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(本ブログではロシア語のキエフではなく、ウクライナ語に近いキーフと表記しています。メディア関係者も慣行にとらわれず早く変更していただきたいと思います)
ロシアのウクライナ侵攻は6日目になったが、ウクライナの兵士や市民が困難な中、占領軍に立ち向かっているとの証言が相次いでいる。軍事面では、スネーク島の英雄的な無益な防衛や、キーフの幽霊と呼ばれる神話的な戦闘機エースなどのエピソードが目立つ。一般市民では、ひまわり女、ウクライナ戦車男、そして今回、放棄されたロシア軍用車両を徴用した一般市民が話題になっている。
こうした動画がソーシャルメディアに出回っている。一方的な結果になると予想されていた紛争で、ロシア軍が直面する予想外の事態を反映している。ウクライナ軍は戦場での成功に加え、広報キャンペーンを展開している。プロパガンダや士気高揚効果ねらいがあることは明らかだ。
ロシアの装甲車や航空機の損失が積み重なり、ウクライナ当局や親ウクライナのアカウントがソーシャルメディア上に公開されている。ビデオや写真には、ウクライナ軍のTB2ドローンが破壊したロシアの車両列、泥沼にはまり込んだ車両、ミサイルを装備したチームによって破壊された車両、侵略軍が直面する物流渋滞の一部として燃料切れで立ち往生した車両が写っている。すべて、紛争の強力なシンボルとなっているが、中でも驚かされるのは、ロシア軍の補給計画の欠如ぶりだ。
地上戦が急進展する中、ロシア軍の武器や車両がウクライナ住民の手に渡ることが増えており、中には自らの手で装甲車や戦闘車両を牽引する者も出てきたようだ。
背後の事情はほとんどわかっていないが、農業トラクターでウクライナ農民がロシア車両を牽引している。
しかし、民間人が自発的に行動しているのか、あるいはウクライナ軍や現地組織のため鹵獲車両や損傷車両を移動させているのかは不明だ。また、ウクライナ軍自身が鹵獲車両の移動に民間トラクターを利用し、軍用車両はより重要な業務に充てているのか。
ロシア軍とウクライナ軍の装備には共通点が多く、車両や装備品にも大まかな共通点があることが要注意だ。そのためウクライナは、下の写真にあるBTR-82Aをはじめ、鹵獲したロシア製装甲兵員輸送車を使用できる。
同時に共通性のため、徴用車両がロシア軍と誤認される危険性がある。一方、ウクライナ軍は以前から、ロシア軍が鹵獲したウクライナ車両を利用してウクライナ国内に潜入する可能性があると警告を発してきた。
VIA TWITTER
ウクライナ軍公式ツイッターより。ロシア軍がウクライナ国旗を掲げて内部に侵入する恐れがあると警告している。
時間が経てば、ロシア製の車両がどのように民間人の手に渡ったことが、どのような経緯で起こったのか、もう少し詳しくわかるといいのだが......。
とりあえず、確認できたものを紹介しよう。
ロシアのインフルエンサーでメカニックのNastya Tyman は、放置された運転可能な BTR シリーズ APCを偶然見つけた一般市民向けに基本の操作手順を説明するビデオを公開し、話題になっている。Tymanは昨年、祖国防衛の日にこのビデオを作ったが、2月27日に再投稿し、ウクライナ紛争で目撃されたすべての装甲車両に言及した導入部を作り直している
新バージョンのビデオでは「放棄されたBTRに出会った場合を想定し、起動方法を紹介します」と字幕があり、Tymanは嬉々として装甲車の操作方法を視聴者に教えている。侵略への抗議を間接的に伝える理由があるのか不明だ。
ウクライナ紛争は、特に市街地戦で、極端な残虐性と、シュールな場面が奇妙に混在している。戦闘の恐怖をリアルタイムで見られるのだから、ウクライナ人がロシア軍戦闘車両を牽引するシーンが反響を呼んだのも無理はない。
今後、さらに多くのロシア軍車両がキーフ攻撃に動員され、増援が予想される中、同様の事件が繰り返されることは必至だ。■
Ukrainians Citizens Are Taking It Upon Themselves To Capture Russian Military Vehicles
These actions are symbolic of the problems that have slowed the Russian advance and the will of average Ukrainians to resist the invasion.
BY THOMAS NEWDICK MARCH 1, 2022
経緯ではないが、目的としてはこういうのもあるのでは?
返信削除https://www.pravda.com.ua/rus/news/2022/02/28/7326856/