via Remiza.pl
この事件は、戦争がウクライナの国境を越えてNATO加盟国へ波及するとの懸念を呼び起こしている
詳細は不明だが、少なくとも1発のロシアミサイルが国境を越えポーランドに着弾し、農場を直撃し、人が死亡したという未確認の報告が入っている。
ポーランドのラジオZETは、2発のミサイルが、ウクライナ国境からわずか5マイルのPrzewodów村の農場を直撃したと最初に報道した。同地はウクライナの都市リヴィウから北に約45マイル。
A map showing Przewodów in Poland and, to its south, Lviv in Ukraine. Google Maps
クレーターや横転した農耕用トラクターやトレーラー、その後回収されたミサイルの部品らしきものとされる写真がソーシャルメディア上で広く出回っている。ポーランド警察と軍が現場に到着したと伝えられている。
米情報当局者はAP通信に対し、ロシアミサイルがポーランドに飛来し、農場にいた2人を殺害したと伝えたが、それ以上の詳細は明らかにしていない。
ポーランド当局はまだ公式に事件の詳細を確認していないが、ポーランド政府のピョートル・ミューラー報道官によると、マテウシュ・モラヴィエツキ首相は「危機的状況」をめぐり国家安全保障緊急会議を招集した。
米国防総省報道官であるガロン・J・ガーン米海兵隊中佐は、The War Zoneに対し、「報道は承知しており、監視している」と述べた。ポーランドが加盟するNATO同盟にもすでにコメントを求めている。
ロシア当局はいかなる関与も否定しており、ロシアのミサイルが1発または複数発、プリズフクの農場を攻撃したという疑惑を挑発行為と断じているが、弁解のための証拠は提供していない。ポーランドの同じ場所に2発のミサイルが命中したという報道が事実であれば、2発が偶然同じ標的に命中する可能性は極めて低いので、照準入力ミスか故意の攻撃である可能性が高いと思われる。
また、ポーランドの農場に落ちたのは、ウクライナの地対空ミサイルの可能性もある。ウクライナの地対空ミサイルが、標的を外した後、非常に長い距離を移動し地上に落下した例が各地であった。ポーランドで回収された残骸の一部とS-300地対空ミサイルシステムで使用されているミサイルとの間に類似性があるとの指摘もある。ロシアとウクライナ両軍はS-300派生型を採用しており、ロシア軍は地対地兵器として使用している。
3月には、ウクライナ紛争に関連しTu-141「Strizh」高速ドローンが、同じNATO加盟国のクロアチアの首都ザグレブに墜落している。
プリシュトゥフ事件の経緯はまだはっきりしないが、ロシアのウクライナ戦争が不注意にも他国に波及する可能性は、数カ月前から懸念されていた。3月、NATO加盟国のポーランドから約15マイル離れたウクライナ西部でロシアのミサイル攻撃により少なくとも35人が死亡した後、AP通信は、戦争により物資が遮断されることを懸念しポーランド人がパスポートオフィスに駆けつけ、必需品を備蓄していると報じた。それ以来、ウクライナに流入する軍事物資の主要な結節点となっているこの地域は、ロシアのミサイルによって繰り返し攻撃されている。
そのうえで、ウクライナ軍へ軍事支援を積極的に行ってきたNATOが、このような事態にどう対応するのかが懸念されている。ポーランドがNATOの集団安全保障規定第5条を何らかの形で発動する可能性については、すでに憶測が流れているが、NATOが紛争拡大を避けるため可能な限りのことを行うと繰り返し述べていることから、その可能性は極めて低いと思われる。
ポーランド当局は、NATO第4条の規定に基づく緊急協議を要求することは可能であり、その結果、同国の防衛態勢を強化するため追加部隊の配備につながる可能性がある。米軍をはじめとするNATO加盟国は、2月のウクライナ侵攻以前から、ロシアのさらなる侵略を抑止するため、ポーランドなどに空軍や陸軍の追加配備を始めており、米軍のペイトリオット地対空ミサイル砲台を含む各種防空システムも含まれている。
ポーランドの同じ場所に2発のミサイルが命中したという報告もある。これらの主張は確認できないが、ミサイル2発であった場合、全く同じターゲットに2発が命中する可能性は非常に低いため、標的入力エラーまたは故意の攻撃である可能性が高い。■
Missile Hits Poland After Crossing Ukraine Border: Reports
BYHOWARD ALTMAN, JOSEPH TREVITHICK, TYLER ROGOWAY|PUBLISHED NOV 15, 2022 3:27 PM
この事故は、なぜミサイルが、何らかの車両に命中し、犠牲者が出たのか、理由を考えると、真実が見えてくる。そうなるとバイデンは、真実を述べているのかもしれない。
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