防衛省
米海兵隊と陸上自衛隊が日本の南西諸島で二国間演習に参加すると、日本政府関係者が金曜日発表した。
陸上自衛隊の発表によると、第3海兵遠征軍と陸上自衛隊は2月19日から3月7日まで沖縄と九州で訓練を行う。同時に、中谷元・防衛相は水曜日、防衛省は南西諸島の防衛力を強化し、地対空ミサイル部隊の最終的な配備を支援するためのインフラを整備すると述べた。
リリースによると、アイアン・フィスト25は水陸両用作戦と日米陸上部隊間の協力関係の改善に重点を置く。
日本が拠点の第31海兵遠征隊が海兵隊の主力部隊として訓練に参加する一方、陸上自衛隊の部隊には水陸機動旅団(ARDB)、第1ヘリコプター旅団、西部方面隊の部隊が含まれる。
訓練に参加する艦船は、米海軍からは水陸両用強襲揚陸艦USSアメリカ(LHA-6)、水陸両用ドック揚陸艦USSラシュモア(LSD-47)、水陸両用輸送ドック艦USSサンディエゴ(LPD-22)、海上自衛隊から戦車揚陸艦JSくにさき(LST-4003)、掃海艇JSあわじ(MSO-304)、JSちちじま(MSC-605)が参加する。
演習地域は、九州本島の陸上自衛隊佐世保キャンプ相の浦と熊本陸上自衛隊高遊原分屯地、沖縄のキャンプ・ハンセンとキンブルービーチ演習場、沖縄と九州本島の間にある南西諸島の沖永良部島などだ。
日本の防衛省は金曜日のリリースで、沖縄周辺での活動を減らすために沖縄以外で軍事訓練を行うという2016年の日米合意の一環として、普天間海兵隊航空基地(MCAS)を拠点とする海兵隊航空機群36(MAG-36)所属のMV-22Bオスプレイ4機が、訓練のため2月19日から3月7日まで相之浦駐屯地に移動すると発表した。
2023年までのアイアン・フィスト演習はカリフォーニアで行われていたが、その後は日本の南西諸島に移った。近年この地域は、日本が領有権を有する尖閣諸島への中国の主張や、台湾封鎖を模擬した訓練の実施に中国が力を入れていることから、日本にとって懸念事項となっている。人民解放軍海軍の艦船や中国軍用機や無人航空機は、東シナ海を出たり入ったりする際に、日本の南西地域周辺の国際水域や空域を日常的に通過している。
一方日本は、レーダー、地対地対艦ミサイル、地対空ミサイルを装備した部隊をこの地域の離島に配備し、この地域における軍事的プレゼンスを高めている。沖縄を除くと、各地の地方自治体はこのような努力におおむね協力的であり、防衛省は国民の支持を確保するために、定期的にこの地域の自治体関係者や市民に対して、計画や活動に関する説明会や働きかけを行っている。
水曜日に与那国島で行われた記者会見で、中谷元防衛大臣は、石垣島、与那国島、竹富島、波照間島への2日間の訪問は、石垣島と与那国島の駐留部隊への訪問を含み、現地部隊の状況や地域の状況を知るためであったと述べた。
中谷防衛相は、自衛隊関係者と話すとともに、竹富町の副町長から、脅威が発生した場合の島民の避難計画について説明を受け、竹富島と波照間島も訪れ、島外避難の拠点となる空港や港を確認したと付け加えた。
中谷防衛大臣は、南西諸島への部隊配備は円滑に進んでいると述べ、与那国島への地対空ミサイル部隊配備を支援するためのインフラ整備を進めるとともに、同地域の回復力を向上させるよう努力すると述べた。
台湾の東68マイルに位置する与那国島は、日本の南西諸島と、日本が保有し中国が領有権を主張する尖閣諸島の防衛計画における重要な地域と認識されている。同島には現在、レーダーサイトと電子戦部隊があり、昨年8月には米海兵隊第12海兵連隊がAN/TPS-80陸上/航空任務指向レーダー(TPS-80)システムを島に一時配備した。
また中谷防衛相は日本政府は沖縄県、先島諸島の5市町村、九州の各県、山口県と協力し、離島地域からの避難手順を卓上訓練で確認・明確化し、避難先での避難者の受け入れ体制を検討していると述べた。また、与那国町、石垣市、宮古島市における特定一時避難施設整備費補助金について、防衛省は2025年度予算案に必要経費を盛り込んだと付け加えた。■
U.S. Marines, Japanese Forces to Drill in Southwestern Japan in Iron Fist Exercise
January 24, 2025 1:30 PM
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