36-tailless-fighter-zips-over-road-on-landing-giving-us-our-best-look-yet



MQ-25スティングレイの極めて長い航続距離は、タンカー以外の可能性をもたらす(The War Zone)

MQ-25 has a lot of potential beyond it's core tanker mission.  

Boeing


MQ-25の極めて長い航続距離は、空母搭載機として前例のないものであり、その影響は広範囲に及ぶ可能性がある

ーイングのMQ-25 スティングレイは予定より遅れ、予算も超過しているが、それでも空母航空団(CVW)の空中給油能力を飛躍的に向上させることに変わりはない。米海軍によると、同無人機は基本的に、亜音速ジェット速度で効率的に巡航し、長時間ホバリングするように最適化された空中給油機である。将来的に他の役割を担う可能性があるという断片的なヒントは出ているが、機首下のセンサーボールに二次的な偵察機能はすでに備わっており、空中給油機としての役割をはるかに超える潜在能力があるにもかかわらず、その可能性は過小評価されているようだ。これは少なくとも現時点では意図的なものと思われる。端的に言えば、MQ-25が空母航空団に与える航続距離と飛行持続時間は、まったく前例のないものであり、燃料の移送という範囲をはるかに超えた大きな影響をもたらす可能性がある。

 このあまり話題に上らないが明白な付加価値は、スティングレイの巨額コストを正当化する助けとなるはずだ。現在、MQ-25は1機あたり約1億3000万ドルで、76機が発注されている。一方で、MQ-25は、空母からあらゆる種類の将来の高機能無人機を運用するための重要な手順、支援技術、戦術、および機上インフラを確立する「先駆者」プラットフォームであることも、海軍は強調している。海軍は、量産型MQ-25が今年ついに飛行し、2026年に試験運用として空母から運用を開始することを約束している。

MQ-25のデモンストレーター機が試験中にF/A-18Fと接続。(米海軍)

 MQ-25の潜在能力を活かすことは、海軍が2010年代半ばに、非常に有望視されていた多用途無人戦闘航空機(UCAV)プログラム、UCLASS(Unmanned Carrier-Launched Airborne Surveillance and Strike)から撤退し、「単なる空中給油機」と思われるものを調達したことに対する不満を鎮める上でも、大きな助けとなる。

 海軍は、MQ-25の設計要件の中心となる「空母から500マイル飛行し、15,000ポンドの燃料を空中給油し、再び空母に戻る」という要件は依然有効であると認めている。これにより、現在、不本意ながら空母の空中給油機任務に就いているF/A-18E/Fスーパーホーネットよりもはるかに柔軟性が高まる。

 F/A-18E/Fの戦闘半径は、MQ-25が設計上、スーパーホーネットの全搭載燃料を戦闘機に給油するまでに飛行する距離と同じ500マイル(約805キロ)だ。そのため、スティングレイは、これまで以上に必要とされている時に、航空戦力の戦術ジェット機の有機的到達距離を推定300~400マイル延長する効果を生む。太平洋地域は広大であるため、海軍の現行のCVWの航続距離は明らかに不足している。また、MQ-25は、戦闘機が艦船から離れた場所でより長い時間哨戒任務を遂行し、より多くの兵器を搭載することを可能にする。これは、艦隊防衛任務を遂行する上で特に重要な要素だ。

A U.S. Navy F/A-18F and F-35, both assigned to Air Test and Evaluation Squadron (VX) 9, fly over the Point Mugu Sea Range in Southern California with a U.S. Air Force F-15 during Gray Flag 2024 on Sept. 24, 2024. Gray Flag is an annual large-force test event that brings the joint force together to test and evaluate multi-domain systems in a maritime environment, ensuring our nation’s warfighters are equipped with effective, interoperable systems that will help them deter aggression, protect our nation’s prosperity and security, and return home safely to their families. (U.S. Navy photo by Lt. Cmdr. Kory Hughs)

スーパーホーネットには、AIM-174、AIM-120、AIM-9X、ATFLIR、IRST 21ポッドが搭載される。(米海軍提供:コリー・ヒューズ中佐)コリー・ヒューズ中佐

MQ-25の日常的な任務は、空母の周回軌道上でタンカーとして活動することであり、これは今日、スーパーホーネットが果たしている任務で。この任務は彼らの日常的な「糧」であり、攻撃戦闘機が本来の任務を遂行できるようになり、高性能航空機の機体を保護することになる。空母におけるスーパーホーネットの現在の使用状況のおよそ3分の1は空中給油だ。そのため、空母に配備されている4個の攻撃機中隊は、ジェット機を追加することなく、その中核任務の遂行能力を拡大するになる。

F/A-18FがF/A-18Eに空中給油する。(米海軍)

 MQ-25は、少なくとも3回の発艦着艦サイクで空中にとどまり、給油後、サイクルの合間に上空で待機することが可能になる。そのため、この役割においてもはるかに柔軟に対応できる。また、MQ-25は、スーパーホーネットが通常行っているように、サイクルのたびに他の航空機とともに定期的に着艦する必要もない。

 MQ-25のすべての特性と2つある燃料庫が、大きな追加の可能性を提供します。同機は大量の燃料を搭載でき、効率的で実績のあるロールスロイスAE 3007ターボファンエンジンを搭載し空中給油機としての任務以外では、長時間、長時間、空中にとどまることができる。これは、艦船から離れた特定地点や上空で、最大限の持久力を維持しながらゆっくり旋回飛行することなどが含まれる。また、ジェット機の速度と高度で広大な距離を移動することも含まれる。

AE 3007 エンジンのカットモデル。(ロールスロイス)

MQ-25にスタンドオフ巡航ミサイルを装備することがすでに示唆されており、翼下ポッドに追加のセンサーやネットワークシステムを装備することも将来的には可能だが、大きな問題は、MQ-25がどれくらいの距離をどれくらいの時間飛行できるかということだ。

主翼下にステルス長距離対艦ミサイル(LRASM)を装備したMQ-25のボーイング社モデル。ジェイミー・ハンター

MQ-25は、空母から数千マイルも離れた場所で任務を遂行できる可能性があるため、これは非常に重要だ。 一方で、MQ-25は、空母の攻撃部隊の上空を長時間旋回し、重要なセンサーやネットワークプラットフォームとして機能することも可能となる。 空中給油が可能なE-2Dホークアイとその乗組員が、現在、作戦飛行を行えるのが最大7時間であることを考えると、MQ-25の飛行持続時間はそれを大幅に上回る。

 MQ-25は適切なセンサーとネットワークパッケージを搭載しており、ホークアイの役割の一部を担う可能性があり、より効率的かつ持続的に実行できる。収集された「見下ろし」レーダーデータは、下にある海軍艦船の防空クルーに送られて活用される。また、データ共有ゲートウェイを提供することで、視程外衛星通信を使用せず、空母攻撃群やその他の資産を長距離にわたって接続したままにできる。MQ-25はE-2の代替機ではないが、E-2が利用できない場合の代替機として、あるいはE-2のセンサーやネットワークの到達範囲を拡大する機体として利用できる。

MQ-25には、デフォルトでISR任務に使用できるセンサー砲塔が搭載される。ある程度の電子情報収集も可能である。(Boeing/Screenshot)

 MQ-25の実際の航続距離、耐久性、燃料搭載量について、ボーイング、ロールスロイス、米海軍にそれぞれ問い合わせた。しかし、いずれもその情報を提供する意思も権限もないとのことだった。これは基本的な仕様であるだけに奇妙に思えるかもしれないが、前述の通り、MQ-25を有人の海軍航空機部隊が維持したい他の任務セットを脅かさない、不可欠な空中給油機としてブランド化することに、当局はレーザー光線のように焦点を絞っているようだ。しかし、その潜在能力は明白であり、需要もある。海軍は今後10年間で、空母航空団を無人機を中心に構成したいと考えている。

 いずれにせよ、MQ-25が航続距離の面で何を提供できるかについて、単純で非常に大まかな推定を行うことは可能だ。

 500マイルで15,000ポンドの燃料を運搬するという数値を基にすると、MQ-25の内部燃料搭載量は、RQ-4グローバルホークとほぼ同等の17,300ポンド、おそらくそれ以上と思われる。ここでは18,500ポンドと仮定しよう。RQ-4は高高度での効率的な飛行に最適化されており、ほぼ1日半の滞空が可能である。MQ-25は、耐久性や高高度での運用にはそれほど最適化されていないが、細長い直線翼と流線型の胴体は、この分野でも決して見劣りしないはずである。

 巡航時の燃料消費量を1,200ポンド/時と仮定すると、MQ-25のエンジンは、サイテーションXやエンブラエル145などに搭載されているロールスロイスAE3007の商業用派生型と一致し、時速375マイルで飛行した場合、無給油での航続距離は約6,000マイルとなる。予備燃料とターミナルオペレーションを考慮すると、5,500マイルと見なすことができる。低出力設定が使用できる高度で待機する場合、航続距離は大幅に長くなる。

 繰り返すが、これはすべて概算であり、推測の域を出ない数字だが、明らかなのは、MQ-25は適応性のある中高度・長時間滞空(MALE)ジェット推進無人機であり、海軍が劇的に活用できるということだ。

 また、MQ-25の低可視性(ステルス性)の特徴はどこから来たのかという疑問も残る。なぜなら、これらの要素はMQ-25を生み出した前述の空母艦載空中給油機(CBARS)構想では想定されていなかったからだ。それらは、その前に中止された無人空母発着監視・攻撃機(UCLASS)プログラムの一部であった。ボーイングMQ-25は、少なくともそのプログラムで実施された作業から多大な影響を受けていることは明らかだ。同社のT-1 MQ-25デモンストレーターがUCLASSの構成からCBARS用に改良されたのかどうかは依然として不明なままだ。

A Boeing unmanned MQ-25 aircraft is given operating directions on the flight deck aboard the aircraft carrier USS George H.W. Bush (CVN 77). The MQ-25 will be the world’s first operational, carrier-based unmanned aircraft and is integral to the Air Wing of the Future Family of Systems (AWotF FoS). Its initial operating capability (IOC) as an aerial refueling tanker will extend the range, operational capability and power projection of the carrier air wing (CVW) and carrier strike group (CSG). GHWB is operating in the Atlantic Ocean in support of naval operations to maintain maritime stability and security in order to ensure access, deter aggression and defend U.S., allied and partner interests. (U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 3rd Class Brandon Roberson)

ボーイングの無人MQ-25航空機は、航空母艦USSジョージ・H・W・ブッシュ(CVN 77)の飛行甲板上で操縦指示を受けている。(米海軍撮影:ブランドン・ロバソン3等兵曹)


 MQ-25とUCLASS、または同様の空母搭載UCAV構想との関連についてボーイングに問い合わせたところ、次のような回答を得た。

「MQ-25スティングレイは、無人空母発着偵察攻撃機(UCLASS)プログラムの影響を受けています。MQ-25の開発中、UCLASSプログラムから得られた設計要素や教訓を基に、空中給油と情報、監視、偵察(ISR)能力を備えた空母搭載無人航空機(UAV)という米海軍の要件に適合するよう設計しました」。

 少なくとも大まかな部分では、1990年代後半に実現されなかった多用途長距離(MRE)構想にも、いくつかの共通要件があるようだ。MQ-25のエキゾチックな混合吸気口設計を除けば、ロッキード・マーチンの下のコンセプトアートは、今日私たちが知っているMQ-25と非常に似ている。何らかの関連があるかどうかは不明で、そうである可能性は低い。結局、ロッキード・マーチンは、CBARSとして全翼機のデザインを提案した。

 しかし、これらの低視認性機能は、給油機に最適化された構成では現在あまり活用されていないが、将来的な役割、特に、敵対勢力がますます高度な接近阻止能力を備え、特に極めて長距離の防空能力を持つ場合、非常に役立つ可能性がある。

 では、このことは何を意味するのだろうか?海軍はMQ-25を空母戦闘群に統合することで、将来的に空母発の無人作戦の道筋を切り開くことができることになる。また、その過程で、他の多くの極めて重要な任務にも容易に採用できるプラットフォームを得ることにもなる。パイロットを危険にさらさず広大な距離を飛行できる任務もここに含まれる。


Sailors and Boeing employees look for discrepencies in the positioning of the Boeing unmanned MQ-25 aircraft on the flight deck aboard the aircraft carrier USS George H.W. Bush (CVN 77). The MQ-25 will be the world’s first operational, carrier-based unmanned aircraft and is integral to the Air Wing of the Future Family of Systems (AWotF FoS). Its initial operating capability (IOC) as an aerial refueling tanker will extend the range, operational capability and power projection of the carrier air wing (CVW) and carrier strike group (CSG). GHWB provides the national command authority flexible, tailorable war fighting capability through the carrier strike group that maintains maritime stability and security in order to ensure access, deter aggression and defend U.S., allied and partner interests. (U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 3rd Class Brandon Roberson)

飛行甲板での非飛行試験のため、空母の甲板にT-1を配置。(ボーイング社)(米海軍撮影、撮影:ブランドン・ロバソン3等通信兵


 先進的な連携無人戦闘機(CCA)の戦闘半径は1,000~1,500マイル(約1,600~2,400キロ)であるのに対し、MQ-25は空母航空団の「長い腕」として機能する可能性がある。ボルトオン式の貯蔵庫を使用するだけで、広大な地域の監視に使用できる。空母打撃群から数千マイル離れた場所から、巡航ミサイルや空中発射無人機などの離隔兵器を投下することも可能だ。JASSM/LRASMと組み合わせれば、MQ-25は遠距離攻撃兵器を投下する前に大陸横断飛行が可能となり、攻撃範囲がさらに広がる。また、防空戦闘圏外から海軍部隊に甚大な被害を与える小型無人機群を展開することも可能だ。さらに、遠隔センサーや空中早期警戒およびネットワーク構築任務の中継プラットフォームとして、あるいは持続的な電子監視や戦時支援の提供も可能だ。ネットワーク化の部分は、特に今後の沿岸域戦闘作戦において重要な役割を果たす可能性がある。 MQ-25は、無抵抗の領空において、監視および近接航空支援を提供する直接攻撃機としても機能する可能性がある。対潜水艦/対水上戦/制海戦の役割を担う可能性もある。

 後者の、広範囲の空母搭載機に空中対潜任務を分散し、任務の処理と意思決定の部分を集中させるというコンセプトは、冷戦時代にまで遡るもので、現在、MALE無人機にソノブイポッドが搭載可能であり、また、このような活動を可能にするネットワーク化スキームの構築に向けた取り組みもすでに始まっているため、MQ-25は将来的に対潜任務を担う可能性もあります。このような能力を提供することは、潜水艦の脅威が増大する時代において退役したS-3バイキングの残した大きな穴を埋めるのに役立つでだろう。現在、空母打撃群の対潜任務は、MH-60R シーホークヘリコプターが遂行している。

 さらに、スティングレイは、緊急時に数千マイル離れた場所から空母に迅速に小型部品やその他貨物を輸送する貨物輸送能力も備えている。これは、問題を抱えるCMV-22オスプレイが達成できる距離よりもはるかに長い距離だ。これは、太平洋での紛争時には極めて重要な要素となる可能性がある。極限状況下で航空戦力や攻撃部隊の艦船を稼働させ続けることは、時が経つにつれ困難になるからだ。


A Boeing unmanned MQ-25 aircraft is given operating directions on the flight deck aboard the aircraft carrier USS George H.W. Bush (CVN 77). The MQ-25 will be the world’s first operational, carrier-based unmanned aircraft and is integral to the Air Wing of the Future Family of Systems (AWotF FoS). Its initial operating capability (IOC) as an aerial refueling tanker will extend the range, operational capability and power projection of the carrier air wing (CVW) and carrier strike group (CSG). GHWB is operating in the Atlantic Ocean in support of naval operations to maintain maritime stability and security in order to ensure access, deter aggression and defend U.S., allied and partner interests. (U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist 3rd Class Brandon Roberson)

空母ジョージ・H・W・ブッシュ(USS George H.W. Bush、CVN 77)の飛行甲板で、運用指示を受けるボーイングの無人機MQ-25。(米海軍撮影、ブランドン・ロバートソン3等兵曹


MQ-25は、機能を追加することで明らかに適応性がある。燃料用の大きな内部容積がある。燃料の一部を犠牲にすれば、センサーを埋め込むことができる。コンフォーマル・レーダー・アレイは、ポッド式システムが提供できるものよりもさらに強力なセンサー能力を実現し、外部システムによる空気抵抗のペナルティなしに実現できる。これらのアレイは、レーダー機能だけでなく、電子攻撃や長距離通信も提供できる。

 MQ-25の派生型で重要な運動エネルギーの役割を担うように設計された場合、兵器格納庫も非常に有用活用されそうだ。現時点で同機に兵器格納庫があるかどうかは不明である。おそらくUCLASSから移植された潜在的な能力であるか、少なくともその設計により簡単に追加できる可能性がある。少なくとも格納容量は十分にある。

 結局のところ、MQ-25の航続距離は、給油任務の起源から派生した副産物であり、太平洋での戦闘において極めて重要な価値をもたらす可能性があり、またそうすべきである。空母に、本当に遠くまで到達し、さまざまな任務を遂行できる独自のプラットフォームを与えることになる。この潜在能力、そして、他の無人機が後に続く無人空母作戦の道を切り開くという前述の役割は、同機を最も重要な海軍航空機にするだろう。それは、単なる給油機以上に重要なものとなる。■


MQ-25 Stingray’s Extreme Range Gives It Massive Potential Far Beyond A Tanker

Tyler Rogoway

Updated Apr 7, 2025 2:19 PM EDT

https://www.twz.com/air/mq-25-stingrays-range-gives-is-massive-potential-far-beyond-a-tanker