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バイデンがプーチンの核化学兵器のウクライナ戦投入を牽制/その他ウクライナ戦の最新状況

 


 

プーチンはより深刻な攻撃を脅しているが、バイデンは核・化学兵器を使用した場合への米国の対応を警告した

 

 

 

シアのプーチン大統領は、ウクライナの「テロ行為」に対し「より深刻な」対応をすると脅しており、ロシアが核・化学兵器攻撃にエスカレーションする懸念が続いている。

 アルジャジーラ報道では、プーチン大統領はウクライナによるハリコフ反攻を退けつつ、ロシアの行動は「かなり抑制的」と述べている。プーチンは、最近のウクライナへの「敏感な攻撃」を主張し、おそらくクリヴィエリ水力発電所攻撃のようなウクライナのインフラへの攻撃を示唆し、次に起こる事態の警告であると述べた。

 プーチンはさらに、ウクライナがロシア核施設への攻撃を計画していると主張し、プーチンがウクライナへの核兵器や化学兵器の使用を正当化するため、ウクライナの攻撃やロシアの偽旗作戦を利用する可能性への懸念を抱かせた。

 戦争研究所は9月16日の評価で、このような偽旗は、ハリコフ撤退とロシアの戦争犯罪の証拠から目をそらすという、別の目的があると指摘している。

 60ミニッツでロシアが核兵器化学兵器を使用する可能性について聞かれたジョー・バイデン大統領は、そのような動きは「第二次世界大戦以降の戦争の様相を変える 」と警告した。

 前米国陸軍欧州司令官でNATO陸軍司令官のベン・ホッジス中将は、エスカレーションはアメリカの対応を招き、必要になると指摘した。

 ロシアの化学兵器によるエスカレーション、特に戦術核攻撃への懸念は、2月の本格的な侵攻開始以来、存在し続けている。夏までのウクライナの成功と9月のハリコフ反攻で、モスクワはますます危うい状況に追い込まれている。

 紛争を迅速に拡大・緩和する手段として「限定的核先制使用」というロシアのドクトリンは、米国やNATOのプランナーに目新しいものではない。ロシアが大量破壊兵器を投入するより恐ろしいのは、その後に起こる悪夢である。

 米国の対応が非核兵器の場合でさえ、核保有国間のエスカレーションという前例のないパンドラの箱を開けることになり、一方の交戦国は追い詰められ、残された選択肢はほとんどないと感じることになる。ロシアは、核兵器使用を、紛争を凍結し、その後の長引く交渉での立場を強化する手段と見なすことになる。

 プーチンはウクライナで軍を率いているにもかかわらず、ウズベキスタンでの上海協力機構首脳会議でトルコのエルドアン大統領と親交を深め、幸せそうな表情を浮かべていた。

 ロシア大統領とトルコ大統領は、トルコがウクライナにベイラクターTB2ドローンを提供し、ロシア軍に壊滅的な効果を上げているものの、腕を組んで歩き、奇妙で厄介な光景を示した。

 

 

その他最新情報

  • ケルソン市街地でロシア占領軍と正体不明の攻撃者とが深刻な銃撃戦を展開したように見える動画が公開されている。ロシア国営タス通信はその後、治安部隊が「武装抵抗集団を無力化した」と主張した。銃撃戦が、1時間前に同地区で発生した爆発と関連があるかは不明である。

  • 英国防省の最新情報では、ロシア軍はクピエンスク東側から撤退し、オスキル川とスバトベ間に防衛線を設置したようだ。ハリコフ州とルハンスク州の境界線に沿う回廊は、政治的・戦略的価値がある。ここをウクライナが突破すれば、ベルゴロド地方からのロシア補給線が切断され、今でも悪化している物流状況がさらに悪化する。政治的には、モスクワが長年掲げてきた目標のひとつは、ドネツク州とルハンスク州のドンバス全域の解放だ。ウクライナ軍がスバトベを経由してルハンスク州まで進攻すれば、ロシアの主要目標が大きく損なわれる。

  • ウクライナ軍は、ハリコフからのロシア軍撤退で驚くべき量の弾薬類を確保した。映像では、砲弾やロケット弾が旧ロシア軍拠点に大量に積み上げられる様子が映っている。ロシアの弾薬庫が壮大に爆発する傾向に納得がいく。

  • ウォールストリート・ジャーナル紙は、ハリコフ近郊のウクライナ第92機械化旅団司令官の談として、イラン製Shahed-136ドローン(ロシアはGeranium-2と呼ぶ)がウクライナ軍に効果を上げていると報じた。米国情報機関は、この夏、ロシアがイラン革命防衛隊にドローンの買い物に行くのを追跡していた。

  • ドローンといえば、市販の頑丈なクアドローターを迫撃砲弾投下機に変えるメカニズムを紹介した動画がある。ウクライナは、迫撃砲弾を搭載した低価格ドローンが、装甲車に脅威を与えるほどの精度を有していると説明している。

  • ウクライナ、モルドバ、ルーマニアはエネルギー輸出で合意に達し、冬が近づく前に、ロシアの供給制限効果の緩和に成功した。このニュースは、ウクライナのザポリジャー原子力発電所が、スペアパーツ供給を受け送電網に復帰したことで出てきた。

  • 前線以外では、ウクライナの戦略が変化しているとの報告がある。Politicoは、ウクライナ政府がF-16やパトリオットを声高に要求するのではなく、人目につかないところで微妙な交渉を行うようになってきたと概説している。■



Ukraine Situation Report: Biden Warns Russia On Nuclear Weapons Use

 

BYSTETSON PAYNESEP 17, 2022 6:12 PM

THE WAR ZONE



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