写真提供:アナベル・チー/ゲッティ
台湾がGDP比3%超の国防予算を確定した
Taiwan Finalizes Defense Budget Above 3% Of GDP
Aviation Week
Chen Chuanren
2026年8月18日
シンガポール発――台湾政府は2027年度予算として1.12兆台湾ドル(352億)の国防予算を承認した。台北当局が軍事力強化を加速させる中、国防支出がGDP比3%を上回るのは今回が初めてとなる。▼ウィリアム・ライ総統は、この予算が台湾の自衛能力を強化し、地域の安全保障に貢献するという決意を示すものであると述べた。▼予算案は2025年度の支出水準から16%の増加となり、5月に承認された250億ドルの防衛補正予算も含まれている。▼ただし、この補正予算額は、ライ政権が当初求めていた金額より約3分の1少ないものだった。▼議員らは別途、無人システムへの投資案を検討しており、関連法案は今月下旬に可決される見通しだ。▼2027年度予算は、台湾の「T-Dome」防空体制の一環に資金を充てるものと見られており、この体制は、国産地対空ミサイルシステム「チャン・コン(Strong Bow)」をはじめとする多層的な防空・ミサイル防衛システムを、他のレーダーや迎撃ユニットと統合することを目的としている。▼この予算承認は、台湾最大の年次軍事演習「漢光」の終了を受けて行われた。▼2026年の演習では、戦時下における軍および民間の回復力を検証するため、シナリオにない状況や、台湾のインターネットインフラへの妨害を模擬した訓練が組み込まれた。■
Chen Chuanrenは、『エイビエーション・ウィーク』傘下の『Air Transport World』誌の東南アジア・中国担当編集長で、『エイビエーション・ウィーク』のアジア太平洋防衛担当特派員でもある。
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