2014年6月19日木曜日

自衛隊の対艦ミサイル前方配備で中国が反応を示す



China Reacts to Japanese Anti-Ship Missile Positioning

USNI News By: Sam LaGrone
Published: June 18, 2014 11:43 AM
Updated: June 18, 2014 11:43 AM

自衛隊が尖閣諸島を視野に入れて地対艦ミサイルを配備視する計画を進めていることに対し、6月16日中国外務省は「断固として効果的な行動」を取る用意があると発表している。

  1. 自衛隊は12式地対艦誘導弾を九州と宮古群島に配備し、尖閣諸島を防衛する計画と地元紙が報道していた。
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  1. 「日本の動きは地域内の安全保障環境に影響を与えかねないもので、日本は真の意図を責任ある形で公表すべきである」と中国外務省報道官華春蛍Hua Chunyingは記者会見で発言。これは今回のミサイル配備が中期防衛計画として昨年12月に発表されたものの一部で特定の国家を意識したものではないとの報道が出たことへの反応。
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  1. 日本側からはその翌日に12式誘導弾配備の動きがあることを Jane’s Defence Weeklyに認めている。

  1. 12式誘導弾の射程は62マイルであり、以前の88式対艦誘導弾(同じく三菱重工製)より性能が向上している。

  1. 12式の特長は中間段階のGPS誘導で地形照合による精度向上と目標識別能力があるいわれる。また再装填時間が短縮され、ライフサイクルコストが下がっているとJane’sは伝えている。■

イラク急変への対応(2)航空戦力でISIS打倒は無理---現役米海軍士官の見解


Opinion: U.S. Air Power Won’t Defeat ISIS

USNI News By: Cmdr. Daniel Dolan
Published: June 17, 2014 7:28 AM
Updated: June 17, 2014 7:29 AM
An F/A-18E Super Hornet prepares to launch from the aircraft carrier USS George H.W. Bush (CVN-77) on June 15, 2014. US Navy Photo
An F/A-18E Super Hornet prepares to launch from the aircraft carrier USS George H.W. Bush (CVN-77) on June 15, 2014. US Navy Photo

イラク・シリア・イスラム国家 Iraq and Syria Islamic State (ISIS)の非正規軍がバグダッド目指し進軍する中、アメリカの政治指導層とくにジョン・マケイン上院議員(共、アリゾナ) Sen. John McCain (R-AZ) とリンゼイ・グラハム上院議員(共、サウスカロライナ) Sen. Lindsey Graham (R-SC)中心に空爆でイラク国内の治安回復を求める声が高まっている。
  1. 航空兵力が効果的かつ政治上甘受できる選択肢としても、空軍力でISISの打倒は不可能だ。
  2. 歴史上も空軍力だけで決定的な結果を得た例がない。あえていえば1999年のNATOによる対セルビア懲罰的攻撃だけが政治目的を達成した唯一の事例と言える。
  3. その事例から今回のイラク・シリア事例への教訓が二つある。まず、ISISに交渉相手となる政治指導部が存在していない。つまり全滅させないとイラク現政権の復権はままならない。二番目に、仮にISISが敗退しても結局は地上兵力がないと平和維持は不可能だ。イラク国連大使ルクマン・フェイリ Lukman Failyは6月16日に「イラクは米国陸上兵力を必要とせず、来てほしくない....イラク国内で兵力を確保する」と語っている。さらにイラクにビン・ラディンのような人物が千人も出現させないためには米国による航空優勢、空軍訓練、援助が必要だと語っている。
  4. ISISは米国が空母打撃群 carrier strike group (CSG) をペルシア湾に移動させても気にもかけていない。もし米国がISISが実効支配する人口稠密地区で攻撃目標を決定すれば、ISISIは住民を人質にするだけだ。誰が悪者なのかを区別することは1万フィートからは難しい。
  5. コソボ事例では村落部に展開したセルビア軍の移動を食い止めるのはF-15には困難な任務だとNATOは思い知らされた。その後セルビア政府は交渉に応じた。そこでISISに話を戻すと、紀元10世紀と同じ世界の到来を期待するテロリスト中心のグループにとって重要な経済インフラ上の目標はどれになるのか。
  6. 事実を無視した主張が識者から出ている。イラク国内に米軍対テロ部隊を駐留させていれば今回の危機は発生しなかったというのである。(反乱分子は米軍を恐れるため、だという) あるいは反乱分子を容易に鎮圧できただろうというのだ。これが本当なら、アフガニスタンで国外から戦闘員が引き続き流入しており反乱分子の士気が高いのはなぜか。また、7年余の米国のイラク作戦で治安維持がたえず問題だったのはなぜか。アフガニスタンでもイラクでも米国は完璧な航空優勢を確保しても決定的な勝利を得ていないのに、なぜ今回は勝利できるのか。
  7. 米軍投入は一定の範囲で理解できるし、攻撃対象の人物や目標を探すべのも妥当な反応といえる。ただし米国やその同盟国はISIS打倒で高価な支出を求められる。最良の選択は反応的に空軍力を使いイラク政府および治安維持部隊に余裕を与え、反攻の時間を作ることではないか。■

2014年6月18日水曜日

イラク情勢急変に対応した米海軍の動き(1)



イラクの国内治安が不安定になってきました。米海軍はそれに対応し艦艇配置を変更しています。今後も情勢変化に対応した動きが出てきそうです。合わせてイランの動きにも注意が必要です。原油価格の上昇の引き金にならないことを祈るばかりです。


U.S. Moves Amphibious Warship Closer to Iraq, Four U.S. Ships in the Gulf

USNI News By: Sam LaGrone
Published: June 16, 2014 9:38 AM
Updated: June 16, 2014 9:38 AM
USS Mesa Verde (LPD-19) is underway in the U.S. 5th Fleet Area of Responsibility. US Navy Photo
USS Mesa Verde (LPD-19) is underway in the U.S. 5th Fleet Area of Responsibility. US Navy Photo

スンニ派のISIS(イラク・シリア・イスラム国家)武装組織の進撃がイラク国で進んでいることへの対応し、米海軍は揚陸艦艇の配置をイラクに近づけているとUSNI Newsへ国防関係者が16日明らかにした。

USSメサヴェルデ(LPD-19)が現在第五艦隊作戦海域にあり、本日中にペルシア湾に入る。同艦は海兵隊員550名とLCAC揚陸用ホーバークラフト2機およびMV-22を5機搭載している。
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同艦は空母USSジョージ・H・W・ブッシュ(CVN-77)、誘導ミサイル巡洋艦USSフィリピンシー(CG-58)よび誘導ミサイル駆逐艦USSトラクストン(DDG-103)に加わりペルシア湾内4隻目の合衆国艦艇になる。ブッシュおよび他の2艦は先週土曜日に湾内入りしていた。


メサヴェルデはバターン揚陸即応集団Amphibious Ready Group (ARG) の一部を構成しており、他にUSSガンストンホール(LPD-44)およびUSSバターン(LHD-5)で編成された第22海兵隊遠征部隊Marine Expeditionary Unit (MEU)に属する。なおバターンは東地中海に展開中。



2014年6月16日月曜日

☆ ステルス機に有効なE-2Dの新型レーダー


空軍からちっとも華々しいニュースが来ないのと対照的に海軍からは色々と話題がでています。

ステルスの弱点もここまでわかってくるとF-35が第一線化する時点ですでに威力が低減しているかもしれませんね。宣伝してきたロッキードはその時にどうするのでしょうか。わかっているだけに海軍はF-35Cに過大な機体はしていないのでしょう。

ところで、新型UHFレーダーですが、本当にそれだけ高性能なレーダーであれば、AWACSのみならずJ-STAR後継機など用途がいろいろありそうですね。


The U.S. Navy’s Secret Counter-Stealth Weapon Could Be Hiding in Plain Sight

USNI News By: Dave Majumdar
Published: June 9, 2014 9:14 AM
Updated: June 9, 2014 9:15 AM
An E-2D lands on the aircraft carrier USS Dwight D. Eisenhower (CVN-69). US Navy Photo
An E-2D lands on the aircraft carrier USS Dwight D. Eisenhower (CVN-69). US Navy Photo

ノースロップ・グラマンE-2D高性能ホークアイは米海軍にとって敵の第五世代戦闘機や巡航ミサイルの脅威に対する秘密兵器になるかもしれない。

  1. そのカギを握るのが同機が搭載する強力なUHFバンドの機械式・電子スキャン式のハイブリッドAN/APY-9レーダー(ロッキード・マーティン製)だ。UHFレーダーはステルス技術への効果的な対抗手段となる。

  1. その一例が国防大学National Defense Universityの合同軍四季報Joint Forces Quarterly 学術誌の2009年第四四半期号に掲載されたアレンド・ウェストラ Arend Westra の論文だ。

  1. 「波長を延ばして共振させることでVHFおよびUHFレーダーでステルス機を探知できる」とウェストラは「レーダー対ステルス」の題で投稿している。

  1. UHFバンドのレーダーの周波数は300MHzから1GHzで波長は10センチメートルから1メートルになる。ステルス機戦闘機では物理特性によりKa、Ku、X、Cバンドのいずれかあるいは一部のSバンドの高周波数で探知困難にしている。だが航空機の尾翼端など構造の寸法が波長の八分の一以下と等しくなると共振現象が発生し、レーダー断面積が変化する。

  1. つまり小型ステルス機ではレーダー吸収塗料を厚さ2フィート以上も施す余裕がないのでステルス性を発揮できる周波数帯を選択し、それ以外はあきらめるしかないということだ。

  1. 幾何学的視覚パターン分散が可能なのは大型ステルス機のみ、ただし機体表面に突出したものがないことが条件で、これを満たすのは現在はノースロップ・グラマンB-2だけだが、将来は長距離攻撃爆撃機が加わる。「戦闘機サイズの機体では発見は免れえない」とある筋がUSNI Newsに解説している。

An E-2D Hawkeye outside the hangar at Naval Air Station Patuxent River on March 26, 2014. US NAvy Photo
An E-2D Hawkeye outside the hangar at Naval Air Station Patuxent River on March 26, 2014. US NAvy Photo

  1. ただしウェストラ他多くが指摘するのがUHFやVHF帯のレーダーにも欠陥があるという点だ。「角度と距離によって解像度が低くなり、従来はUHFやVHFは正確な目標探知や火器管制には使えなかった」(ウェストラ)

  1. ノースロップ・グラマンとロッキード・マーティンはこの欠点を克服したようで、APY-9には高性能電子スキャン能力とともに強力なデジタルコンピュータを組み合わせた処理を可能としている。海軍関係者によるとAPY-9の性能はE-2Cの搭載するレーダーより大幅に向上しているというが海軍はこの点を公にしていない。

  1. 「E-2DのAPY-9レーダーにより早期警戒と状況把握能力はすべての航空目標に有効になり、航空機以外に巡航ミサイルにも有効」と海軍航空システムズ本部はUSNI Newsに電子メールで回答している。「APY-9は新技術を採用しており、1970年代の技術を使うE-2CのAPS-145レーダーよりはるかに高性能」

  1. 海軍はE-2Dの役割は海軍統合火器管制防空体制 Naval Integrated Fire Control-Counter Air (NIFC-CA)(ニフッカアと発音してください) の中央で敵の航空機及びミサイルの脅威に対抗することとしており、マイク・マナジル少将(航空戦部長)はこの概念を昨年12月にUSNI Newsに明らかにしている。

  1. NIFC-CA構想の「From the Air」(FTA)仕様によりAPY-9 はセンサーとしてレイセオンAIM-120 AMRAAM 空対空ミサイルに目標指示を与える。これはLink-16データリンクを介しボーイングF/A-18E/Fスーパーホーネットに伝えられる。

  1. それ以外にAPY-9はスタンダードSM-6ミサイルを誘導するセンサーにもなる。同ミサイルはイージス巡洋艦・駆逐艦からSPY-1レーダーの有効限界より先にある目標に対してNIFC-CAの「From the Sea」(FTS)仕様の協調戦闘能力 Cooperative Engagement Capability のデータリンクで伝えられる。これまでのところNIFC-CAのミサイル実弾試射は全数成功している。

  1. E-2D初の飛行隊VAW-125が作戦能力を獲得する今年10月にNIFC-CAの実用化も始まる。

  1. APY-9は独特の設計となっている。NAVAIRとノースロップは同レーダーはAPS-145の「2世代先」だと自慢しているが、外観上は機械式スキャンのAN/APS-145と同じでも、内部は全く別となっている。

  1. APY-9はE-2Dのレドーム内部で回転し、360度を監視できるが、乗員によりアンテナの回転速度は調整可能で、対象方面に焦点を合わせることができる。さらに18チャンネルのパッシブ式フェイズドアレイADS-18アンテナにはレーダービームを電子的に制御可能。また電子スキャン式の敵味方識別能力もある。

  1. 送受信部のハードウェアは胴体内部に装着し、アンテナとは高出力の高周波送信線と高速回転カプラーで接続する。その意味でこれはアクティブ電子スキャンアレイ方式のレーダーではない。

  1. APY-9は高性能空中早期警戒監視Advanced Airborne Early Warning Surveillance、高性能広域スキャンEnhanced Sector Scan、および高性能追跡Enhanced Tracking Sectorの3モードへ切り替え可能である。

  1. このうち高性能空中早期警戒監視モードが通常の用途で、360度にわたり同時に空中と地上を対象に、レーダー断面積が小さい目標を長距離にわたり捕捉することが可能。このモードでレーダーは10秒で1回転する。

  1. 高性能広域スキャンモードはこれまでの機械式スキャンと操作可能な電子スキャン技術を一緒にして、双方のいいところを取り、それぞれの方法の欠点を埋めるものだ。アンテナは機械式に回転するが、操作員は任意の方角を選択し、その部分でアンテナ回転を減速し、詳細情報を得ることができる。

  1. 高性能追跡モードは完全な電子スキャン方式でアンテナは安定化されるか特定の目標追跡にされる。高精度の目標追跡ができ、アンテナを止めて完全に電子式にスキャンすれば特定の地区での追尾が可能だ。ステルス機にはこのモードが効果を発揮する。

  1. APY-9の有効距離は300海里以上だが通常運用高度が25,000フィートというE-2Dの機体性能で制約を受ける。

  1. 海軍はE-2Dを75機導入する予定で2020年代に艦隊に配備が完了する。■




2014年6月15日日曜日

U-2全廃してもグローバルホークに19億ドル改修しないと使いものにならないのか


予算が潤沢であればミッションごとに複数の機種を維持できたのですが、昨今の予算環境では贅沢なことは言えなくなっています。しかし海軍と同様に政治が機種選択にいらぬ口を出してくると空軍も大変ですね。ISRは大変重要な分野なので、超高度を飛行できないグローバルホークを残し、U-2を全廃することで禍根を残さないことを祈るばかりです。

Global Hawk Needs $1.9 BN in Upgrades Before U-2 Can Retire


UAS Vision, 11 June 2014

RQ-4_Global_Hawk_Block_40

ノースロップ・グラマンRQ-4グローバルホーク無人偵察機が現行のロッキードU-2の全ミッションを引き継ぐには総額19億ドルの性能改修が必要と判明した。米空軍はU-2全機を退役させて予算節約を期待している。

「高高度ISR用には一機種しか維持できない」とロバート・オットー中将Lieutenant General Robert Otto(ISR担当副参謀総長)は語る。「もしグローバルホーク改修予算がないと各現場司令官に同機の利用を理解してもらえない」と同中将は空軍協会のイベントで話している。

改修内容は地上局以外に通信・画像送信能力、また機体に搭載された気象レーダーも含む、と同中将は話している。米空軍によるとすべての作業を完了するには6年かかり、費用は19億ドルだという。

空軍は今年早々に2012年に決定していたグローバルホークのブロック30機処分方針を撤回し、逆にU-2を全廃しようとしている。

わずか二年前には米空軍はグローバルホークの運用費用が高いとしていたが、その時点で同機をモスボール保存する案には議会の強い拒否反応が示されていた。

オバマ政権の2014年度予算要求では国防総省からRQ-4の運航コストの削減ができたとの報告があり、同機を温存し、U-2を全廃したいとしている。チャック・ヘイゲル国防長官によればこの決定は僅差で決まったという。■



2014年6月14日土曜日

今週は東シナ海上空で緊張が高まっています 今度は中国が日本を非難



Su-27が自衛隊機に嫌がらせをした翌日に中国は航空自衛隊F-15がTu-154に接近し安全を乱したと主張しているようです。日本政府は別事案の画像だと言っていますが。

米海軍協会はロイターや新華社報道を引用し、中国、日本のいずれの主張を淡々と伝えていますが、冷戦時を想起させるような事態にあきれているのかもしれませんね。ビデオを見ましたが、接近飛行は通常のオペレーションで、高速で追い越し飛行をしたとは大違いなのですが。そのそもTu-154が民間機ではなかったのではと思われますが、こうなれば自衛隊も画像を公開してはいかがでしょうか。ともあれ、偶発事故につながらないことを祈るばかりです。

China and Japan Trade Barbs Over ‘Shameless’ Fighter Buzz

USNI News By: Sam LaGrone
Published: June 13, 2014 11:04 AM
Updated: June 13, 2014 1:46 PM
A Japanese F-15J allegedly buzzing a Chinese Tu-154 on Wednesday.
A Japanese F-15J allegedly buzzing a Chinese Tu-154 on Wednesday.

中国が日本に対し「挑発的言動」を止める要求を出している。これは今秋水曜日に東シナ海上空で航空自衛隊F-15Jが中国のツポレフTu-154(NATO呼称ケアレス)に接近飛行したと中国が主張する事件への対応。中国が発表したビデオ映像ではF-15Jがケアレスの翼端近くを飛行しているのが見える。

「日本の戦闘機が中国機の30メートルに接近し、中国機の飛行に危険を与えたとの主張は真実ではないと信じる」と管官房長官は12日に報道陣に発言している。「ビデオに写っている機体は違っている」

日本政府からは中国に画像公開の中止を申し入れたが、中国は日本が「国際社会を欺瞞しようとしている」と反論している。

「事実と照らし合わせると日本側の主張は恥知らずなたわごとであり理屈が通らない。日本に挑発的行為・言動を直ちに中止するよう求める」と中国外務省報道官華 春瑩 Hua Chunying が13日記者会見で発言し新華社が配信している。

中国国防省はウェブサイトで「中国パイロットは冷静に基準通り規律正しく行動し、日本パイロットは危険な飛行をし、明らかに挑発的だった」と伝えている。

これに対し日本からは自衛隊機は前日に中国空軍のスホイSu-27フランカーが自衛隊機に接近したことに対応したものと説明。今回の事案は国境を巡り対立する両国の最新事件である。

自衛隊の緊急発進回数は2013年度は415回で前年度比38%増とロイターが伝える。■
 


先が見えない国防予算編成、EA-18グラウラー、ジョージ・ワシントン、MH-60の行方は?


Reduced Growler Buy Could Force Boeing to Restructure Production Line

USNI News By: Dave Majumdar and Sam LaGrone
Published: June 13, 2014 3:53 PM
Updated: June 13, 2014 3:53 PM

もし議会がEA-18グラウラー電子攻撃機22機追加調達の予算を認めないと、米海軍とボーイングは同機の生産継続で悩むことになりそうだ。

「上院軍事委員会が生産全体をどう考えるか次第ですが、すでにAP(先行調達)がありますので、ボーイングとは良く話し合うことになるでしょう」と海軍次官補ショーン・スタックリーSean Stackley(研究開発調達担当)はペンタゴンで13日報道陣に発言している。「あってはいけないのは追加費用で生産を人為的に引き伸ばすことですが、既存契約に効率的に費用を追加できれば利害上は最上の選択です」

ボーイングは追加22機のグラウラー発注がなければ生産ラインの維持ができないと訴えていた。

下院歳出委員会は2015年度歳出案を承認し、22機中のうち12機分のみ10.1億ドルでの調達を認めている。海軍は追加調達機で既存の電子攻撃飛行隊を各7機編成にしたいと期待していた。

一方でシコルスキーMH-60S/Rの運命はUSSジョージ・ワシントン(CVN-73)の行方とからみあっている。ペンタゴンは同空母を2016年度予算による燃料交換を実施せず退役させる提案を出しており、これは議会による予算強制削減措置が継続した場合には、という条件だった。これに対し、議会からはジョージ・ワシントンの退役には猛烈な反対が表明されている。

「海軍省は同艦を16年度予算に一旦計上した上で、最終決定を議会に任せたいと考えています」(スタックリー)「不確実な条件を考えると、H-60生産ラインを維持したいのですが、予算成立までは道のりが長いです」

ペンタゴンの2015年度予算要求にはMH-60の29機調達が入っており、同機の5ヵ年調達契約は2016年までとなっている。ジョージ・ワシントン退役が承認され、関連する航空隊兵力も同時に削減すれば海軍はその翌年にヘリコプター追加調達が不要となるというわけだ。■