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★★F-35採用を主張してクビになったドイツ空軍トップ

これは政治の横暴でしょう。制服組はタイフーンの性能発展性に限界を感じているのに対し、ヨーロッパ第一の考えの政治家がそんな現実には目もくれず目障りな発言を繰り返す将軍を横に追いやったということでは。ではその後を継ぐ空軍トップがやはり同じ発言を繰り返したらどうなるのか、あるいは「忖度」して政治家に取り込まれるのか。戦闘機選定はその後30年に影響を与えますから慎重に検討してもらいたいものです。

Luftwaffe chief dismissed over F-35 supportドイツ空軍トップがF-35をめぐり更迭の憂き目にあう



Sebastian Schulte, Berlin - IHS Jane's Defence Weekly
16 March 2018


ベルリン安全保障会議で展示されたドイツ軍マーキングのF-35。ルフトヴァッフェ参謀総長がトーネード後継機にF-35が欲しいと発言し更迭された。 Source: IHS Markit/Gareth Jennings

イツ空軍制服組トップが更迭される。ロッキード・マーティンF-35ライトニングIIの採用を主張したのが主な理由と判明した。
カール・ミュルナー中将Lieutenant General Karl Müllnerは5月末に退役することになり、その発表はドイツ国防相ウルスラ・フォン・デアレイエンUrsula von der Leyenが二期目就任をしたわずか二日後というタイミングである。
ミュルナー中将はこれまでJSFをトーネード後継機に公然と推す発言をしたのが更迭の原因だったようだ。「ルフトヴァッフェはF-35性能をトーネード後継機選定の基準をするべきであり、空軍に望ましい選択を明確に述べてきたつもり」とミュルナー中将は2017年11月に報道陣に語っていた。

ドイツ空軍参謀総長がJSFを支持して国防省方針とぶつかった形だ。国防省はユーロファイター・タイフーンを後継機にしたいと考えている。■

コメント

  1. ドイツ政治の話になりますが、日本の報道ではメルケル率いるCDUとSPDが連立に向けた協議が合意という話、SPDは選挙後CDUとの連立はしないと言い切っていたのに対してAFDの躍進を前に主張を真逆に切り替えた様です。
    しかしこれ、SPD内部で問題となりSPD党員となってSPDとCDUの連立を破綻させようというSPD自身でネガティヴキャンペーンが展開されているそうで。
    事これは政治の話ですが、軍事においてとりわけ装備調達は政治外交的側面が強く、ドイツの選挙以降不安定な政治が軍事調達にも影響を与えていると思われます。
    メルケルら首脳部はアメリカから距離を置こうとしている様ですが果たして政治的基盤が安定しないドイツ首脳部の方針が軍部に何処まで影響が出るものか…

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  2. 安全保障環境が違うので同じ基準では語れないが、なんとも呑気な話です。
    見えない確かな危機を感じ取り10年後20年後に備えている太平洋諸国とはあまりに温度差が大きい。
    もしドイツ政府のこの考え方がEU各国国民の温度と大差ないとすれば、ユーラシアの東で強い圧力を感じたChina独裁政権が西へ活路を見出し戦略の大転換をみせたとき、欧州内での経済的インセンティブで繋ぎ留められているEU加盟民主国政府は足並みが揃わず、EUはドミノ式に瓦解しかねない。
    自らの域内で起きたユーゴスラビア紛争にも主体的に動こうという素振りが全くなかった"前科"にも鑑みて、欧州の将来を悲観せずにおれません。

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