WATCH: Canada alarmed as Chinese fighter pilots ‘buzz’ Canadian planes over international waters
国連の北朝鮮監視ミッションにあたるカナダ哨戒機に中国戦闘機が超接近など嫌がらせを続けているというカナダのグローバルニュース記事のご紹介です。海南島では米海軍のEP-3と空中衝突事故に発展したことがありましたね。背景にカナダへの恨みつらみが残る中国の政治感情があるようですが。
カナダ政府は、アジア太平洋の上空で中国の戦闘機パイロットが危険行為をエスカレートさせていることに懸念を強めている。
カナダ軍と連邦政府の複数情報筋がグローバルニュースに語ったところによると、中国のジェット機は、国際海域上空の国連ミッションに従事するカナダの偵察機を繰り返し「嫌がらせ」している。
情報筋によると、中国機は頻繁にカナダ機から20~100フィート(約15~20メートル)まで接近飛行しており、カナダのパイロットが中国パイロットと目を合わせたり、時には中指を立てるのを視認できるほど近づいているとのことである。情報源は、機密情報のため匿名を条件に話した。
「その距離だと、その高速では恐ろしいほど近く、墜落や事故につながる可能性がある」とオタワのマクドナルド-ローリエ研究所の上級研究員チャールズ・バートンは言う。.
「今後も続くと、いつか、大変なことになる」。
Photo: Canadian Armed Forces
カナダのCP-140オーロラ哨戒機は北朝鮮制裁を監視し、ならず者国家による大量破壊兵器開発を阻止する国連の取り組みネオン作戦に参加している。同機は、乗組員を交替し頻繁に飛行している。
情報筋によると、クリスマス以降、中国戦闘機による迎撃は約60件あり、うち20件以上が危険行為と判断された。
国防省はグローバル・ニュースに事件の詳細を確認し、広報担当は「懸念すべきことで、頻度も増えている」と述べた。「(カナダの)乗組員は十分に危険を感じ、迎撃機との衝突の可能性を避けるため、自機の飛行経路を迅速に変更を迫られた事例がある」と報道官は述べた。
情報筋によると、カナダ政府はこの事件に関して北京に外交譴責を送り、中国人パイロットの行為を「安全でなく、プロらしくない」と非難した。中国は譴責に応えておらず、抜本解決は見られない。
「中国機がカナダ乗員の命を奪えば、緊張が一気に高まる国際的な事件となる。事態を煽るリスクを中国がなぜ冒すのか、まったく不可解だ」と述べた。「中国政府がカナダの懸念に応えず、このような行動を抑制しようとしないことも、非常に懸念される」。
カナダと中国の緊張は、ファーウェイのCFO孟晩舟Meng Wanzhouが米国での詐欺容疑を理由にカナダに3年近く拘束され、その後カナダ人マイケル・コブリグMichael Kovrigとマイケル・スパボールMichael Spavorが中国で投獄された事件からまだ回復していない。孟が米検察当局と司法取引した後、3人は昨年9月釈放された。
先月、カナダはファーウェイと同じ中国の通信大手ZTEが、5Gネットワークに機器を提供することを禁止し、北京をさらに怒らせた。
カナダ空軍の元戦隊司令で元F-35戦闘機のテストパイロット、ビリー・フリンBillie Flynnは、カナダ軍のオーロラ(フリンは「大きく鈍足の飛行機」と呼んだ)では、非常に近くへ接近する戦闘機を回避する操縦は困難と言う。
「オーロラのパイロットが回避操作をとれば恐ろしいことになる、中国戦闘機のパイロットにさらに危険な行為を取らせるから」と語った。
「オーロラ機のパイロットができる最善のことは、一緒に飛び、中国の戦闘機のパイロットが消えるのを願うことです」。
フリンは、戦闘機が引き起こす乱気流で、オーロラがコントロールを失う危険性が高まると付け加えた。
これらの要因によって、オーロラは近くを飛ぶ戦闘機のパイロットの技量の「なすがまま」になる、とフリンは言う。
攻撃的で過激な操縦は、中国パイロットの熟練度が低く、操縦も上手でないのを示唆していると、フリンは解説した。
ある情報筋はグローバル・ニュースに対し、ミッション前に、パイロットと指揮官が潜在的なリスクと飛行を続行するかどうかをいつも議論していると述べた。今、懸念されているのは、中国の戦闘機パイロットによる「嫌がらせ」戦術が定着し、今後の飛行でリスクレベルが上がっていることだと、同情報筋は述べた。
中国はこの2年間、アジア太平洋地域、特に自国領と主張する台湾周辺で軍事的プレゼンスを高めてきた。台湾周辺での訓練や演習が強化され、水曜日には数日にわたり、海上と空中で戦闘準備パトロールを実施したと発表している。
中国政府は今年に入って大陸間弾道ミサイル含むロケット発射を再開し、アジア近隣諸国や欧米諸国から非難をものともせず、経済的・財政的に北朝鮮を支援し続けている。
先月北朝鮮が一連の兵器実験を実施したのを受けて、アメリカが制裁措置を提案したが、中国とロシアは国連安全保障理事会で拒否権を発動した。■
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By Mercedes Stephenson & Sean Boynton Global News
Posted June 1, 2022 5:40 pm
Updated June 1, 2022 8:30 pm
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