2026年9月27日日曜日

ベテラン電子攻撃機材EC-130Hがついに退役―後継のEA-37Bがコンパスコール愛称を引き継ぐ

 

米空軍の電子攻撃機EC-130Hコンパス・コールが退役

Air Force bids adieu to EC-130H electronic attack plane

後継機種のEA-37Bが「コンパス・コール」の愛称を引き継ぐ

2026年7月24日、アリゾナ州デイビス・モンサン空軍基地にて、第755航空機整備中隊のクルーチーフが、第55電子戦群所属のEC-130H「コンパス・コール」機を誘導している。同機の帰還は、EC-130H「コンパス・コール」からEA-37B「コンパス・コール」への移行における新たな一歩を意味する。(米空軍写真:サマンサ・メレシオ一等空曹)

ワシントン発 — 米空軍はEC-130H「コンパス・コール」を正式に退役させ、この電子攻撃機の40年以上にわたる運用が幕を閉じた。

空軍のプレスリリースによると、9月18日にアリゾナ州のデイビス・モンサン空軍基地で行われた式典で、当局は同機に別れを告げた。式典では、このターボプロップ機が最後の運用タキシングを行った。同基地は、「コンパス・コール」を運用してきた第55電子戦群の本拠地であると同時に、本日、同機が永久保存される予定の「ボーンヤード(廃機置き場)」も併設されている。

「飛行隊の在籍期間以外に、これは私の人生のひとつの章に幕を引くものです」と、第755航空機整備飛行隊の専任クルーチーフであるジャスティン・フランコ曹長は、同機の最後のタキシングについてプレスリリースで語った。

EC-130Hは、ロッキード・マーティンC-130ターボプロップ機をベースに、BAEシステムズとL3ハリスが電子攻撃装備を装備して改造した機種であり、 1983年に就役し、敵の通信を妨害し、レーダーをジャミングしてきた。国防総省は、今年初めに実施された「エピック・フューリー作戦」におけるイランに対する戦闘作戦の初期段階でも、同機が投入されたことを明らかにしている。

空軍はEC-130HをEA-37Bに置き換えており、EA-37Bも「コンパス・コール」の愛称で呼ばれることになる。この新型電子攻撃機はガルフストリームG550ビジネスジェットをベースとしており、L3ハリス社が統合したBAE社の技術を同様に搭載する予定だ。

「EC-130は退役するが、コンパス・コールを退役させるわけではない」と、ネブラスカ州オファット空軍基地の第55航空団司令アーロン・グレイ大佐は空軍のプレスリリースで述べた。「任務はEA-37Bにより継続される。」

空軍によると、新型「コンパス・コール」は、前世代機に比べて2倍の高度と2倍の速度で飛行し、強力なシステムを敵対勢力に運用する。最初の機体は2024年8月に 引き渡された。

EA-37Bの配備数に関するこれまでの不透明感を受けて、空軍当局者は4月、今後導入される「コンパス・コール」の配備数を22機に増やすと 明らかにした。イタリアは同機の最初の輸出顧客として契約を締結している。

高度な電子戦は現代戦争の重要な側面であり、電磁スペクトル領域で戦争を遂行するための攻防両面の技術は、中国のような同等の敵との紛争において極めて重要となる。空軍に加え、海軍も空母発進型の専用の空中電子攻撃プラットフォームとしてEA-18Gグラウラーを運用している。■



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