10月17日キーウ上空で撮影された無人機 SERGEI SUPINSKY/AFP via Getty Images; Insider
ロシアは火曜日、ウクライナ攻撃にイラン製自爆ドローンを投入していないと述べた
この主張は、写真証拠や米英両国の評価と矛盾する
無人機は、戦場から遠く離れたウクライナ国内で民間人数名を殺害したと当局者は述べた
ロシアは火曜日、ウクライナ攻撃にイラン製「自爆無人機」を使用していないと疑義を否定した。
プーチン大統領の報道官、ドミトリ・ペスコフは記者会見で、ロシアがイラン製装備を配備しているとの指摘を否定した。
ロイター通信によると、ペスコフ報道官は、「ロシアの機器が使用されている」と述べた。「これ以上の質問はすべて国防省にしてほしい」と述べた。
この主張は、月曜日の空爆の証拠や、アメリカやイギリスの情報機関の評価と食い違う。
ロシア無人機による攻撃中の様子(2022年10月17日、ウクライナ・キーウ)。 REUTERS/Roman Petushkov
キーウ上空の写真には、特徴的なデルタ翼のシャヘド136ドローンが標的に向かう様子が写っていた。前線から遠く離れた標的でもロシアはここ数日、優先的に攻撃している。
AFP通信配信の印象的な写真では、攻撃する前に地上100フィートを飛ぶドローンが写っており、他の画像ではより遠くの景色が写っている。
ウクライナのキウで上空を飛ぶドローンと、その直撃の余波を示す合成写真(2022年10月17日撮影)。YASUYOSHI CHIBA/AFP via Getty Images; Insider
ホワイトハウスは昨日、使用された無人機はシャヘドShahed-136型であると発表した。また、イランがロシアに兵器を提供したのを否定しようとする努力を退け、イラン当局者が嘘をついていると直接非難した。
国務省のベダント・パテル報道官は月曜日、ロシアの無人機操縦士はイランで訓練を受けていると述べた。英国国防省も、シャヘッド136ドローンがウクライナで使用されたと述べ、火曜日発表の評価でそのことを明らかにした。
米情報当局は、イランがロシアに地対地ミサイルや無人機など、より多くの武器を送ることに同意したと、ワシントン・ポスト紙に語った。
ロイター通信によると、ウクライナで発見された破壊された無人機には、Shahed-136ではなく Geran-2 というロシア名が付いており、ペスコフの「ロシア名」の機器が使用されているという主張を裏付けている。
Insiderのジェイク・エプスタインが報じたように、無人機はシンプルで射程距離が長く、安価であるため、ロシアに魅力的な兵器だ。
ただしドローンは低速低空飛行なので、比較的簡単に撃墜できる。
しかし、ロシアは一度に無人機多数を送り込むことができるため、ウクライナ対応の選択肢は限られる。
無人機は月曜日、キーウで民間人数名を殺害したという。
ウクライナ大統領夫人オレナ・ゼレンスカOlena Zelenskaは月曜日、死亡者の1人を直接イラン無人機によるものとし、ヴィカという女性の写真を公表した。夫、胎児とドローン攻撃で死亡したという。
キーウ市長ヴィタリ・クリチコVitali Klitschkoは、月曜日の無人機攻撃で、瓦礫から見つかった高齢女性を含む5人が死亡したと述べている。
EUはイランの関与を調査し、イラン軍がロシアを支援していると判明すれば、イランを制裁すると発表した。
デンマークもイラン無人機が使用されたとし、外相は月曜日に次のように述べた。「イラン無人機がキーウの真ん中で攻撃に使われたようだ。これは残虐行為だ」。■
Russia denied using Iranian suicide drones to attack Ukraine, even though there are pictures of it
Kieran Corcoran and Sinéad Baker Oct 18, 2022, 9:56 PM
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