2026年2月16日月曜日

軌道周回中衛星への電源供給用の宇宙機オッターを米宇宙軍が調達

 

宇宙軍が軌道上衛星への電力供給のためオッター宇宙機2機目を購入

オッターの電力供給能力により、衛星を軌道上の特定位置に固定させ、別の位置へ移動させることが可能となり、運用者に柔軟性が増える

Breaking Defense 

テレサ・ヒッチェンズ 2026年2月9日 午後4時40分

スターフィッシュのオッター宇宙機Otter spacecraftは、事前改造なしで衛星とのドッキングおよびサービス提供用に設計された。(スターフィッシュ・スペース社提供)

ワシントン発 — スタートアップ企業スターフィッシュ・スペースは、静止軌道(GEO)における「動的宇宙作戦」を支援する2機目の衛星サービス機「オッター」の供給に5450万ドル相当の契約を宇宙軍から交付されたと発表した。

同契約は国防総省の「革新的技術調達・配備加速プログラム(APFIT)」を通じ資金提供される。同プログラムは装備の迅速な提供を目的としており、スターフィッシュは2月7日付プレスリリースでこう説明した。同社によれば、これは同プログラムがこれまでに交付された契約の中でも最大規模の一つで、また今回の資金調達サイクルで宇宙企業に発行された唯一の契約だ。

国防総省のファクトシートによれば、2022年に研究開発局が開始したAPFITは「開発を完了し運用段階への移行準備が整った革新的プロジェクトに対する調達資金」を提供する。

スターフィッシュの最高成長責任者マイケル・マドリッドはメールで、新契約はオッターが運用で実証を迫られる中で確立された製品へと移行していることを反映していると述べた。

スターフィッシュによれば、オッターは衛星にドッキングし補助電力を供給する追加エンジンとなる。この電力で宇宙機の位置維持や必要に応じた移動が可能となる。

共同創業者のオースティン・リンクは「動的な宇宙運用と自律的拡張機動により、宇宙軍が重要な宇宙資産を維持し、回復力を高め、進化する任務要求全体で運用柔軟性を維持することを可能にする」と述べた。

スターフィッシュは2024年5月、宇宙システム司令部(SSC)から3700万ドルの戦略的資金増額契約を獲得。宇宙軍初のオッター機を建造・打ち上げし、2年間運用する。

同宇宙機は「今年中に打ち上げ準備が整う」とマドリッドは述べたが、軌道へ運ぶ国家安全保障宇宙発射ミッションの正確な日程は未定だと付言した。

新契約に基づき、スターフィッシュは2028年に2号機を納入する。

マドリッドによれば、宇宙軍はオッター衛星を選定済みだが、同社はその情報を開示する権限を有していないという。

同社は1月21日、低軌道に配置された拡散型戦闘宇宙アーキテクチャ(PWSA)の廃棄衛星を処分する、初の宇宙開発庁契約(5250万ドル相当)も獲得している。

この新規契約は、米宇宙軍司令官スティーブン・ホイティング大将が1月28日に発表した、宇宙軍の機動型宇宙作戦への転換要請を受けてのものだ。これには再燃料補給・修理・軌道上補給といった基盤技術への投資拡大や、新たな大規模演習の実施が含まれる。宇宙軍司令部の指導部が衛星の軌道上機動性向上に向けた新能力の必要性を強く訴える一方、宇宙軍は投資の妥当性については未決定のままである。■


Space Force buys second Otter spacecraft to power satellites on orbit

The Otter's power can keep a satellite fixed at one point on orbit or scoot it elsewhere, offering operators more flexibility.

By Theresa Hitchens on February 09, 2026 4:40 pm

https://breakingdefense.com/2026/02/space-force-buys-second-otter-spacecraft-to-power-satellites-on-orbit/



注目の機体 ボーイングMQ-28の進化

 

ボーイングのMQ-28ゴーストバットにウエポンベイと大型主翼を導入

翼幅は20フィートから24フィートに拡大される。

Breaking Defense 

マイク・ヨー

 2026年2月5日 午前3時02分

南オーストラリア州ウーメラ空軍基地でAIM-120先進中距離空対空ミサイルを搭載したMQ-28Aゴーストバット。(写真:オーストラリア国防省)

シンガポール — ボーイングのMQ-28 ゴーストバット連携戦闘機(CCA)は、翼幅拡大とともに内部兵器ベイが装備される予定であると、グローバルプログラムディレクターが今週のシンガポール航空ショーで発表した。

水曜日に会場で開かれた記者会見で、グレン・ファーガソンは、ブロック 3 機は AIM-120 中距離空対空ミサイルや小径爆弾などの兵器を運搬可能になると記者団に語った。

しかし、ファーガソンは、ウェポンベイに搭載できるペイロードの種類に関する唯一の制約は物理的なものであることを強調した。ゴーストバットのモジュール性とオープンアーキテクチャにより、ベイに収まる限り、さまざまな兵器を統合することができる。

このモジュール性とオープンアーキテクチャにより、同CCAは、ユーザーやミッションの要件に応じ、電子戦ペイロードや赤外線探知追跡システムなど、さまざまなペイロードを機首に搭載すできる。

ボーイングは「3、4」種類の他のセンサーペイロードも開発中だが、ファーガソンは詳細について明らかにしなかった。

また、ブロック 3 では、航空機の翼幅も 6 メートルから 7.3 メートル(20 フィートから 24 フィート)に拡大される。翼幅の拡大により、ゴーストバットは燃料搭載量が増え、航続距離も延長される、とファーガソンは述べた。

ボーイングは現在、オーストラリアでオーストラリア空軍(RAAF)向けにゴーストバットを開発中で、RAAF は追加で 7 機を注文しており、この中には 2028 年に納入予定のブロック 3の最初の機体も含まれる。

また、ゴーストバットに対する海外からの関心についても触れ、「多くの」潜在顧客と継続的な協議を中だと明らかにし、2025年9月の二国間防衛大臣会合でオーストラリアと日本が本プログラムで協力することで合意したことを強調した。

ファーガソンは、CCAの設計のモジュール性と柔軟性により、海外ユーザーは自国の能力をプラットフォームに統合できると強調した。

「各国の主権を反映した設計と開発は、パートナーシップとの関係にすべてがかかっている。CCA導入を検討している各国と能力を共有したいと考えています」。■

Boeing’s Block 3 MQ-28 Ghost Bat to gain weapons bays, longer wings

The aircraft's wingspan will expand from 6 meters to 7.3 meters, or 20 to 24 feet.

By Mike Yeo on February 05, 2026 3:02 am

https://breakingdefense.com/2026/02/boeings-block-3-mq-28-ghost-bat-to-gain-weapons-bays-longer-wings/


マイクロリアクターの軍用利用はここまで進んできた―C-17で米国内を輸送し、軍基地のエナジー自給自足を目指す。翻って日本は原子力に依然として冷たい対応のままだがこれでいいのか

 

米空軍C-17輸送機で輸送される小型原子炉

小型原子炉マイクロリアクターは基地の独立電源確保手段として注目されているが、民間エナジー分野にも大きな影響を与えそうだ

― 日本では原子力利用の動きが凍結に近い形で相当の時間が経ってしまいました。キチガイのような反原子力運動がまだ残っていますが、記事にもあるように電力あ需要は増える一方で、自然エナジーだけではとても需要はまかないきれません。論理的に考える必要があり、日本も大きな決断を迫られています。キチガイどもはノイズを上げるでしょうが、政治には大きな勇気が必要です。輸送機で原子炉輸送等と言ったら連中は狂死しそうですね。

TWZ

タイラー・ロゴウェイ

2026年2月15日 午後4時10分(EST)更新

Looking like a scene in a sci-fi movie, and in what is clearly a unique operation, dubbed Operation Windlord, USAF C-17s have been tasked with transporting a micro nuclear reactor.

国防総省

SF映画のワンシーンを思わせる光景だ。「オペレーション・ウィンドロード」と名付けられた作戦で、米空軍C-17輸送機がマイクロリアクターの輸送を任された。米軍の役割は、ヴァラー・アトミックスValar Atomics製のWard250原子炉の構成要素を、南カリフォーニアのマーチ空軍予備基地からユタ州のヒル空軍基地へ輸送することである。到着後、オレンジビルにあるユタ・サンラファエルエナジー研究所(USREL)へ移送され、詳細な試験が行われる。この作戦は直接的な実用性に加え、国防総省が重要施設の電力網へ小型原子炉を統合する構想の先駆けとなる可能性が高い。

3機のC-17がWard250の構成部品(合計8モジュール)をユタ州へ輸送する。原子炉がグローブマスターIIIで輸送されるのは今回が初めてとされる。ウォード250のUSRELへの搬送は、トランプ大統領が昨年発令した大統領令14301号を受けて設立されたエナジー省(DOE)の原子炉パイロットプログラムの一環である。

DOEのパイロットプログラムは、民生および軍事用途の可能性を秘めた技術開発の推進を目指している。米軍は近年、独自の小型原子炉開発を進めており、基地に地域電力網に依存しない、耐障害性・安全性・拡張性を備えた電力供給の実現を目指している。米国内の電力網の脆弱性は明白であり、軍事施設多数がこれに大きく依存したままだ。マイクロリアクターの活用は、独自の発電所に依存する遠隔地施設や、将来的に電力網への直接接続が全くない海外の簡素な基地にも貢献し得る

マイクロリアクターの商業的側面は、ヴァラー・アトミックスが追求する拡張可能な原子力エナジー構想が、大統領令14301号の下で取り組む課題でもある。同令は米国エナジー分野における「原子力ルネサンス」を加速させ、商業産業への電力供給を含む。これは特に、人工知能(AI)ブームに後押しされたデータセンターからの電力需要という、もはや飽くなき渇望を鎮める上で重要となる可能性がある。

ヴァラー・アトミックスのWard250は、ヘリウム冷却材と黒鉛減速材を使用する次世代原子炉設計だ。その核心は、「セラミック層で包まれたウラン核」から成る、いわゆる三構造等方性(TRISO)燃料だと米国エナジー研究局(USREL)の過去のプレスリリースにある。

TRISO核燃料は現在の発電所で使用されている同量の従来型核分裂性物質よりも高い性能を生み出す方法として説明される。また、使用および取り扱いがより安全であるとも言われている。過去の報道によれば、ヴァラー・アトミックスはWard250で100kWt(熱出力キロワット)の出力定格を達成することを目指している。

USRELによれば、TRISO燃料、ヘリウム冷却、黒鉛減速材の組み合わせにより、「安全な運転が可能となり、従来型プラントよりも高い温度での運転能力を提供する」という。

地球上で最も野心的なエナジープロジェクト – ヴァラー・アトミックス

モジュラー・シタデル | ヴァラー・アトミックス

ヴァラー・アトミックスの創設者アイザイア・テイラーは、同社のビジョンと非常に積極的なスケジュールについて次のように述べた

「40年間にわたり、米国は国内エナジー生産への投資を怠り、エナジー集約型産業を海外に流出させてきた。この戦略的誤りは、エナジー需要が前例のない速度で加速するまさにこのタイミングで我々を脆弱な状態に陥れている。今、重要製造業の国内回帰とエナジーを大量に消費する人工知能分野での競争を進める中、投写は産業史上類を見ない規模の電力需要に直面している。

この課題の規模は過小評価できない。単一の大型言語モデルを訓練するだけで、小都市並みの電力を消費する。先端製造業にはギガワット単位の安定供給が不可欠だ。重要素材・製造分野で中国と競争するには、極めてエナジー集約的な工業プロセスが必要となる。一方、数十年前から存在する既存の送電網インフラは、現在の需要ですら限界に達している。

再生可能エナジーは、要求される信頼性と密度をもってこれらのベースロード需要を満たせない。天然ガスと石炭は極めて貴重な資産であり、その成長も許容されるべきだが、中国に対抗するために必要なスピードと根本的な経済性を欠いている。米国の技術・産業復興を支えるために必要な低コスト、迅速な導入、運用信頼性を兼ね備えているのは、原子力発電だけである。

数十年来で初めて、原子力エナジーは真の姿——繁栄、安全保障、世界的影響力に不可欠な戦略的国家資産——として扱われつつある。

ヴァラー・アトミックスが米国エナジー省より選定され、2026年7月4日までに米国本土で臨界を達成することを光栄に発表する。

その目標達成にこの空輸作戦が不可欠なようだ。

空輸作戦の存在を初めて知ったのは、テイラーが昨日マーチ空軍基地の飛行場から投稿を始めた時だ。彼が公開した画像には、SFのような外観の原子炉が他のコンテナや支援装備と共にC-17輸送機へ搬入される様子が映っている。

国防総省はこの作戦について次のように発表している:

「オペレーション・ウィンドロード」に関する国防総省の発表文には、以下の記述がある:

「ヴァラー・アトミックスとの画期的な協力関係は、トランプ大統領が米国の原子力エナジー構造を再構築・近代化するための大統領令に直接沿ったものです。

2026年2月15日(日)、次世代原子炉がカリフォーニア州マーチ空軍予備基地からユタ州ヒル空軍基地へC-17輸送機で移送されます。その後、原子炉はユタ州オレンジビルにあるユタ・サンラファエルエナジー研究所(USREL)へ輸送され、試験・評価が行われる。

この原子炉の成功裏な搬送・設置は、わが国の防衛におけるエナジー耐性と戦略的自立の未来に大きな可能性を開き、重要インフラ課題解決に向けた機敏で革新的、かつ商業優先のアプローチを示すものである。先進的原子力技術の力を活用することで、我々は国家安全保障を強化するだけでなく、アメリカのエナジー優位性の未来を主導しているのです。」

なぜ原子炉が陸路でユタ州へ輸送されなかったのかについては、明確ではない。核関連物資輸送にはセキュリティが重大な課題となるため、それが要因の一つと考えられる。さらに、国防総省が原子炉導入を推進していることから、このような輸送が日常化する可能性もある。余談だが、輸送に関与した米空軍部隊である第62空輸航空団は、現在確認されている限り、通常核兵器輸送の運搬を認可されている唯一の部隊である。その結果、第62航空団はエナジー省(DOE)と連携し、他の種類の核物質の移動にも頻繁に関与している。

「オペレーション・ウィンドロード」は、新たい原子力技術の推進という重要な取り組みの一環であるだけでなく、将来の小型原子炉空輸作戦の指針となる実証実験となるだろう。■

タイラー・ロゴウェイ

編集長

タイラーは軍事技術・戦略・外交政策の研究に情熱を注ぎ、防衛メディア分野でこれらのテーマにおける主導的な発言力を確立してきた。防衛サイト『フォックストロット・アルファ』を創設した後、『ザ・ウォー・ゾーン』を開発した。


This Is A Nuclear Reactor Packed Into A USAF C-17 Cargo Jet

Micro nuclear reactors are being seen as a way to get critical bases off the grid, but they could also have a major impact on civilian energy production.

Tyler Rogoway

Updated Feb 15, 2026 4:10 PM EST

https://www.twz.com/uncategorized/this-is-a-nuclear-reactor-packed-into-a-c-17-globemaster-iii


2026年2月15日日曜日

米海軍トップはUSSフォードの配備延長に反対の意見を表明していた。空母への需要が高まる中、稼働可能な隻数が足りない米海軍の事情

 

空母ジェラルド・R・フォードの配備延長に「反対」と海軍最高司令官は表明していたが

同提督は、中東に派遣されたばかりの空母を海上配備し続けることは、大規模な整備問題と乗組員の負担増につながると述べた


TWZ

ハワード・アルトマン

2026年2月13日 午後4時09分(米国東部時間)更新

The USS Ford was ordered to the Middle East after CNO expressed concerns about the ships and crew after months at sea.

(米海軍広報専門兵見習いアリッサ・ジョイ撮影)

ォード空母打撃群(CSG)をカリブ海から中東に派遣する決定は、海軍最高幹部が、長期の配備による乗組員の福祉と艦艇の状態を懸念し、そのような命令が出ても「抵抗する」と述べてうたが下された。同空母は、昨年6月にノーフォークを出港し、地中海に向かった。その後、昨年10月、ドナルド・トランプ大統領により、ヴェネズエラの独裁者ニコラス・マドゥロを最終的に捕らえることとなった作戦に参加するため、カリブ海に派遣された。トランプ大統領がフォードの新たな配備命令を出したのは、交渉が継続する中、イランを攻撃すべきかどうか検討している最中で、そしてエイブラハム・リンカン空母打撃群を米中央軍作戦地域に派遣した後だった。

「能力の観点からフォードは大統領が軍事的に行いたいと考えるあらゆる事柄にとって、計り知れない価値のある選択肢となるだろう」と、海軍作戦部長(CNO)ダリル・コードル提督は先月、水上艦協会(SNA)の年次シンポジウムで、本誌含む記者団に語った。「しかし、運用期間の延長が必要となれば、CNOからの反発を受けるだろう。その際は、他に可能な手段がないか検討する」

コードル提督は、延長を回避するために具体的にどのような措置を取るかについて¥言及しなかった。

The aircraft carrier USS Gerald R. Ford is now in the SOUTHCOM region.空母「フォード」とその打撃群は中東への展開を命じられている。(米海軍)

いずれにせよ、「フォード」打撃群を中東に派遣する命令により、母港からの離脱期間はさらに延長される。同艦が現地到着するのは今月末近くの見込みで、トランプ大統領が漠然としたタイムラインに言及しているものの、現地での必要期間は不明だ。

「おそらく今後1か月程度だろう」とトランプ大統領は木曜日、イラン核問題に関する合意のタイムラインに関する質問に答えて述べた。「迅速に決着すべきだ。彼らは即座に合意すべきだ」。イランと合意が成立すれば、フォードが帰国命令を受ける可能性もある。

またトランプ大統領は合意が成立しない場合、イランにとって「非常に深刻な打撃」となると述べた。

金曜日、トランプ大統領は記者団に対し、フォードを中東に派遣した理由を説明した。「合意に至らなければ必要になる」と米大統領は記者団に語った。

「打撃群の展開期間は既に一度延長されており、乗組員は3月上旬の帰還を予定していた」と、フォードの中東派遣を最初に報じたニューヨーク・タイムズ紙は指摘した。「新たな延期により、ヴァージニア州でのフォードのドック入り期間がさらに危うくなる。同地では大規模な改修と修理が計画されていた」

海軍作戦部長(CNO)が政権高官や国防総省幹部とどのような協議を行ったか、またフォードの予定より長期の海上配備に異議を唱えたり代替案を模索したかは公には不明。本誌はCNO事務室に取材を申し込んでおり、詳細が提供され次第、本記事を更新する。ホワイトハウスと統合参謀本部にも取材を申し込んだが、両機関とも海軍作戦部長室に照会するよう指示した。

SNA会議でコードルは、打撃群が母港を離れて200日以上、しばしば過酷な状況下で活動した代償を強調した。これはほぼちょうど1か月前のことである。

「派遣延長には大反対だ。重大な影響を及ぼすからだ」とコードルは説明した。「第一に、私は水兵第一の海軍作戦部長だ。乗員は7ヶ月間の任務を確実に遂行できるという確信を求めている」

人的影響に加え、任務延長は前述のドック補修計画にも悪影響を及ぼす。

「艦が帰還した際、当初は7ヶ月間の配備で使用された状態を維持できると想定していました。しかし配備が8ヶ月、9ヶ月以上に及ぶと、想定外の重要部品の修理が必要になります」とコードルは指摘した。「作業パッケージが膨れ上がり、運用に支障をきたすのです」

コードルがSNA会議で提起した整備問題に加え、フォードは下水処理問題にも悩まされている。

中東地域に空母2隻が展開されるのは珍しいことではない。1年前、米海軍はUSS ハリー・S・トルーマン USS カール・ヴィンソン を同時に中東に展開し、イエメンを拠点とするフーシ派反乱勢力に対する戦闘作戦に従事させていた。しかし、海軍最古のニミッツが昨年12月に予定より早く退役のため帰港したため、稼働中の空母は10隻となった。同時に展開できる艦艇数には、後続の作戦に重大な支障を来さない範囲で、スケジュール上および後方支援上の限界がある。

長期展開を最後に遂行した空母「アイゼンハワー」は、母港から長期離脱による追加負担の結果、メンテナンスが半年以上延長されている。海軍の2026会計年度予算書によれば、同艦の作業は昨年7月までに完了予定だったが、現在も未完了である。運用不能状態は艦隊全体に波及している。これにより指揮官が緊急事態を計画・準備する際の選択肢が制限され、空母全体の運用計画が狂わされている。

その他の艦隊状況としては、3隻の空母が整備中であり、長期にわたり運用不能状態にある。加えて、ジョージ・ワシントンは日本に前線配備中、2隻が配備準備中、2隻が配備後調整中である。

(イアン・エリス=ジョーンズ作図)

フォードを中東に派遣する動きは、イランとの潜在的な紛争を前に増大する軍事力集結の一環で行われている。フォードに加え、国防総省は空軍の戦術機を異例の少数で中東に派遣しており、陸海上に展開中の限定的な数の航空機に加わる。

空母リンカンに加え、同海域には少なくとも9隻の艦艇が展開中で、うち5隻はアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦である。潜水艦も配備されているが、その存在は公表されておらず、中東各地の基地には3万人以上の兵士が駐留している。

戦術航空機を搭載した空母打撃群(CSG)とイージス艦による護衛隊が追加配備されれば、中東における米国の火力強化は確実である。本誌が繰り返し指摘してきた通り、現地配備機と到着予定の機を合わせても、大規模持続作戦には戦術航空戦力が不足している。第二の空母打撃群は大きな助けとなるだろう。

トランプ大統領がいつどのような命令を下すかは依然不明だが、同地域への第二空母打撃群配備は選択肢を広げる。■

ハワード・アルトマン

シニアスタッフライター

ハワードは『The War Zone』のシニアスタッフライターであり、『Military Times』の元シニアマネージングエディター。それ以前は『Tampa Bay Times』のシニアライターとして軍事問題を担当。ハワードの作品は『Yahoo News』『RealClearDefense』『Air Force Times』など様々な媒体に掲載されている。



Navy’s Top Admiral Previously Said He Would “Push Back” Against Extending USS Gerald R. Ford’s Deployment

The admiral said keeping the carrier, which was just sent to the Middle East, at sea could result in big maintenance repercussions and crew strain.

Howard Altman

Updated Feb 13, 2026 4:09 PM EST

https://www.twz.com/sea/navys-top-admiral-previously-said-he-would-push-back-against-extending-uss-gerald-r-fords-deployment