紅海で約100万バレルの原油を積んだタンカーギリシャ船籍のMV Delta Sounionが8月21日、襲撃された事件を受けて、国際海運当局は環境破壊の可能性を強く懸念している
米軍によると、ギリシャ船籍のMVデルタ・スニオンは8月21日、イランと連携するイエメンの政治・軍事組織フーシ派に襲撃された。国際海事機関(IMO)のアルセニオ・ドミンゲス事務局長は水曜日の声明で、「極めて深刻な環境破壊をもたらす油流出の危険性は依然として高く、このような流出が同地域にもたらす損害について懸念が広がっている」と述べた。
国防総省のパット・ライダー報道官は火曜日、スニオンは紅海で「動けなくなっている」と述べた。ギリシャ海運省によれば、同船は攻撃されたとき、ロシア人乗組員2名とフィリピン人乗組員23名とイラクからギリシャに向かう途中だったという。フーシ派は、イスラエルとガザのハマスとの間で進行中の戦争において、パレスチナ人と連帯して紅海で攻撃を続けている。
先週、フーシ派のスポークスマンYahya Sare'eは、スニオンが炎上している様子を撮影したとされるビデオをソーシャルメディアに投稿した。彼はそれを「イエメン海軍が紅海でギリシャ船SOUNIONを燃やしているシーン」と表現した。
フーシ派との緊張の結果、石油タンカーが紅海に重大な環境リスクをもたらしたのは、スニオンが初めてではない。
フーシ派支配地域のホデイダ州沖に係留されていた石油タンカーは、2021年と2020年に国連安全保障理事会の複数回の特別会合を引き起こした。
漏出した船齢45年のタンカーFSOセーファーは、浮体式貯蔵施設として使用されていたが、2015年のサウジアラビア主導によるフーシ派に対する軍事行動で荒廃してしまった。
国連環境計画のインガー・アンダーセン事務局長は当時、流出すれば、地元の水域と資源に頼って生活している2800万人に影響が及ぶと警告した。 (セーファー号に積まれていた100万バレルの原油は、2023年8月にに別のタンカーに積み替えられた。)
イスラエルとハマスの間で続いている戦争について、停戦と緊張緩和を求める多くの声にもかかわらず、この地域で暗殺や域外攻撃が相次いでいることから、近いうちに解決する可能性は低いようだ。
ハマスのイスマイル・ハニェ政治局議長は7月にイランで殺害され、サレハ・アル・アロウリ副議長は1月にレバノンで殺害された。BBCが報じたように、イスラエル軍によれば、イランが支援するレバノンの政治組織ヒズボラの幹部フアド・シュクルは、7月に「諜報活動に基づく排除」の標的にされた。 AP通信によれば、4月、シリアのダマスカスにあるイラン領事館をイスラエルが攻撃し、将官2人とその他の将校5人が死亡した。
この数十年にわたる地域紛争の最新章は、10月7日のハマスによるイスラエルへの攻撃によって始まった。
同グループは1,100人以上を殺害し、200人以上の人質を取った。 イスラエルはハマス排除のための軍事作戦でこれに対抗し、ハマスの戦闘員を含むが、そのほとんどが民間人である約4万人のパレスチナ人が殺害された。■
Risk of ‘extremely serious’ oil spill grows in Red Sea following attack
by Tobias Burns - 08/28/24 12:55 PM ET
ハマスもフーシ派も、今や無責任で残虐なテロ組織であり、何らイスラム国と変わりはなく、根絶やしにすべき対象であるのは間違いないかもしれない。
返信削除これらの組織は、イスラムを名乗っているが、イスラム教自身が支援しているのなら、イスラム教も同類のテロ組織である。ヒズボラの指導者はイスラムの導師の身なりをしているが、もし正統的なイスラム教がそれを認めるなら、宗教としてのイスラム教は、すでにかなりカルト的なものなのだろう。
そして、ハマスもフーシ派もイランが支援し、イラン最高指導者がそれを認めているのなら、イランのイスラム教も糾弾されるべき存在である。そしてフーシ派が環境破壊を引き起こしたなら、連帯責任を問うべきである。フーシ派にはイランの革命防衛隊がかなり含まれているとの情報もあり、イランがフーシ派を抑止できないのなら、イランの責任は大きい。
かなり過激な意見を述べるが、フーシ派は、米国など西側の緩い対応に甘え、自身でコントロールできない環境テロを行いつつあるが、それならば、イエメンの沿岸にこのタンカーを寄せて、環境破壊の真の恐怖を分からせ、フーシ派に責任を取ってもらうべきではなかろうか。
これはお花畑頭の劣化したリベラルが気が狂いそうな考えだが、そうでもしないと自分たちが行っていることがいかに反社会的であるか分からないだろう。そして、これらの住民を人質にするテロ組織を普通の組織と同等に扱うのは大きな間違いである。