トランプ大統領の真価があまりにも評価されていない―ウクライナ戦争出口戦略では部分停戦が新たな「凍結状態」の紛争を生む
How the Ukraine War Ends: A Partial Ceasefire That Settles Into Another Frozen Conflict
最大規模の対ロシア制裁パッケージに署名した直後に、ディーゼル燃料供給の取り決めを打ち出したトランプ大統領、2つの行為が矛盾しているように見える。だが同じ目標に向けた別の手段として捉えれば、動きは理解できるが機能するかどうかは別の問題であり、正直なところ、おそらく機能しないだろう。
19fortyfive

トランプのウクライナ戦争戦略――苛立ちよりもインスピレーション: ドナルド・J・トランプ米大統領は、自身を第47代大統領に選出した選挙前から、将来に向けた2つの極めて重要な政策を決定していた。それは、自ら防衛できる自由で独立したウクライナを支持すること、そして戦争を終わらせる決意だった。それからほぼ3年が経過したが、両方の目標に対する大統領の核心的な決意には、依然として揺るぎないものがある。
トランプが大統領に就任して以来、ウクライナは4年にわたる戦争において、戦場上でかつてない強固な立場を確立した。モスクワはキーウに勝てない。プーチンは敗北した。
とはいえ、戦争の終結は相変わらず遠い夢に思える。トランプの最新の「エナジー停戦」の約束でさえ、すでに死んだも同然のようだ。大統領が苛立ちを募らせていると疑う人もいるだろう。もちろん、本人は苛立っている。トランプが「ばかげた戦争」と呼ぶこの事態をめぐり、プーチンとゼレンスキーの双方に対し、今もなお激しく非難し続けている。とはいえ、大統領の政策は、ホワイトハウスで彼が直面してきた多くの困難で厄介な問題と同様に苛立ちや怒りというよりは、革新と適応を反映している。トランプは困難な課題にこそ力を発揮する――この戦争は今後も彼の度量を試すことになるだろうから、それは良いことだ。
通説へ挑戦する
従来の考えでは、ロシアに対処する唯一の方法は強気の姿勢であり、プーチンのような人物に対する善意や妥協の姿勢は、弱さを露呈するか、あるいは不誠実さを隠すものと見なされるとされてきた。しかし今、私たちはレーガン・ゴルバチョフ首脳会談から40周年を迎え、ロナルド・レーガン大統領が米国の力と影響力を再確立した後、ロシア側に提案を行い、それが最終的に合意へとつながったことを思い起こさせられている。
もちろん、プーチンはゴルバチョフではない(実際、プーチンが最も比較されたくない人物こそがゴルバチョフである)。また、1980年代後半のソ連の状況は極めて深刻かつ独特なものだった。それでもなお、レーガンは、時には慣例を打ち破り、革新し、状況に適応することが、教条に頑なに固執するよりも良い結果をもたらすことを示したのだ。
国家安全保障の指導者としてのトランプは、ロナルド・レーガンに最も似ているという主張は成り立つ。もちろん、気質やレトリックの面ではなく、外交政策に対する現実主義的なアプローチへの共通のコミットメント、国益への鋭い焦点、「力による平和」への揺るぎない信念、そして友人や同盟国、パートナーが疑念や不信感から首を横に振るような状況であっても、大胆かつ「型破り」な行動を取る意欲という点においてである。
トランプが戦略的指導者としてレーガンを模倣するのは驚くことではない。1980年代のレーガンは、圧倒的な存在感と限りない野心を持つ、台頭しつつあったニューヨークの不動産業者にとって、理想的な「型破りな」ロールモデルだったからだ。
その結果、解決困難な問題に直面した際、現在の行動方針がどこにもつながらないと感じれば、トランプの本能が別の方法を試させるのも当然である。
トランプは当選前に、ウクライナ戦争を24時間で終結させられると宣言したことで有名だ。しかし、彼は常に重要な条件について言及することを怠っていた――それは、プーチンがウクライナに対する戦争を終結させることに同意してくれる前提だった。プーチンは同意しなかった。
トランプは、大統領執務室での最初の任期中に知っていたウラジーミル・プーチンと異なる人物と向き合わざるを得なくなった。それは、合理性や米国の力と影響力への敬意を遥かに超えたプーチンだった。
トランプは手を拱くことなく、「交渉の術」を模索し続け、NATO同盟国に対し、自国の防衛に投資するよう圧力をかけるために莫大な政治的資本を投じた。これにより、ヨーロッパは決して容易な獲物ではないことを、モスクワに決定的に知らしめた。この取り組みは実を結び、すべてのNATO加盟国が防衛費の増額にコミットしており、最近ワルシャワで発表された「勝利の理論(Theory of Victory)」計画は、同盟が手ごわい相手になったことを示している。一方、米国はNATOが管理する「ウクライナ優先要件リスト(Prioritized Ukraine Requirements List)」を通じて、ウクライナへの武器供給を維持している。
こうした取り組みは、西側の指導者が発するいかなる声明や行動より明確に、なぜプーチンが勝てないのかを示している。並行して、トランプはこの機会を捉え、中東のシリアやイランからラテンアメリカのヴェネズエラ、さらにはアフリカや北極圏に至るまで、あらゆる戦域においてロシアの勢力と影響力を徐々に削ぎ落としてきた。その一方で、大統領は米国の戦略戦力および通常戦力の近代化に向けて莫大な投資を指示している。実際、2年半余りの間に、トランプは「力による平和」という基盤を確立し、プーチンもこれを無視できなかったはずだ。
同時に、トランプは、双方を合意へと導くために、思いつく限りの特使の派遣、イニシアチブ、説得、強硬策をあらゆる組み合わせで試みてきた。実際、ウクライナ大統領は、まだ和平合意が成立していないとしても、それはトランプ氏の責任ではないと述べている。
苦悩から行動へ
トランプはトランプらしく、合意に至っていないからといって、合意への道を探し続ける努力を諦めてはいない。大統領は、戦場での勝利への道はないと正しく指摘している。では、人々がトランプの最新の投稿や声明、行動の「意味」を問うとき、彼はどのようなメッセージを送っているのだろうか?その答えは実に単純だ。トランプは戦略の変更を示唆しているわけではない。
彼は、同じ目的――殺戮と無差別な破壊を止めること――を達成するために新たな方法を試みているのであり、願わくば、永続的で持続可能な未来への土台を築こうとしているのだ。
大統領が常に新しい方法で課題に取り組もうとする姿勢の証拠は、至る所に見られる。ロシアに対して過去最大規模の制裁パッケージ(2026年リンジー・O・グラハム・ロシア・イラン制裁法)を盛り込んだ法律に署名しておきながら、直後にディーゼル燃料供給の提案を打ち出すなど、トランプにしかできないことだ。これらの行動を、あるがままに捉えるべきだ――それは戦術であって、戦略ではない。
それらは成功するだろうか? 否。それでも、大統領を批判するよりも、世界のどの指導者よりもこの戦争を終結させるために多大な努力とエナジーを注いでいる点で、彼を称賛すべきである。
戦争の行方
プーチンには達成不可能な目標がある。それは、ロシアが戦場で実質的な成果を上げるまで戦い続けることだ。現時点で、彼に唯一の実質的な優位性があるのは、ウクライナの民間人やインフラを執拗かつ容赦なく攻撃できる弾道ミサイルの脅威だけである。しかし、この能力に対抗する手段を、ウクライナはいずれ何らかの形で見つけ出す。一方でキーウは領土を奪還しているだけでなく、モスクワとの間で、互角の長期にわたる壊滅的な長距離攻撃を繰り広げている。
ロシア側は、ウクライナがもう一つの冬を乗り切れるかどうかを確かめようとしているようだ。彼らは乗り切るだろう。では、その先はどうなるのか?
現時点で最も現実的な結末は、エナジーと食料の輸出に関する停戦であり、それに続いて戦闘が激しさを落とし、紛争凍結状態へと移行することだ。おそらく、ロシアによるウクライナやNATOへのハイブリッド戦争や政治的戦争は続くだろう。
それがロシアのやり方なのだ。
これは最善の和平ではなくても、少なくとも第一歩にはなる。一方、トランプの特使は舞台裏で、また新たな合意をまとめようと奔走し続けている――それが成功するかは定かではない。
どうなるかは誰にも分からない。しかし、確実に言えるのは、米国大統領には、世界で最も粘り強い指導者として、世界で最も解決困難な戦争と対峙し続け、たゆまぬ努力を続けるためには、ヨブ(困難な中で信仰を貫いた)のような忍耐力とエナジャイザー・バニー(米国で誰もが知るCMキャラクター、乾電池で延々とドラムを叩く)のような活力が必要だ。■
著者について:ジェームズ・ジェイ・カラファノ博士
ジェームズ・ジェイ・カラファノは、国家安全保障の専門家で、25年間陸軍に在籍した退役軍人である。近著に『Cold Combat: Mountain Warfare in Italy and the Battle of San Pietro, 1943』および『Digital Dominance: Winning in a Socially Networked World』がある。19FortyFiveの寄稿編集者でもある。また、ヘリテージ財団では大統領上級顧問およびE.W.リチャードソン・フェローを務めている。
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