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速報 イスラエルのベイルート攻撃で指導者ナスララが死亡したとヒズボラが確認(The Hill)

 





ズボラは土曜日、レバノンの過激派組織の指導者であるハッサン・ナスララがベイルートへの致命的な攻撃で死亡したことを認め、イスラエルとの戦いを継続することを誓った。 

 イスラエルは土曜日未明、ヒズボラ本部への攻撃により、1992年以来ヒズボラを率いてきたナスララが殺害されたと主張した。 

 イスラエル国防軍(IDF)はソーシャルメディアに投稿したメッセージの中で、ヒズボラが使用する司令部を標的にしたレバノン首都ダヒエ郊外への空爆でナスララが殺害されたと述べた。 

 「ハッサン・ナスララは、もはや世界を恐怖に陥れることはできない」とIDFはXでの短い声明で述べた。

 ナスララが攻撃の標的であったと報道された後、ナスララが殺害されたのではないかという憶測が空爆以来広がっていた。 

 ヒズボラの事務総長ナスララは、1982年に結成されたグループの創設メンバーであり、エリート特殊部隊ラドワン部隊の設立を含め、過激派グループを今日のような致死的勢力に形成するのに貢献した。 

 特にイスラエルが7月の攻撃で軍トップのフアド・シュクルを含む指揮系統の大半を切り落とした後では、ナスララの死は組織にとって大きな打撃となる。 

 それでもヒズボラはイスラエルに対する攻撃を継続し、主要スポンサーであるイランの後ろ盾を得て再編成された組織に変貌する可能性が高い。 

 イランの最高指導者ハメネイ師は、レバノン国営国営通信が伝えた土曜日の演説で、イスラエルは「レバノンのヒズボラの強固な構造に大きな害を与えることはなかった」と述べた。 

 「この地域のすべての抵抗勢力はヒズボラの側に立ち、ヒズボラを支援する」とハメネイ師は述べ、すべてのイスラム戦士がレバノンの過激派組織とともに立ち上がるよう呼びかけた。 

 イランは土曜日、ガザとレバノンの紛争に対処するため、イスラム教徒が多数を占める政府間組織「イスラム協力機構」の特別会合を招集した。 

 英国王立サービス研究所のブルク・オズセリク上級研究員(中東安全保障担当)は、ヒズボラはイランの「戦略的に重要な資産であり、イスラエルに対する主要な抑止力」だと述べた。 

 「イランがどのような対応をとるかは、紛争が進展するにつれて非常に重要な意味を持つ。ヒズボラは、これほどの打撃を受けているにもかかわらず、レバノン国内と地域の重要なアクターとして一夜にして消滅することはないだろう」。 

 過激派組織は、上層部の指揮系統が標的とされたことで、もはや抑えが効かなくなり、断固として行動しなければ生き残れないと考えるかもしれない。 ヒズボラは、10月7日にガザ紛争が勃発した翌日から、パレスチナの過激派組織ハマスへの支援として、国境を越えてイスラエルに発砲し始めた。 

 イスラエルはヒズボラを空爆し、月曜日の攻撃で500人以上を殺害し、今月初めにはヒズボラ戦闘員が使用するポケベルやトランシーバーを爆発させ、レバノンで少なくとも37人が死亡、数千人が負傷した。  イスラエルは、レバノン国境から避難している約6万人の住民を帰還させるという戦争目標を掲げている。このエスカレートは、危機を解決し、全面戦争を防ぐことができる外交的な取り決めを数カ月にわたって求めてきた米国を深く懸念させている。 

 米国とフランスは今週、恒久的な和平交渉にもつながる21日間の停戦を提案したが、イスラエルはこれを拒否した。 

 アントニー・ブリンケン国務長官は、イスラエルがレバノンで外交的解決に達することが不可欠であると繰り返し述べた。 

 金曜の記者会見でブリンケン国務長官は、「問題は、イスラエルの目的を達成し、永続的な安全保障を達成するための最善の方法は何かということだ。「レバノンに関して言えば、イスラエル北部に、人々が故郷に戻る自信を持てるような環境を作るという表明された目的を達成するための最善の方法は何かということだ。申し上げたように、我々は外交的手段が最良であると考えています」。 

 ロイド・オースティン国防長官は、CNNとの金曜日のインタビューで、レバノン戦争は「ガザと同等かそれ以上の死傷者」を出し、はるかに悪化する可能性があると警告した。 

 イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、ニューヨークの国連総会での金曜日の演説で、ヒズボラとの戦いを続けることを誓った。 

 元イスラエル情報局員で地域アナリストのアビ・メラメドは、イスラエルは「レバノンにおけるヒズボラ支配に大きな打撃を与えた」と述べた。 

 「この事件は、これまでヒズボラの人質となっていたレバノン国民に、イランの影響から解放されるチャンスを与えるとともに、イランに地域支配の計画を見直させることになるだろう」と彼は電子メールで述べた。■


Hezbollah confirms chief killed in Israeli strike on Beirut

by Brad Dress - 09/28/24 7:57 AM ET


https://thehill.com/policy/defense/4904897-israel-hezbollah-beirut-strike-hassan-nasrallah-killed/


コメント

  1. ぼたんのちから2024年9月28日 23:28

    ヒズボラは、幹部の所在が判明すると、IDFのピンポイント攻撃を受け、殺害される状況にあり、総力をあげた攻撃などできやしないだろう。指揮者が狙い撃ちされる状況では、戦争にならない。
    イスラエルもレバノン侵攻を行う必要はないと評価すると思われる。
    イランのハメネイは、今回珍しく盛んに吠えているが、イランが本格的な戦闘を行うことはないと思われる。むしろ記事にあるように子飼いのテロ組織の再建に勤しむと推定する。
    残るはフーシであるが、他のテロ組織が壊滅状態であることから、息をひそめるだろう。
    それにしても、ヒズボラに対する一連のイスラエルの攻撃は見事であり、対テロ戦争の手本になるかもしれない。
    それに比べガザ占領は、目的を達したかもしれないが、失うものも多く、まるで米国の敗北した対テロ戦争のように思える。
    それにしても、老いぼれバイデン政権は、一連の中東紛争で何をやっているのかね。米国の抑止力を全く感じさせず、プレゼンスを低下させる体たらくでは、様々な米国との同盟のきしみが聞こえてくるようになり、「北京枢軸+ロシア」の跳梁を許すことになるだろう。
    おまけに日本は、一層深化したお花畑政治と増税を好む小役人行政に終始しそうであり、CCP中国が今のところ躓いているから良いものの、数年先は危機的状況になっているかもしれない。そうは言っても、日本の特性で上がおバカさんでも、実働部隊はしっかりしているから、安心はしているが。

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