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ロシア軍訓練場で銃撃戦が発生、新兵十数名が死亡。ロシアで何が起こっているのか

 



2022年9月27日、クリミアのセヴァストポリで行われた出発式に出席した徴兵予備兵。- ロシアのプーチン大統領は9月21日、ウクライナ戦でロシア軍を強化するため、数十万人のロシア人男性の動員を発表し、デモと男性の海外脱出を呼び起こした。(Photo by STRINGER / AFP)(Photo by STRINGER/AFP via Getty Images)

 

ロシア軍内部での暴力行為で最大規模になった

 

 

シア南西部の軍事施設で兵士2名が内部で攻撃したと見られ、少なくとも11人が死亡、15人が負傷した。

 

攻撃は今日未明、ウクライナへの出撃に備える射撃訓練中に行われた。ベルゴロドで訓練することになっていた2人は、同僚に発砲した。両名は射殺されるまでに10人近くを殺害した。現場に兵士が何人いたのか、銃撃がどのくらい続いたのかは不明だ。

 「10月15日、CIS(独立国家共同体)諸国の市民2名が、ベルゴロド州西部軍管区の訓練場でテロ行為を行った」と、ロシア国防省は本日、記者団に語った。

 ロシア国営通信社タスによると、法執行機関が銃撃事件を調査中。負傷した15人は近くの病院に運ばれた。

 ロシアのメディアと国防省は、犯人をテロリストと呼んだが、AP通信は「旧ソビエト国家」の志願兵と特定している。今日の銃撃の実行犯が、加盟9ヶ国のどの国の出身だったは不明。ベルゴロド州はウクライナ北東部に接し、ここ数日、ウクライナによる攻撃と見られる爆発が続いている。

 2月にウクライナ侵攻が始まって以来、ロシア軍による初の内部銃撃事件と見られ、ロシア軍による死傷事件の一つとなった。

 この攻撃は、プーチン大統領が侵略軍を強化するため予備兵22万人を動員し、30万人の新兵を獲得したロシア軍で発生した最新の内部暴力行為だ。9月下旬には、25歳の男が動員に抗議してシベリアの入隊事務所で募集担当者を銃撃した。軍の入隊用建物も放火された。また、ロシアの各都市で抗議デモが行われ、1万人以上の大量逮捕につながり、抗議者に警察の暴力を加えた。

 ロシアは、ウクライナ北東部で挫折を味わっているにもかかわらず、戦闘の勢いを取り戻そうと、最小限の訓練で招集した部隊をウクライナに送り込んでいる。ウクライナはハリコフ地方を急速に奪還し、ロシア軍を追い返すだけでなく、ロシア軍戦車数台を捕獲した。

 報道によれば、新兵は訓練が不十分で、軍は予備役の経験に頼り、すぐにウクライナに派遣して戦わせている。■

11 dead, 15 wounded in apparent insider attack at Russian training site


BY NICHOLAS SLAYTON | PUBLISHED OCT 15, 2022 6:05 PM

 

 


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