2026年10月28日水曜日

フランスは挫折したFCASに代わりACFとして独自開発を目指す―ドイツがGCAPに急接近中

 

フランスの次世代戦闘機「ACF」構想とGCAPへの影響

Aviation Weekのポッドキャスト番組「Check 6」が、急速に変化する欧州の次世代戦闘機開発プログラムや無人機協調システムの展望について議論を交わしているのでその内容を紹介します。

1. フランスの次世代機構想「ACF」とラファールからの移行

  • ACF(Avion de Combat Futur): フランスは2040〜2050年代を見据えたラファール後継機として「ACF」の検討を進めている。

  • ラファールF5の役割: ラファールF5仕様は単なる改修にとどまらず、エンジン、センサー、通信接続性能の強化、さらには無人機(CCA)との連携機能を備えたACFへの架け橋として位置づけられる。

  • 単独開発アプローチの課題: フランスは自国の主導権を維持した国家枠組みでの開発を優先し、他国を後から参加させる方式を検討中だが、単独開発に伴う財政・産業面での過重負担や、将来的な運用・輸出市場への影響が懸念されている。

2. GCAPとドイツの参加可能性

  • GCAPの現状: イギリス・イタリア・日本による共同開発プロジェクト「GCAP」に対し、ドイツが加わる可能性について議論がなされている。

  • 合流に向けた障壁: ドイツの参画は協力枠組みの拡大をもたらす一方で、産業界における作業分担(ワークシェア)の再調整や、開発スケジュールの遅延、過去の共同開発で課題となった武器輸出規制をめぐる政治的摩擦などが懸念材料となっている。

3. 無人機(CCA)および各国の関連プロジェクト

  • エアバスとドイツの取組: エアバスは「クレイトス・ヴァルキリー(Valkyrie)」で飛行試験を実施しており、自律型AIシステムの開発を進めているが、政府予算の確定が課題だ。

  • フランスのHyperion: フランスも独自に無人機・協調戦闘技術を推進する「Hyperion」プロジェクトを進めている。

  • 欧州各国の動き: 独自の動向を見せるスウェーデン、オランダ、ターキッシュ・エアロスペースが進めるトルコなどの最新動向のほか、スペインは政情の変化や機体選択肢の検討に伴い、今後の参加方針が不透明な状況にある。


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