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B-21レイダーの機体公開は12月初旬か。米空軍に最大のクリスマスプレゼントとなる同機は予算内、工期内で完成した事自体がニュース。

 

B-21 Raider. Image Credit: US Air Force.

B-21レイダーの一般公開が迫る 

クリスマスがやってくる。ノースロップ・グラマンのB-21レイダーもやってくる。アメリカ空軍の新鋭長距離戦略爆撃機の公式公開が先に到着する可能性がある。B-21レイダー・ステルス爆撃機は12月第1週にデビューを飾る。

レイダー発表の詳細に触れたのは調達・技術・兵站担当空軍次官補アンドリュー・ハンターAndrew Hunterで9月20日の空軍協会主催イベントでのこと。B-21ロールアウトの週は、レーガン国防フォーラムと重なり、数十人の軍高官がカリフォルニアに集まると、Defense Oneが最初に報じた。

B-21にステルスモードはない

B-21レイダーはステルス機だが、ノースロップ・グラマンがパームデール施設で製造していることはすでに知られており、最新情報によると、試作型6機が製造されている。

同機は、来年の前半に初飛行すると予想されている。

10年以内に就役する長距離重戦略爆撃機は、通常弾と核弾頭両方を運搬できる二重能力貫通攻撃型ステルス爆撃機として設計された。B-21は、情報、監視、偵察、電子攻撃、通信、その他機能を含む長距離攻撃用の大規模なシステム・ファミリーの構成要素となる。さらに、レイダーはスタンドオフ弾、直接攻撃弾の幅広い組み合わせを使用できる。

B-21は就役開始時点で、冷戦時代のB-1Bランサーを代替し、B-2スピリットやB-52ストラトフォートレスと運用される予定である。最終的には、レイダーが後者2機にも取って代わり、空軍で唯一の爆撃機となる。

B-21は費用対効果の高いプログラム

また、空軍はB-21開発において、コスト削減の努力をしてきたとアピールしている。ノースロップ・グラマンとの技術・製造開発契約で製造中のB-21試験機は、量産機製造用と同じ工具、プロセス、技術者を用いて、生産ラインで製造されている。

「B-21試験機は、構造的にもミッション・システム的にも、これまで見てきた中で最も量産型に近い機体だ」と、今年初め、空軍迅速能力局長ランドール・ウォルデンRandall Waldenは説明していた。「このプログラムでは、高忠実度の飛行試験キャンペーンと効果的な生産移行への道を開くため、正しい決断がなされている」。

4月、空軍省はノースロップグラマンにB-21レイダープログラムの事前調達として1億800万ドルを交付した。先行調達資金として、B-21の最初の生産ロット製造に必要な長期のリードアイテム取得にあてられる。先行調達費を認めたことで、21世紀の爆撃機隊の基幹機の配備への空軍のコミットメントが再確認された。

B-21

米空軍の長距離爆撃機B-21レイダーを、武装型無人次世代制空権プラットフォームが護衛する様子の想像図。Mike Tsukamoto/staff; Greg Davis/USAF

B-21: 専門家の意見

オバマ政権時代の国防総省元高官は、「B-21レイダーがほぼ予定通り、予算内で完成したことは間違いなく喜ばしい」と説明している。「今の課題は、有事に中国やロシアの空域に大量に侵入できるだけでなく、プロジェクト全体のコストが妥当であると保証するために、空軍が同機を十分な機数で入手できるようにすることです。私がこれまで見てきたところでは、もし空軍がこの飛行機を100機、いや120機手に入れれば、米国の安全保障は素晴らしい状態になる」。■

The B-21 Raider Could Be the Ultimate Christmas Gift for the U.S. Air Force - 19FortyFive

ByPeter Suciu

Expert Biography: A Senior Editor for 19FortyFive, Peter Suciu is a Michigan-based writer who has contributed to more than four dozen magazines, newspapers, and websites with over 3,000 published pieces over a twenty-year career in journalism. He regularly writes about military hardware, firearms history, cybersecurity, and international affairs. Peter is also a Contributing Writer for Forbes. You can follow him on Twitter: @PeterSuciu.


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