2026年11月7日土曜日

米陸軍が前線部隊との高速通信のため「Amazon Leo」ネットワーク活用を検証

 

米陸軍が「Amazon Leo」ネットワーク活用の可能性を検証

U.S. Army Tests Amazon Leo Network Potential For Soldier Connectivity


amazon leo satellites rendering

Amazon Leo衛星のイメージ図。提供:Amazon

Amazonは10月13日、米陸軍が最近、戦場の兵士に高速通信を提供するため、同社の通信ネットワーク「Amazon Leo」の活用についてストレステストを実施したことを発表した。

陸軍戦闘能力開発司令部(CCDC)はメリーランド州アバディーン試験場で、同社の低軌道(LEO)ネットワーク「Amazon Leo」の実演を実施した。発表によると、参加者はノートパソコンで頭上を通過するAmazon Leo衛星を介しデータの送受信を行い、ダウンロード速度のピークは400 Mbps超だったという。

同社のLEOベースのネットワークは稼働中の衛星が400基近くで構成されているが、最終的には7,000基以上の衛星となる見込みだ。Amazonは、この衛星コンステレーションの規模拡大を見据え、これまでに1,000基以上の衛星を製造しており、今後数週間以内に予定されている2回の打ち上げに向けて、衛星の積み込み準備を整えている。1回目はケープカナベラル宇宙軍基地からユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)のバルカンロケットによる打ち上げ、もう1回目はフランス領ギアナのクールーにあるギアナ宇宙センターからアリアンスペース社のアリアン6ロケットによる打ち上げとなる、とAmazon Leoは10月8日の企業投稿で述べた。

アマゾンと陸軍の間では、高速接続、モバイル環境での運用、および同サービスの既存の戦術ネットワークとの統合など、さらなる試験が進行中だ。

Amazon Leoの政府向けサービス子会社は、同社の衛星が米宇宙軍の新しい宇宙データネットワーク(SDN)にどのように接続できるかを実証する準備も進めている。アマゾンは8月、複数ベンダーが製造した衛星が、スペースXが開発中のSDN「バックボーン」コンステレーションの軌道上ルーターとしてどのように機能するかを検証するため、累計6,000万ドルの契約を獲得した5社のベンダーのうちの1社。その他に選定されたベンダーには、ロッキード・マーティン、ノースロップ・グラマン、ロケット・ラボ、ヨーク・スペース・システムズが含まれる。■

ヴィヴィアン・マチ

ヴィヴィアン・マチは、ワシントンを拠点とする『エイビエーション・ウィーク』誌の軍事宇宙担当編集者である。

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