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空母福建はこうして撃破する----米海軍の策とは

 Chinese aircraft carrier

上海、中国 - 6月17日:2022年6月17日、中国上海の中国国家造船総公司(CSSC)の子会社である江南造船所で行われた、福建省にちなむ中国第3の空母「福建」の進水式。(Li Tang/VCG via Getty Images)

 

中国の新型空母は、米国の潜水艦や対艦ミサイルに脆弱だ。

軍は、金曜日に進水した中国の3隻目の最新型空母「福建」を撃沈する事態を想定し、複数の手段を用意している。

中国は福建が最新技術で建造されたと自慢しているが、米海軍が最新空母USSジェラルド・R・フォードで苦労したのと同じ種類の電磁カタパルトが含まれていると言われている。

福建の進水は、中国外務省報道官が最近、台湾海峡は中国の領海と主張し、海峡を「国際水域」と呼ぶ法的根拠はないと主張した直後だ。米軍艦が台湾海峡を通過することもあるため、米中両国海軍が対立する可能性は常にある。

しかし、「福建」が最新の装備を搭載しているからといって、水上や水中からの攻撃と無縁になるわけではない。ロシアは、黒海艦隊の旗艦巡洋艦モスクヴァがウクライナの対艦ミサイル「ネプチューン」2発の直撃で沈没してこの教訓を身をもって知った。

ワシントンの保守系シンクタンク、ヘリテージ財団の防衛専門家、ダコタ・ウッド元海兵隊中佐 Lt. Col. Dakota Woodは、「超極秘の驚くべき船舶防衛能力」を備えているのでない限り、福建はその他人民解放軍海軍の艦艇同様に脆弱になる、と述べた。

「一般論として、新しい空母、古い空母でも空母は空母です」とウッドはタスク&パーパスに語った。「水に浮かぶ船であり、対艦巡航ミサイルを搭載した海上哨戒機や潜水艦に狙われる可能性から逃れられない」。

米海軍の対艦ミサイルには、全地球測位システムで誘導される海上滑走型巡航ミサイルハープーンがあり、海軍や空軍の航空機だけでなく、艦艇からも発射できる。米国とデンマークはウクライナにハープーンミサイルを提供しており、ウクライナはこれを使用して黒海のスネーク島付近でロシアの救助船を攻撃したと主張している。

一方、ボーイングは昨年、7300万ドルの契約を結び、海軍のP-8Aポセイドン海上哨戒機に、数百マイル先の標的を攻撃できるとされる長距離対艦ミサイルを搭載した。また、海軍はインディペンデンス型沿海域戦闘艦の一部にネイバル・ストライク・ミサイルの搭載を始めている。同ミサイルは、500ポンド弾頭を100海里以上運べる。

ワシントンのシンクタンクCenter for Strategic and Budgetary Assessmentsの海戦専門家である退役海軍大佐ヤン・ヴァン・トールCapt. Jan van Tolは、「ミッション・キル」と呼ばれる、飛行甲板上の航空機を破壊し任務遂を不能にする攻撃を指摘した。

潜水艦は空母や他の水上艦を沈めるのに効果的だが、ミッション・キルにはならない、とヴァン・トールはタスク&パーパスに語っている。

「水中での衝撃波は、非常に深刻なダメージを与える」「例えば、駆逐艦や巡洋艦の大きさの艦のキールを壊すことができる。魚雷や機雷で艦が死ぬ」。

1982年、イギリスの原子力潜水艦HMSコンケラーは、アメリカから購入したアルゼンチンの軽巡洋艦ARAジェネラル・ベルグラノを魚雷で沈没させた。また、フォークランド紛争では、英潜水艦がアルゼンチン空母を追尾したが、撃沈には至らなかった。

国防総省のトッド・ブレアセールTodd Breasseale報道官は、米軍がどのような能力を持っていて、それが「福建」を撃沈するのに使われる可能性があるかについて、正確な言及を避けた。

「我々は作戦や情報に関してコメントしない」とブレアセールはタスク&パーパスに語った。「長官が繰り返し述べているように競争は紛争につながる必要はないのです。だからこそ、我々は戦略的なリスク軽減と危機時のコミュニケーション強化について、今後の二国間作業を優先させる」。

ロードアイランド州ニューポートにある米海軍大学J.C.ワイリー海洋戦略講座のジェームズ・ホームズJames Holmesは、「米海軍の空母同様に福建は対艦兵器に弱いが、中国軍は陸上ミサイルを大量に保有しており、最新鋭空母を守れると思っている」と述べている。

ホームズは、米海軍や米政府を代表して発言しているわけではないことを強調した。「北京が関心を寄せるはずの戦場はすべて、陸上配備の対艦ミサイルやミサイル搭載の航空機、潜水艦や水上哨戒機の範囲にあり、我々が戦場に到着する前に、沖合で扇状に展開し我々に危害を加えること可能だ。空母艦隊は、このような全体的なアーキテクチャに適合しているのです」。

「空母艦隊が陸上火力支援による保護カバー下で活動する限り、中国の司令官は空母艦隊が対艦兵器の攻撃範囲に入らせないはずだ」と、ホームズは続けた。「こちらが攻撃艦艇の規模を維持するのに苦労していることを考えれば、それは必ずしも悲観的な望みとはいえない。こちらは世界最高の艦艇を保有しているが、西太平洋のような広大な海域をカバーするには十分ではない」。

つまり、中国の最新空母が米空母に匹敵するかどうかは重要ではない、と言うのだ。中国との戦争で重要なのは、どちらの側が、いつ、どこで、どのような戦闘力を発揮するため統合戦力を結集させることができるかということだ。

「もしPLAが西太平洋でそれを実行すれば、空母、水上艦、陸上ミサイル、航空機のいずれから火力がもたらされるかは問題でなくなる」と、ホームズは解説した。■

How the US can sink China's new aircraft carrier

BY JEFF SCHOGOL | PUBLISHED JUN 17, 2022 5:48 PM

Jeff Schogol is the senior Pentagon reporter for Task & Purpose. He has covered the military for 15 years. You can email him at schogol@taskandpurpose.com, direct message @JeffSchogol on Twitter, or reach him on WhatsApp and Signal at 703-909-6488. Contact the author here.


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