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空自F-15にトップガン塗装機が期間限定で登場。小松基地航空祭は9月19日開催。

 

@monimoni1002


トップガンに登場した機体塗装が、航空自衛隊のF-15イーグルに適用された


ート・ミッチェルの名前と「トップガン」の称号を掲げたカスタムペイントのF/A-18E/Fスーパーホーネットは、「トップガン」の主役だ。パラマウント・ピクチャーズで史上最大のヒット映画となった「トップガン:マーベリック」で特徴的なスーパーホーネット(少なくとも3機が映画用に用意された)に加え、もう1機、今度はF-15イーグルのそっくりさんが日本に登場した。海軍が主役の映画での塗装が空軍機体に描かれること自体が珍しい。

航空自衛隊のF-15J(製造番号52-8951)は、本日、航空自衛隊のTwitterアカウントで公式公開された。本州の小松基地でのF-15Jの非公式画像が公開された直後のことだ。

このF-15Jは、トム・クルーズがトップガン教官ミッチェル役で搭乗したF/A-18Eスーパーホーネットを参考に、胴体上部と尾翼に沿う黒と薄い青の縁取りが特徴的だ。

トップガンに登場した特別塗装のF/A-18E。

 Paramount Pictures

ミッチェルの名前、マーベリックのコールサイン、コックピットの下に3つの「MiG-28」キリングマークまで忠実に塗装されている。また、黒く塗られた外部燃料タンクにTOPGUNの称号がついているかは不明。尾翼には本機を運用する306飛行隊のイヌワシマークが残る。

この機体は、9月19日に開催される小松航空祭に向け準備されたもの。同航空ショーでは、航空自衛隊機が展示され、ブルーインパルスが曲技飛行を披露する予定だ。COVID-19の流行をうけ航空ショー開催は2019年以来となる。

小松基地の公式ツイートによると、マーベリックF-15はパラマウント映画社との公式コラボレーションで用意された。同基地はまた、航空ショーに合わせ別のF-15特別塗装機を展開するとしており、これは小松の別飛行隊である303隊の記念日を記念したものだという。

航空自衛隊は、8月30日にマーベリックF-15のティーザーを発表し、ツイッターに簡単な動画を投稿し、質問を投げかけました。「マーベリックの愛機、日本へ!?小松航空祭で真相を確かめよう!」。

小松基地は、航空自衛隊のアグレッサー部隊を受け入れているため、ユニーク塗装のF-15が数多く配備されている。同部隊は戦術航空訓練司令部隷下で、複座型F-15DJとT-4ジェット練習機が混在している。

 

アグレッサー部隊のF-15DJ。百里基地。. Cp9asngf/Wikimedia Commons

アグレッサー部隊のF-15DJが小松基地で飛行展示を行った。 Hunini/Wikimedia Commons

航空自衛隊アグレッサー部隊の機材は、非常に派手な塗装で知られ、F-15などで訓練するパイロットに、あるレベルの異質さを提供する意図がある。こうした機体が常時6機程度活躍し、航空自衛隊の訓練を支えている。

マーベリックF-15が加わったことで、少なくとも4機の戦闘機に映画と同じ塗装を施された。最初に登場したのは2人乗りのF/A-18Fで、トム・クルーズがコックピットに乗るシーンを撮影するため、カメラ機材を特別に装備し使用された。この機体は現在もマーベリックカラーを身にまとい、ネバダ州ファロン海軍航空基地でTOPGUNフラッグシップ機として運用されている。

映画の飛行シーンで見られる主要なジェット機は、同じくペイントアップされた単座のF/A-18Eだったが、その後スーパーホーネットへの移行の一環でブルーエンジェルス飛行デモンストレーション飛行隊に移管された。さらに少なくとも1機の単座スーパーホーネットもマーベリックのスキームで塗装された。

F-15がピート・ミッチェルのTOPGUNジェットで登場したことは間違いなく驚きだが、日本軍の特別塗装機(時には派手な塗装機)やポップカルチャーの言及の伝統に沿ったものだ。

特別塗装機、特にトップガンがテーマのジェット機には、入隊勧誘の役割も期待されているようだ。トップガン映画は、軍人のキャリアに興味を持たせる点で大きな成功を収めた。アメリカ空軍でも、最新作の上映開始前に採用コマーシャルを流しており、効果は絶大だ。航空自衛隊も近年は十分に人員が確保できない状況だ。

航空自衛隊のF-15は、「日本のトップガン」と呼ばれ、防空戦力の中核を担っている。レーダー、電子戦システム、武器などを追加し、F-15JSI「日本版スーパーインターセプター」規格にする予定だ。

新兵器については、AGM-158統合空対地ミサイル(JASSM)を筆頭に、日本が開発中の極超音速兵器など、将来追加される可能性のある兵器が含まれるようだ。また、長距離対艦ミサイル(LRASM)も検討されていたが、現在ではアップグレード計画から外れている。

AGM-158 Joint Air-to-Surface Standoff Missile (JASSM)をセンターラインに搭載した日本軍のF-15J改良型の想像図。 BOEING

アップグレード総額は56億2,000万ドルと見積もられている。

以前は、現在のF-15Jの約半数に相当する最大98機のイーグルを改修し、残りは中期防衛計画で示された105機のF-35Aに置き換えると発表されていた。現在の計画では、アップグレード対象は単座型F-15J68機で、複座型F-15DJ34機のアップグレードは未定だ。

アラスカ州エイエルソン空軍基地で開催されたレッドフラッグ・アラスカで、306飛行隊のイヌワシマークF-15Jが発進した。U.S. Air Force photo by/Staff Sgt. Miguel Lara

しかし、F-15JSIプログラムは、少なくとも2040年まで日本のF-15戦闘機を維持する設定で、より多くの特別な塗装スキームが今後出てくる余地がある。■

 

Japan Unveils Top Gun 2 Themed F-15 Eagle | The Drive

BYTHOMAS NEWDICKSEP 2, 2022 1:09 PM

THE WAR ZONE


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