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インド国産SSBNアリハントがミサイル発射に成功した。インドのめざす核抑止力戦略の大きな柱だが、規模や戦力は西側大国と異なる

 



アリハントクラスの写真は非常に少ないが、衛星画像の解析と数少ない写真から、内部の配置がある程度わかる。


INSアリハントArihantは2022年10月14日、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の発射に成功した



インド国防省(MoD)は声明で以下発表した。

「ミサイルは所定の距離までテストされ、非常に高い精度でベンガル湾の目標地域に衝突した。兵器システムの運用および技術的なパラメータをすべて検証できた」。

 インド国防省は、INSアリハントによるSLBM発射の成功は、乗組員の能力を証明し、インドの核抑止力の重要な要素であるSSBN計画を検証するために重要である、と付け加えている。堅牢で生存可能かつ確実な報復能力は、インドの「先制不使用」を支える「信頼できる最小限の抑止力」政策に沿ったものである。

 今回の実験で使用されたSLBMの正確な型式は明らかにされていない。K-15「Sagarika」またはK-4ミサイルである可能性がある。K-15は1000kgの弾頭を約400海里飛ばすことができる。アリハントには12基が配備可能だ。しかし、同ミサイルは暫定的な解決策と見なされている。 新型K-4はフルサイズのSLBMで、射程距離は約1,900海里で、K-15の約4倍と予想されている。

 しかし、今回事前に出たNOTAMの対象範囲が広いことから、テストミサイルはK-15の可能性が高い。


Indian SSBN INS ArihantIndian SSBN INS Arihant



INSアリハントについて

インドのアリハント級弾道ミサイル潜水艦(SSBN)ほど、写真に撮られていない潜水艦はない。一番艦のINSアリハント(S2)は2016年就役し、今年に2番艦INSアリガット(S3)が就役する予定だ。

 アリハントは、「ポケットブーマー」とも言えるユニークな設計で他の弾道ミサイル潜水艦(北朝鮮の通常動力船を除く)と比べても、はるかに小型だ。船体は短く、薄く、ミサイルサイロは4基しかない■


Indian SSBN INS Arihant Fires Submarine Launched Ballistic Missile - Naval News

 

Posted by : Xavier Vavasseur

 14 Oct 2022

 

Xavier is based in Paris, France. He holds a Bachelor’s degree in Management Information Systems and a Master of Business Administration from Florida Institute of Technology (FIT). Xavier has been covering naval defense topics for nearly a decade.


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