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PLANの新型大型無人潜水機2型式が海南島三亜軍港で見つかった。米英に伍して中国も超大型無人水中装備を開発中

  

超大型無人潜水機(XLUUV)と思われる未報告の潜水艇2隻。南シナ海に面する海南島で中国海軍基地の岸壁に設置された。2022年7月31日のMaxar Technologies社による衛星画像、via Google Earth.


国の海軍拡張で全く新しい重要なプログラムなのか。南シナ海に未知の水中装備二種が密かに配備され、三亜海軍基地で目撃された。大規模なプログラムの最初の兆候かもしれない。

米海軍と英海軍はともに超大型無人潜水機(XLUUV)の供用を目指している。無人潜水艦は、明日の艦隊の重要な一部と広く見られている。さらに、早い者勝ちと言えるかもしれない。

中国海軍(PLAN)が同様のプログラムを進めるのは、当然のことだ。しかし、詳細はこれまで明らかにされてこなかった。

海南島にある三亜海軍基地の衛星画像で、2隻のXLUUVを確認できた。2隻は2021年3月から4月にかけて存在がわかっていたが、やっと明るみに出てきた。配置は試行またはテスト段階を示すものだ。三亜は重要な海軍基地で、潜水艦を運用する。新型XLUUVが目撃された岸壁は、ミジェット潜水艦の配備場所の近くだ。

Maxar Technologiesの衛星が撮影した高解像度画像は、Google Earthで見られる。Google Earthは、防衛分野における最も古いオープンソースインテリジェンス(OSINT)ツールの1つだ。最新更新をチェックすることで報酬を得られる。

Orca XLUUV US Navy Boeing 2

2022年4月28日、カリフォルニア州ハンティントンビーチで行われた命名式の後、最初の水中テストに備えるオーカXLUUVテストアセットシステム。 Boeing photo.

超大型無人水中機

予備評価では、2つの黒い物体はXLUUV(Extra-Large Uncrewed Underwater Vehicle)だと指摘されている。通常の潜水艦としては小さすぎるし、ダイバー移動機(SDV)としては大きすぎる。

2隻の潜水艇は大きさ、設計で大きく異なるようだ。別々のプロトタイプまたは実証機の競合だろう。

1隻目のXLUUVは全長約16m、全幅2m。船首は流線型。尾翼に2つのプロペラが横並びに配置されているようだ。これはHSU-001 LDUUV(大型無人潜水機)との関連性を示している可能性があり、興味深い。

HSU-001は2019年9月に初めて公開され、PLANに就役していると考えられているが、その後、詳細はほとんど明らかになっていない。しかし、新型機はサイズが2倍以上になっている。

新型潜水艇のサイズは、米海軍の「オーカXLUUV」と非常に近い。ボーイングが開発したオーカは、この分野でのファーストムーバーと見なされている。しかし、最初のオーカは4月に命名されたばかりで、PLANは2021年かそれ以前から試作型を海中に投入していたようだ。

もう1つのXLUUVは、外見はもっとシンプルな形で、よりスリムだが、全長は約18メートル(59フィート)と長い。このデザインは、ロッキード・マーティンが米海軍のXLUUV計画に参加した際の候補を彷彿とさせる。

意味合い

XLUVは、将来の紛争に投入の可能性がある重要な海軍技術と広く認識されている。既存の中型UUVと同様に、ISR(情報、監視、偵察)任務を遂行することができる。サイズを大きくすることで、航続距離が大幅に伸びるはずである。また、攻撃的掃海、対潜水艦戦、輸送など、他の役割も可能になる。

新型機材はXLUUV以外のものになる可能性もある。しかし、それが何であろうと、防衛アナリストにとっては興味深く、存在となろう。

中国は過去20年間、海軍力の増強と近代化を進めてきた。これには多くの先進的な水中装備が含まれるが、数点は公的に認められていない。だが、今回の新プログラムは中国の海軍力と野心の高まりを思い知らさせてくれる。中国は秘密裏に新しい能力を構築している。■


China's New Extra-Large Submarine Drones Revealed - Naval News

H I Sutton  16 Sep 2022

AUTHORS

Posted by : H I Sutton

H I Sutton writes about the secretive and under-reported submarines, seeking out unusual and interesting vessels and technologies involved in fighting beneath the waves. Submarines, capabilities, naval special forces underwater vehicles and the changing world of underwater warfare and seabed warfare. To do this he combines the latest Open Source Intelligence (OSINT) with the traditional art and science of defense analysis. He occasionally writes non-fiction books on these topics and draws analysis-based illustrations to bring the subject to life. In addition, H I Sutton is a naval history buff and data geek. His personal website about these topics is Covert Shores (www.hisutton.com)


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