航空指揮管制飛行隊(VAW)123「スクリュートップス」に所属するE-2Dアドバンスト・ホークアイが、2026年5月10日、ニミッツ級空母「ドワイト・D・アイゼンハワー」 (CVN 69)の飛行甲板に接近している。(米海軍)
E-2Dアドバンスト・ホークアイの改修を米海軍が承認
Navy clears upgrade for E-2D Advanced Hawkeye
製造元のノースロップ・グラマンは、ブロックIIアップグレードにより改修された機体が「20年代末までに」引き渡されると述べた
Breaking Defense
2026年8月18日 午後12時28分
https://breakingdefense.com/2026/08/navy-clears-upgrade-for-e-2d-advanced-hawkeye/
ワシントン発 — 米海軍および製造元のノースロップ・グラマンによると、E-2Dアドバンスト・ホークアイの大規模なアップグレード計画が重要な開発の節目をクリアし、20年代末までに最初の改修済みレーダー機を納入する準備が整った。
月曜日のプレスリリースで、海軍は「アドバンスト・ホークアイ」のブロックII改修計画が、新システムが期待される要件を満たすかを評価する「重要設計審査」に合格したと発表した。海軍によると、ブロックII計画には、コックピットの刷新、オープン・ミッション・システム・アーキテクチャ、演算能力の強化といった幅広い機能が含まれている。
「オープン・ミッション・システム・アーキテクチャを統合することで、本プログラムは現在および将来の部品陳腐化問題を解決し、迅速かつ非独自技術の導入を可能にする」と海軍はプレスリリースで述べた。さらに、コックピットと飛行システムの改良により「パイロットの作業負荷を大幅に軽減し、状況認識能力を向上させる」ことで、「乗組員が複雑な戦闘管理に集中できるようになる」と海軍は付け加えた。
E-2Dは、空母運用が可能な戦術空中早期警戒機であり、接近する脅威の探知する大型レーダーを搭載し、乗組員が戦闘中の他部隊を指揮・統制する。海軍のプレスリリースによるとブロックIIアップグレードは、「E-2Dが空中指揮統制の最重要な拠点であり続け、海上優位性を確保するため必要な強靭かつ決定的な優位性を提供する」ことを保証するものである。
海軍は、このアップグレードに関する飛行試験が2029会計年度に開始される見込みとしている。ノースロップはプレスリリースの中で、ブロックIIプロジェクトを「E-2Dの開発以来最も重要なアップグレード」と呼び、改良型は「20年代末までに」納入されると述べた。同社は、既存の機体の改修に加え、現在生産中の新機体にもブロックIIのアップグレードを組み込む。
「ブロックIIの重要設計審査の完了は、当社チームおよびパートナー各社の献身と専門知識の賜物である」と、ノースロップ副社長兼E-2Dプログラムマネージャーであるジャニス・ジルチが同社プレスリリースで述べた。
NAVAIRによると、E-2Dは主に空中指揮統制任務に従事しているが、空中攻撃、陸上部隊支援、救出作戦などの「同時進行任務」の調整も可能である。
国防総省(DoD)のファクトシート [PDF] によると、同機は最近、イランに対する「オペレーション・エピック・フューリー」において、爆撃機や戦闘機からヘリコプター、片道攻撃ドローン、駆逐艦、潜水艦に至るまで多岐にわたる米国の戦力と共に役割を果たした。国防総省は以前、空軍の同様のレーダー機プログラムである「E-7ウェッジテイル」を中止し、そのつなぎとしてE-2Dを追加購入する方針だったが、議員連がこの動きに難色を示したため、E-7の開発は再開された。
米国に加え、日本もE-2Dを運用しており、フランスは2027年に初の「アドバンスト・ホークアイ」を導入する見込みである。■
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