Comparison of U.S. and Chinese Aircraft Carrier sizes. Image Credit: Screenshot.
1405年から1433年にかけ、クリストファー・コロンブスより90年も前に、鄭和の「明朝宝物艦隊」が7回にわたる海洋遠征でアフリカ東海岸まで到達した。航海の継続できなくなったが、7世紀後、現在の中国艦艇はアフリカに単に寄港するにとどまらず、プレゼンスを維持するまでになった。次は中国空母が中心話題になりそうだ。
中国空母がアフリカを母港にする?
人民解放軍海軍PLANの海外基地は現時点で一か所のみだ。東アフリカのジブチで、紅海の「アフリカの角」に位置する。2017年に利用開始し、着実に拠点機能の強化を続けている。
規模が拡大し、航空母艦数隻を運用可能となった。PLANは空母二隻を運用中で三隻目が建造中だ。
一号艦遼寧はウクライナから購入した1980年代のソ連艦を大幅改修したもので、二号艦山東は遼寧を近代化し国内建造した。
三号艦は2024年に就航とされ、先行二艦より大型で中国初のカタパルトを搭載し、大型機の発艦も可能となる。
中国はアフリカに拠点を構築している
ジブチのPLAN海軍施設は米軍の作戦拠点キャンプレモニエから7マイルしか離れていない。
「中国初となった海外軍事拠点はここジブチが唯一だが、ふ頭追加で空母運用も可能となる」と米アフリカ軍司令スティーブン・タウンゼンド大将が述べている。「中国はアフリカ大陸で別の基地設置場所も模索中」
ジブチは小国ながら世界最大の通商航路に近いという戦略的な立地にある。給油や積み下ろし地点となり、海へのアクセスを持たない隣国エチオピアの輸出入拠点だ。
同国には海外諸国の軍事基地も設置されており、キャンプレモニエは2002年発足し、アフリカで唯一の米軍恒久軍事基地となっている。フランス外人部隊拠点があった場所に設置されたものだ。これ以外にフランスと日本も小規模ながら軍事基地を確保している。
タウンゼンド大将は中国の施設増強ぶりは他国を上回り、アフリカでのプレゼンスにつながると発言。中国も同基地を「アフリカ大陸及び近隣海域への兵力投射機能の拠点」と位置付けている。
PLAN初の海外基地となったが、これ以外の基地拠点づくりを模索している。
タウンゼンドは中国基地が新規整備されるとアフリカ東部西部南部で中国港湾整備投資を介したつながりが生まれ、中国軍部隊が地理戦略面で権益を強めるとみている。
中国は経済力にものを言わせキャッシュに飢えるアフリカ諸国への貸付を申し出ており、借り手に不利な条件をつけ、債務の罠をしかけている。これにより中国はアフリカ全土の港湾施設等の利用を目指している。
タウンゼンドは「中国は大きな懸念対象だ。アフリカ大陸で文字通りあらゆる場所に出現している」と述べ、「将来に向け数々の手を打っている。大量に支出している。重要施設多数を建設している」とした。■
この記事は以下を再構成し人力翻訳でお送りしています。市況価格より2-3割安い翻訳をご入用の方はaviationbusiness2021@gmail.comへご連絡ください。
China’s Aircraft Carriers Could Soon Be Based in Africa?
ByPeter SuciuPublished19 seconds ago
Peter Suciu is a Michigan-based writer who has contributed to more than four dozen magazines, newspapers and websites. He regularly writes about military small arms, and is the author of several books on military headgear including A Gallery of Military Headdress, which is available on Amazon.com.
コメント
コメントを投稿
コメントをどうぞ。