2021年7月27日火曜日

歴史に残らなかった機体23 リバプリックF-103は米大陸に向かうソ連爆撃機を迎撃する、ラムジェット併用の超音速機になるはずだった....

 

歴史に残らなかった機体23 リパブリックF-103はもはやミサイルといってよいソ連爆撃機迎撃用の直線番長になっていたはず....

空軍がF-103を実際に配備していたら、超音速の無駄装備に終わっていたのは間違いない。

1954迎撃機の名称は同年の実戦配備を想定していたためで、空軍は提案9通を得てうち三案を初期開発に採択したのだが...

 

ICBMが出現する前の1950年代にはワシントンやモスクワへの核攻撃手段は高高度を飛行する爆撃機だった。

 

当時の米戦闘機はF-86セイバーを含め、対応には速力不足が顕著だった。そこで、1949年に米空軍は高高度超音速迎撃機の要求を公示し、高高度を飛ぶソ連の原爆爆撃機を爆弾投下前に排除する構想とした。

 

1954迎撃機と命名されたプロジェクトは同年の実戦化を想定し、空軍には提案が9社から届き、うち三案を選定し初期開発に回した。コンヴェアからはその後F-102デルタダガーとなる構想、ロッキードはその後F-104スターファイターとなった構想、リパブリックエアクラフトはAP-57を提出し、これがXF-103となった。このうちXF-103が最も先端的な内容だった。リパブリックは時速2,600マイルつまり音速の三倍速を高度80千フィートで実現するとした。1950年代初期には亜音速F-86やMiG-15が時速数百マイルで朝鮮上空での空戦を繰り広げていたが、XF-103はロケットといったほうが適当な存在だった。

 

設計図面は巡航ミサイルのようだった。高速を稼ぐべくリパブリックは複合推進手段を考案した。ライトXJ-67ターボジェットで離陸し、通常の飛行時に使う想定だった。

 

ソ連のバジャー、ベア、バイソンの各爆撃機に向かうXF-103で加速が必要となればラムジェットを稼働させる構想だった。ラムジェットは基本的に機体前方から空気を取り入れ燃料を混合し、混合物を後部に排出する。比較的単純な構造だが効果を得るにはマッハ1以上の速力となっていることが必要で空気の圧縮率が高くないとラムジェットに効果が生まれないためだ。XF-103のターボジェットで十分な速力を確保してからラムジェットを始動するはずだった。

 

XF-103は長距離レーダー、GAR-3ファルコン赤外線またはレーダー誘導空対空ミサイル6本、さらに無誘導マイティマウス2.75インチ空対空ロケット弾36発を搭載する予定だった。マイティマウスロケット弾はよい選択だった。というの空軍初の実用空対空誘導ミサイルたるファルコンはベトナム戦で実用に耐えない性能が判明し、54本発射して命中はわずか5本だった。XF-103は機関銃を搭載せず、同様に機関銃非搭載の他機がベトナムで後悔することになったが、1950年代当時の火器管制レーダーではマッハ3飛行時の機銃発射に対応できなかった。

 

XF-103の機外脱出装備は独特だった。コックピット与圧を失えば、シート下からシールドが出てパイロットを与圧ポッドに持ち上げる。パイロットは潜望鏡を使い機体を制御する。機外脱出が必要となった場合にはポッドをレールで機体下へ移動させ、放出する。

 

ただし、XF-103はモックアップから先に進めなかった。「XF-103は当時の技術水準より相当先をめざすあまり、1954迎撃機としてはリスクが高すぎた」と航空ライターのジョー・バウアーが述べている。競合のコンベアF-102があらゆる点で実用的とわかると空軍はXF-103への関心を失った。さらに遅延とコスト超過が加わりXF-103は試作機一機のみに縮小された。ライトXJ67エンジンは遅延したあげく完成しなかった。代替策でJ65ターボジェットを選定しようとしたが非現実的と判明した。空軍は1957年8月21日にタオルを投げXF-103プロジェクトは完全終了した。

 

F-103が米空軍へ実際に配備されていたら、超音速のゴミとなっていたはずだ。ソ連の大陸間爆撃機多数が米本土を空襲する事態は杞憂に終わり、1960年代に入るとソ連はICBM整備を重点的に行っていることがあきらかになった。迎撃対象の爆撃機が多数ないことが明らかになり、F-103の出番はなくなっていたはずで、ましてベトナム上空のドッグファイトでは全く無用の装備になっていただろう。

 

XF-103の設計には目を引くものがあったが、設計板上から先に進めなかった。■

 

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XF-103: The American Super-Plane That Never Was

by Michael Peck

July 20, 2021  Topic: Security  Blog Brand: The Reboot  Tags: United StatesFightersDefenseTechnologyAir PowerHistoryMilitary

Had the U.S. Air Force actually fielded an F-103, it would probably have been a supersonic waste.

 

This article first appeared several years ago.

Image: Flickr.


2021年7月26日月曜日

クイーンエリザベスCSGが南シナ海へ移動中。途中でインド、タイ、マレーシアの各国と演習を展開。では海上自衛隊との演習はどんな形になるのか大いに期待。

 


マレーシア王立海軍フリゲート艦KDレキウ(FFG30)、オランダ王立海軍フリゲート艦HNLMSエヴァーツェン(F805)が英海軍空母クイーンエリザベス(R08)とマラッカ海峡でPassex演習を2021年7月25日に展開した。Malaysian Royal Navy Photo

 

 

イーンエリザベス空母打撃群が南シナ海に入ろうとしており、HMSクイーンエリザベス(R08)が先遣隊の後を追い移動中だ。同打撃群はインド海軍とのコンカン演習Exercise Konkanを7月21日22日にわたりベンガル湾で展開した。

 

英海軍空母打撃群CSG21にはその他タイプ23対潜フリゲート艦HMSリッチモンド(F239)、HMSケント(F78)の二艦、タイプ45誘導ミサイル駆逐艦HMSディフェンダー(D36)、艦隊補給艦RFAフォートヴィクトリア(A387)、RFAタイドスプリング(A136)、米駆逐艦USSサリバンズ(DDG-68)、オランダ海軍フリゲート艦HNLMSエヴァーツェン(F805)、原子力攻撃型潜水艦HMSアートフル(S121)、海兵隊戦闘攻撃飛行隊(VMFA)211が英空軍617飛行隊「ダムバスターズ」で構成する。

 

7月25日午前現在で自動反応システムデータではディフェンダーがブルネイのムアラ海軍基地に寄港中で、タイドスプリングはシンガポールを出港し南シナ海に向かっていた。両艦は24日にシンガポールを通過し、タイドスプリングは同日シンガポールに寄港し、補給品を積み込んでおり、ディフェンダーはブルネイに移動した。

 

一方でリッチモンドはPASSEX演習を24日にアンダマン海でタイ王国海軍フリゲート艦HTMSクラブリ(457)と実施していた。これと別にクイーンエリザベス及び残り各艦は翌25日にマラッカ海峡でマレーシア王国海軍のフリゲート艦二隻KDレキウ(FFG30)、KDジェバット(FFG29)とPASSEX演習を展開した。マレーシア両艦は英国ヤーロウシップビルダーズ(現BAEシステムズマリタイム)が建造した。AISデータ上ではフォートヴィクトリアはマラッカ海峡を移動しケント、サリバンズ、エヴァーツェン、クイーンエリザベスを先行していた。記事執筆時点で各艦はマラッカ市街に近づいていた。

 

その他HMSアートフルは25日昼間にシンガポール海峡を通過し南シナ海へ移動した。

 

クイーンエリザベスはシンガポールに寄港するとみられ、米国防長官ロイド・オースティンがちょうど同国を訪問中である。オースティン長官は27日夕に第40回国際戦略研究所のフラートン講演を行うが、シンガポール訪問中にCSG21を訪ねるかは不明だ。

 

今のところ中国からCSG21について声明文は発表されていないが、CSG21各艦は南シナ海で演習を展開し、同地区での中国拠点に接近するとみられ、その場合は中国から即座に何らかの声明が出てくるはずだ。

 

CSG21の英海軍艦艇は帰路の途中で五か国防衛体制(FPDA)によるバーサマ・ゴールドBersama Gold演習に加わる予定で、今年がFPDAの50周年に当たることからこの名前がついている。五か国とはオーストラリア、ニュージーランド、マレーシア、シンガポールと英国。■

 

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UK Carrier HMS Queen Elizabeth Now on the Edge of the South China Sea - USNI News

By: Dzirhan Mahadzir

July 25, 2021 8:08 PM


アジア訪問前に国防長官がエリア51を訪問した模様。極秘事業で何らかの大きな進展があったのか。

 E-4B Lands at Travis

60TH AIR MOBILITY WING PUBLIC AF—PUBLIC DOMAIN

 

 

めて異例な動きだった。米空軍のE-4Bナイトウォッチ別名国家空中作戦センター(NAOC)機がトノパ試験施設(TTR)に着陸した。ここは米国の極秘航空機運用拠点として有名な地点で付近にエリア51がある。謎に満ちたフライトがなぜ行われたのかは不明だが、ロイド・J・オースティンIII国防長官と関係がありそうだ。

 

E-4BのTTR到着はオープンソースの飛行データウェブサイトADS-B Exchangeで判明し、機体番号74-0787の同機はTITAN25のコールサイン(国防長官の搭乗機)で到着していた。

 

「審判の日の機体」と呼ばれるE-4Bは空軍に四機あり、ボーイング747を改装し堅牢かつ生存性の高い空中指揮機として国家指揮権限官(NCA)たる合衆国大統領を乗せ、核攻撃命令を下す役目が知られている。同機には別の任務もあり、大規模軍事作戦の指揮統制や、自然災害含む大規模緊急事態時の対応もある。またナイトウォッチ各機は国防長官の外国訪問時にも使われる。E-4Bは国家機能存続のための重要な手段でもある。

 

FLIGHTAWARE

E-4Bはアンドリュース空軍基地からTTRへ移動した。


ADS-B EXCHANGE

E-4B 74-0787がコールサインTITAN25で TTRへ降下を開始した

 

 

またガルフストリームVの空軍要人輸送機C-37Aの一機がTTRにE-4到着の一時間前に着陸しており、着陸前にトランスポンダーを切っておりフライトの最終状況は把握できない。

 

ADS-B EXCHANGE

C-37A 97-0401 はあきらかにTTRに向かっていた

 

国防長官のアジア三か国訪問を念頭にすると長官はTTRへ寄ってから最初の訪問先シンガポールに出発したようだ。

 

レッドフラッグ演習がネリス空軍基地(ネヴァダ)で展開中であり、国防長官が近隣のTTRへ立ち寄ったのか。レッドフラッグ21-3ではF-117ナイトホーク隊をアグレッサーに使いネヴァダ試験訓練場(NTTR)を舞台にしている。

 

国防長官の海外訪問では随行記者団がE-4Bに同乗するのが通例で、極秘施設TTRへの到着にも同行していてもTTRの厳重な保安体制を考えれば窓のシェードを降ろしたまま機内待機を命じられていたはずだ。

 

GOOGLE EARTH

トノパ試験場空港は高度保安体制が敷かれている。

 

 

広大なネヴァダ試験訓練場にはエナジー省の原子力試験施設やエリア51含む立ち入り禁止地帯がある。TTRもそのひとつで、F-117が1980年代には極秘運用され、今日でも飛行を続けている。冷戦時にはソ連製戦闘機各種を極秘テストしたほか敵機役として米国など西側戦闘機との模擬空戦を展開した。今日では同施設は海外装備品研究(FME)に使われているほか、その他極秘事業を展開しており、高度無人機に関連する技術や特殊作戦能力の開発もその例だ。エリア51は高度極秘事業が開発段階から準運用段階に移行する場所でもある。

 

これまでも国防長官がNTTR内の施設を突如訪問し次世代航空戦闘能力の開発状況を視察したことはあったが、トノパ訪問しかもE-4Bに搭乗しての訪問は初めてだ。

 

別の可能性はE-4BがTTRへ国防長官を乗せずに到着したことだ。いずれにせよ、同機は数時間後にネヴァダ施設を離陸している。同機はアラスカに向かい、アジア歴訪の途上であることを示していた。

 

FLIGHTAWARE

TITAN25がTTRを離陸した

 

 

再度になるが、E-4Bがトノパに到着したこと自体が奇妙だが、アジア訪問を前に国防長官を運んだことはもっと奇妙だ。解釈としては何らかの重要事業が大きな成果をあげて長官自らが視察したのかもしれず、これが真実なら今後その内容があきらかになるはずだ。

 

もう一つの可能性は別のVIPが同機に搭乗していたか、E-4BとC-37をともに同基地に展開する必要があったのだろう。

 

追加情報

確認できた。ロイド・オースティン長官は同機に搭乗していた。また、C-37が長官をエリア51へ運んだ可能性が高い。TTRに6時間というのは長い。C-37はエリア51まで60マイルの距離をこっそり飛び、長官は現地で視察したのだろう。時間は十分あった。■

 

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E-4B “Doomsday Plane” Just Made A Highly Unusual Visit To Secretive Tonopah Test Range Airport

Seldom, if ever, do E-4Bs visit Tonopah Test Range Airport in Nevada and, in this case, the Secretary of Defense might have been onboard.

BY THOMAS NEWDICK AND TYLER ROGOWAY JULY 23, 2021


2021年7月25日日曜日

30mm「軽量」ブッシュマスター砲を試射。中露相手の陸戦で米陸軍が搭載を進める強力な火力の実際の威力とは....


M230LF Lightweight 30mm Cannon Chain Gun

M230LF軽量30mmチェーンガン機関砲を試射した

Kris Osborn / Fox News

 

るで火の玉の連続が空に火をつけたようだった。大騒音と煙が伴い、砂漠射爆場の反対側に大きな爆発の炎があらわれた。

発射の反動はとても強く、数フィートも後ろに飛ばされるような感触だった。このすべてが同時発生した。これがM230LF軽量30mmチェーンガン機関砲で生まれて初めて射撃した際の感想だ。この砲は極めて威力の高い高速射撃が可能で、米陸軍の装甲ストライカー車両に搭載されつつある。

アパッチ攻撃ヘリコプターに搭載されているチェーンガンが改良されている。

M230 Chain Gun

米陸軍AH-64アパッチが搭載するM230チェーンガン

Wikipedia

 

同装備はライフル、ショットガン、小火器のいずれでもない。戦闘車両の搭載した機関砲で敵車両、敵部隊、歩兵集団を排除するのが目的だ。これまで体験した内で最大かつ最強の装備で、その破壊力には改めて驚かされた。単に「命中」し「貫通」するのではない。爆発させる。しかも精密に標的を捉え、同じ場所に連続して高速チェーンガン弾丸を送り込む。次から次へと。

「これは軽量装備です。タレットやリングアダプターがあればどんな車両にも搭載できます。標的はウェポンシステム背後の操作員が捕捉します。油圧式ブレーキがついており、ATVや二輪車のものと似ています。砲手がブレーキを解除すると標的を捉えます」とノーブルズの製品技術主任ビンス・ヴァーガが射爆場で説明し、作動原理を示してくれた。

M230LF を射撃する


安全スイッチを解除し兵器を稼働させる方法の説明を受けた後、記者は自分で砲の発射をしてみた。まず二発を撃った。場所はアリゾナのキングマン射爆場で、同砲の重量にまず驚かされた。

今回はノースロップグラマン主催のブッシュマスターユーザー会議の一環でアリゾナ砂漠で最新装備品、弾薬、戦術の展示評価を行った。

二つある水平グリップハンドルで照準を標的にあわせた。動かすには相当の力が必要だ。使ったのは地上設置型30mm砲だったからで、車両搭載の場合は遠隔兵器ステーションが人力を使わずに回転させてくれる。

30mm砲射撃には標的捕捉技術が必須だとわかった。ストライカー戦闘車両内で砲手が照準を合わせて発射する様子を観察した。射爆場で無人地上ロボット標的が移動していた。

「スイッチから指を話し、信号を遠隔兵器システムに送ります。安全スイッチを解除し砲を標的に向けます」とノースロップグラマンのウィリー・ギャバードがストライカー車内の砲手席で説明してくれた。

Stryker

ストライカーの車内

Kris Osborn

 

同砲のねらいは強力な火力を実現し、各種砲弾を運用し、戦闘車両に広く搭載される.50口径機関銃やMk19グレネードランチャーを超える威力を実現することにある。

「M230LFは軽装甲車両相手に大きな威力を発揮します。多機能近接信管で空中炸裂効果も実現します」とノーブルズの営業戦略開発担当副社長クレイ・ブリングハーストが現場で説明してくれた。「ノースロップは従来より長い弾倉を組み込み、地上用に改良しました」

チェーンガンは弾薬を「ベルト」式で外部から射撃し、従来の弾倉からの発射と異なる。

外観は金属スタンド上に水平な四角形を乗せたようで、双眼鏡に似た観察穴が二つ背部につき、先を見通せる。記者も目をつけてみると白丸の標的が茶色の岡の上にはっきりと見え、視野に十字が見え、「射撃」点を示していた。

白丸で示した標的に数発命中させた。標的はそんなに離れた場所ではなく、おそらく数百メートルだろう。短距離では射撃を外すのが難しいようだった。標的捕捉と射撃機能が自動化されているからだ。

「M230LFは.50口径銃より軽量ですが、火力はずっと強力で遠隔兵器ステーションに容易に搭載可能jです。さらに『人力発射』も可能です」とノースロップ広報課長ジャロッド・クルールが説明してくれた。

スツールに座り砲に接近した。耳栓とボディアーマー着用を求められた。インストラクターから胸を固定部に密着させ射撃の反動で投げ出されないようにとの注意を受けた。反動は大きく、特に連続射撃すると大きかった。30mm弾の連続射撃では火球が連続して飛び出すように見えた。目視で捉えられないほどの速度で火球が姿を消す。三四発続けて射撃するとわずかな間隔で飛ぶ様子がわかった。

30mm砲のブッシュマスターチェーンガンの登場は大国間衝突で陸軍が進める対応準備に呼応するものだ。戦場で実証済みの.50口径銃がただちに姿を消すわけではないが、より大型かつ長距離射程の機関砲で幅広い弾薬類を使うほうが敵装甲車両や歩兵部隊の撃破に望ましく、今後の重機械化部隊で比重を増やすはずだ。■

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Here's what it's like to fire a M230LF Lightweight 30mm Cannon Chain Gun

UPDATED:JUL 20, 2021ORIGINAL:JUL 20, 2021

Warrior Maven Fires a 30mm Cannon that Arms Stryker

Kris Osborn describes firing a M230LF Lightweight 30mm Cannon Chain Gun

KRIS OSBORN WARRIOR MAVEN


-- Kris Osborn is the Managing Editor of Warrior Maven and The Defense Editor of The National Interest --

Kris Osborn is the defense editor for the National Interest. Osborn previously served at the Pentagon as a Highly Qualified Expert with the Office of the Assistant Secretary of the Army—Acquisition, Logistics & Technology. Osborn has also worked as an anchor and on-air military specialist at national TV networks. He has appeared as a guest military expert on Fox News, MSNBC, The Military Channel, and The History Channel. He also has a Master’s Degree in Comparative Literature from Columbia University.

 

2021年7月24日土曜日

米海軍の次期攻撃型潜水艦SSN(X)はハンターキラー性能を前面に出し、垂直発射管は搭載せず強力な艦となる。建造ではコロンビア級SSBNとの連携が重要となる。


Navy graphic

USSコロンビア原子力ミサイル潜水艦 (SSBN 826)の想像図


海軍の次世代攻撃型潜水艦は従来艦の特徴を引き継いで「頂点捕食者」をめざす。


海軍水中戦企画室長ビル・ヒューストン少将は「究極の頂点捕食者を海中で実現する」と海軍連盟のパネルディスカッションで述べた。


少将は新型艦のペイロードや速力はシーウルフ級並み、音響性能やセンサーはヴァージニア級と同等、稼働率や供用期間はコロンビア級艦並みと表現した。


「これが可能となるのはこれまでの各艦の実績があるためで、やり方も熟知しているからだ。各要素を一つの艦に盛り込む」


次世代攻撃型潜水艦はSSN(X)の呼称で、開発が緒についたばかりだ。


同艦の初期研究開発用予算として今年度は98百万ドルの要求となっている。2020年度長期建艦計画では34年度から毎年2隻で計42隻の調達を開始する。海軍は一隻あたり58億ドルと推定しているが議会予算局資料は62億ドル近くとしている。インフレーションを考慮してもヴァージニア級より相当の増加となる。ヴァージニア級は拡大ペイロードモジュール搭載艦で34.5億ドル、非搭載艦で28億ドルだ。



コロンビア級建造との関係


ヒューストンはコロンビア級潜水艦建造に産業界が取り組む環境の危うさに言及した。海軍は三号艦から12号艦に特に懸念しているとし、理由として同級の連続建造段階にあたり、建造が安定するものの、何らかの過誤が発生した場合には柔軟対応の余裕がないためとした。コロンビア級建造では意図的に時間間隔をあけて業界に学習効果を得る余裕を作っているとヒューストン少将は述べている。


海軍上層部からはコロンビア、ヴァージニア両級建造との関連に関する発言が出ている。建造部門に混乱が出れば、相互に影響が生まれる。さらにSSN(X)へも影響は必至だ。


海軍と企業側はコロンビア級の設計で最終段階の作業に入っており、同じチームで新型艦の実現に取り組むとヒューストンは述べている。さらに海軍はコロンビア級建造が落ち着く段階で即座にSSN(X)作業に入る予定だ。


「コロンビア級建造のピークが終わるとSSN(X)建造に本腰を入れる。その時点で設計およびRDT&Eが終わっているからだ」「頂点捕食者実現のためのRDT&Eには相当の時間が必要となるが、今後10年間は集中してSSN(X)の各種システム実現に取り組む」


ただし、SSN(X)の研究開発試験工程が予定通りに終了するのが条件で、遅延が生まれれば費用上昇は避けられなくなる。同様にコロンビア級でトラブルが生まれればSSN(X)にも影響は避けられない。


どんな性能の艦になるのか

現時点で米海軍の最新かつ最高水準の原子力推進攻撃型潜水艦はヴァージニア級だが、後継艦実現に向けた作業が続いており、敵のハイエンド潜水艦を打ち破るよう最適化される。

この結果生まれる新型艦は「高速で、相当の攻撃力を有し、ペイロードが増え、音響面でも優位性を確保する」ハンターキラーになるとヒューストン少将は述べた。

海軍が求める次期攻撃型潜水艦はシーウルフ級並みの性能となるようだ。もともとシーウルフ級は究極のハンターキラーとなるべく冷戦末期に企画されたが、建造費用の上昇により建造はわずか三隻で終了し、USSシーウルフに加え、USSコネチカット、USSジミー・カーターしかない。このため、各艦はおおむね特殊任務に投入されている。このうちジミー・カーターは特殊任務専用艦となっており、極秘作戦に使われている。

これに対しその後登場したヴァージニア級は公式には攻撃型潜水艦だが、事実は多用途艦だ。シーウルフより小型かつ低建造費の同級には垂直発射管セルがありトマホーク対地攻撃巡航ミサイルを発射するほか、沿海域での運用に最適化しており、情報収集のほか特殊作戦隊員の侵入、撤収が可能だ。

U.S. NAVY

ヴァージニア級が現時点で最新かつ最先端の原子力推進攻撃型潜水艦だが、後継艦は敵ハイエンド潜水艦を打破する性能を有する艦になる。


ハンターキラーに徹し、VLSは搭載しない

SSN(X)では従来型のハンターキラーへの回帰が明らかだ。速力、ステルス、魚雷発射管からの兵装運用で敵潜水艦、水上艦の撃破に中心をおいており、直発射管による対地攻撃は考慮されていない。

この基礎が2018年の議会予算局(CBO)報告で、SSN(X)は最大62本の魚雷を搭載するか、魚雷発射管から対艦ミサイル等を運用するとあり、UGM-84ハープーンのほか今後登場する対艦兵器を発射し、垂直発射管は不要としている。

U.S. NAVY

ロサンジェルス級USSコロンビアにマーク48高性能魚雷を搭載する。


中国やロシアが今までより強力な新型潜水艦を投入し米国の国益に重要な水域に進入する事態を想定すれば、こうしたハイエンド攻撃型潜水艦の整備は理にかなったものだ。

「本格的戦闘作戦に備える必要がある。敵の背後に回り、打撃を与える」とヒューストン少将はSSN(X)について言及している。「敵は自国水域内でも自由に活動できなくなる」

水中戦での質的優位性を維持する以外にSSN(X) は現行50隻の攻撃型潜水艦部隊を70隻に増やすことで決定的重要性の事業となる。Battle Force2045構想がこれを求めており、この実現のため海軍は新型艦建造に加え既存艦の供用期間を延長し、結果として改修や性能向上にも多大な予算を計上する必要に迫られる。

同時に海軍はSSN(X)で新技術も導入する検討に入っており、セイルは膨張式とし速力、操艦性、ステルス性で向上を目指す。

予算確保が課題だ

高度に洗練された設計となり、応分の価格がついて回るが、海軍にこれが実現できるだろうか。新型攻撃型潜水艦以外に海軍はコロンビア級に予算を確保する必要があり、ヴァージニア級建造も続ける一方で、供用中潜水艦の補修整備も行う。

同時に水中無人装備にも予算を計上する必要があり、ヒューストン少将は今後のSSNとともに運用する装備として期待している。少将によれば攻撃型潜水艦が小型・中型無人装備(UUVs)を統制し、大型UUVsは陸上施設から運用する。こうした装備の実現にも予算が必要だ。

シーウルフ級の過ちを繰り返さないことが肝要で、コロンビア級と共通性を持たせれば予算をうまく使えるかもしれない。

SSN(X)とコロンビア級は艦体形状を共通としつつ、SSN(X)は短縮化する可能性がある。ただし、SSN(X)は長期に及ぶ供用期間と保守管理工数を従来のSSNsより短縮化することで予算に見合った価値を実現するとヒューストン少将は述べた。

以上まとめると海軍が求める次世代攻撃型潜水艦はシーウルフ級並みのハイエンド性能を最新艦体に盛り込むものとなる。達成可能と思えるが、十分な隻数の実現に必要な予算の確保が課題だろう。■

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SSN(X) Will Be 'Ultimate Apex Predator'

By   JUSTIN KATZ

on July 21, 2021 at 5:52 PM


The Navy's Next Attack Submarine Will Be An “Apex Predator” According To Undersea Warfare Chief

BY THOMAS NEWDICK JULY 23, 2021



 


 

 

 

 


 

 


 

 


 

白昼堂々、ニューヨーク市内でジャーナリスト誘拐を企てたイラン工作員の動きをFBIが未然に防止したが....イランの狙いはなんだったのか。

 Masih Alinejad

Image: Creative Commons.

 

ランによる米国籍反政府ジャーナリスト、マシ・アリネジャドMasih Alinejadをニューヨーク市内で誘拐する試みを阻止したとFBIが発表し一週間以上になる。

 

誘拐はイラン情報工作員が計画し、ボンド映画も顔負けの非常識な内容だった。ブルックリンで拉致し、「軍用仕様の高速ボート」がマシをマンハッタンから一気にヴェネズエラへ移送し、その後イランへ連行する計画だった。

米法務省によれば犯行役4名は全員イラン国籍で人権運動で知られる同記者の拉致未遂容疑で起訴された。マシは「イラン世論を世界各地と合わせ動員し現政権の司法を変えさせようとしていた」とある。

 

マシは2009年に国外追放され、以後イラン現政権に容赦ない批判を繰り広げていた。なかでも“My Stealthy Freedom”を立ち上げソーシャルメディア上でも#WhiteWednesdaysを始めたマシはイラン国内の女性に街頭で毛髪を見せ、国が強要するヒジャブから自由になった姿を写真ビデオで共有しようと呼びかけていた。マシはインスタグラムでフォロワー500万人を確保したとし、ツイッターでも数十万名がフォロー中と述べていたので、イスラム共和国側が本人の信用度を貶めようと画策を数年続けていた。イラン政権は本人の妹を公衆の面前で糾弾し、兄弟は8年の刑で投獄されている。

 

イランは今回の未遂事件で二つの成果を期待していた。ひとつはマシを使い、ウィーンの核交渉第六ラウンドが低迷する中で米国への交渉材料にすることだった。米交渉団を困らせ、米国内であってもイランによる工作からだれも自由でいられないと示す。二番目にマシを沈黙させ、同様にイランを公然と批判する向きもイラン国内外で静かにさせることだ。

 

後者に関して反作用が発生している。誘拐未遂のニュースが出てからマシは毎日のように西側ニュースに姿を見せており、アントニー・ブリンケン国務長官と電話会談までしている。ブリンケン長官は「米国は常にジャーナリストを世界各地で支援していく。ジャーナリストを弾圧し黙らせようとする動きは看過しない」とツイッターに投稿した。

 

イランの狙いが米国の信用を貶めて困らせようというのなら、米国が逆にこれを利用することが重要となる。ブリンケンが電話会談し、ツイートしたことは歓迎すべきだが、国務省がイラン政権の糾弾に中途半端な動きを示した後では大きな効果を出しきれなかった。核交渉も大統領に当選したエブラヒム・ライシが8月に就任するまで一時停止中で、ブリンケン他米交渉団には交渉でのレッドラインを再設定する余裕が生まれている。抑留中の米国民全員の釈放が制裁措置解除の前に必要だ。これ以外にイランを宥めようとすれば、イランは再度人質確保に動くだろう。■

 

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Iran Planned to Kidnap a Journalist on American Soil. Joe Biden Must Respond.

 

ByEileen WalshPublished2 hours ago

 

 

Eileen Walsh is a research associate at the American Enterprise Institute.