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対北朝鮮への警戒姿勢を示す韓国軍がバンカーバスターミサイルを追加発注

朝鮮半島の事態の変化に世界が振り回されている観がありますが、韓国の独立と安全に責任を有する軍部はどう見ているのでしょうか。警戒態勢は維持しているはずですが、政治の方向性が誤っていると判断すればクーデターに動かないでしょうか。あたかも平和が約束されたと浮かれる世間からすればこうしたニュースは歓迎されないでしょうから、おそらくこのニュースは韓国国内では黙殺されているはずです。軍が「国民感情」に忖度するようなことでいいのでしょうかね。


South Korea quietly orders 90 more Taurus bunker-busting missiles韓国がこっそりとバンカーバスターミサイル「トーラス」を90発追加発注

By: Jeff Jeong    

トーラスミサイルは北朝鮮の地下施設攻撃能力があり、金正恩の秘密退避壕も正確に狙えるといわれる。(South Korea Defense Ministry via AP)

SEOUL, South Korea — 韓国の国防調達部門がトーラス長距離空中発射地下施設攻撃ミサイルを90発追加発注した。
国防調達事業庁DAPAは契約情報を開示しておらず、北朝鮮との対話ムードに水を差さないよう配慮しているのは明らかだ。
南北会談とともに米大統領ドナルド・トランプと北朝鮮指導者金正恩の首脳会談に向けた準備により低下している。
ミサイルのメーカーのドイツ企業トーラスシステムズGmbHの契約は2月末に締結されたとDAPA報道官Kang Hwan-seokが述べている。
今回のミサイル発注は2013年に続くものでDAPAはトーラスミサイル170発を発注しF-15K戦闘機搭載を進めていた。ミサイルは一発1.8百万ドル。
A Taurus long-range air-to-surface missile is fired from a South Korean Air Force F-15K fighter jet during an exercise on Sept. 12, 2017, in Taean-gun, South Korea. (South Korean Defense Ministry via Getty Images)トーラス長距離空対地ミサイルが韓国空軍のF-15K戦闘機から試射された Sept. 12, 2017, in Taean-gun, South Korea. (South Korean Defense Ministry via Getty Images)
同ミサイルは韓国が実現をめざす「キルチェーン」先制攻撃装備の中核となり、北朝鮮の核兵器ミサイルによる脅威に対抗する。
同ミサイルの射程は550キロで北朝鮮の地下施設の破壊能力があるといわれ、金正恩の秘密退避場所も含めピンポイントで狙える。
昨年9月に韓国空軍はトーラスの実弾発射試験を初めて実施し、9月3日の北朝鮮核実験に対抗した。演習ではF-15Kから発射したトーラスは400キロ飛翔し群山沖合の標的に命中した。
韓国空軍は国産FA-50軽攻撃機にトーラス350K2(短距離型)の搭載を目指している。韓国はFA-50を60機運用している。350K2は約300キロ軽量化され射程は300キロ。
昨年12月はFA-50近代化のフィージビリティスタデイを開始した。構想では兵装のアップグレード、空中給油機能の追加、エンジン改良が含まれる。■

Email: jeff@defensenews.com

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